解重合 セミナー
        
プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
容器包装材料の環境対応とリサイクル技術
 

<セミナー No.405233>


★ 分解過程における副生成物をどう処理するのか?
★ 解重合設備における物質収支、熱収支について解説!
★ 実用化へ向けた課題は?

【Live配信セミナー】

高分子材料のモノマー化、解重合反応と
ケミカルリサイクルの動向


■ 講 師


テクノリエゾン事務所 代表 今井 昭夫 氏

【ご略歴】
公益社団法人 高分子学会フェロー

■ 開催要領
日 時

2024年5月21日(火) 10:30〜1630

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【習得できる知識】
高分子材料のモノマー化技術の種類と特徴、解重合反応の基礎、ケミカルリサイクル技術の開発と社会実装化検討の実例、ケミカルリサイクル実証プロセスの設計の考え方、バイオケミカルリサイクル技術開発の状況、日欧米のリサイクル技術開発の動向

【講座の趣旨】
現代社会で大量に使用されている樹脂・ゴムなどの高分子材料は、消費後に適切な処理をされない場合には、海洋プラスチックゴミなど環境汚染の原因になって、社会問題となっている。また、原料資源の節減や、高分子材料生産におけるCO2発生量の低減の観点からも適正な循環使用が望まれている。各種の3R(Reduce,Reuse,Recycle)技術の開発も進められているが、循環使用材料の品質・性能の確保の観点から、ケミカルリサイクルが注目を浴びており、企業による技術実証も進展している。本講座では、このケミカルリサイクルの要素技術である解重合反応の基礎知識について解説するとともに、実証・工業化の進展状況についても紹介して、各種の高分子材料のリサイクルの手法の選定のための指針を提供する。

1.重合と解重合
 1.1 平衡重合と天井温度
 1.2 解重合と熱力学

2.ポリマーの熱分解と酸化
 2.1 炭化水素の熱分解
 2.2 ポリマーの熱分解
 2.3 電子線照射など物理的手法による分解収率の向上
 2.4 ポリマーの酸化分解と副生化合物

3.ポリマーの加水分解
 3.1 縮重合と解重合・・・化学平衡
 3.2 加水分解への触媒作用
 3.3 加水分解法によるモノマー回収収率の向上

4.ポリマーのバイオケミカルリサイクル
 4.1 酵素反応による物質変換
 4.2 既存化学反応プロセスの適用

5.ケミカルリサイクル実証プラントの設計の考え方
 5.1 予備処理(分離、前処理)装置
 5.2 解重合設備(物質収支、熱収支)
 5.3 モノマー回収・精留装置
 5.4 副生成分処理設備
 5.5 周辺立地環境への影響の考慮

6.実用化に向けた技術開発の動向
 6.1 化学メーカーによる検討
 6.2 石油(精製)メーカーによる検討
 6.3 その他の企業による検討
 6.4 大学・公的研究機関による検討

7.各国・地域におけるリサイクル技術・実証の動向

8.まとめとQ&A

 

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