SiC ウェハ セミナー
        
先端半導体製造プロセスの最新動向と微細化技術
セラミックス・金属の焼成、焼結技術とプロセス開発
 
<セミナー No.407401>

★デバイス特性に影響を及ぼす半導体表面の形態制御方法を学ぶ
★SiCウェハ表面を原子レベルで平坦にする新技術も詳解
【Live配信セミナー】
SiCウェハ
表面の構造・形態制御と超平坦化技術

■ 講師

早稲田大学 基幹理工学部 電子物理システム学科 教授 博士(工学) 乗松 航 氏

■ 開催要領
日 時 2024年7月11日(木) 13:00〜16:30
会 場 ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき49,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき44,000円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【本セミナーで学べること】
・SiCの結晶構造および表面形態の基礎
・SiC半導体表面形態の制御技術
・SiC表面におけるステップバンチング・アンバンチングとそのメカニズム


【講座概要】
SiCはパワーデバイス材料としての利用が急速に進んでいる。SiCの表面は、シリコンと炭素からなる高さ0.25 nmの層が積層した構造を持ち、表面の段差はその最小単位が0.25 nmとなる。このような段差をステップと呼び、ステップを含む表面形態の制御はデバイス特性に大きな影響を及ぼす。本講演では、SiCの構造・表面形態やその制御技術について述べた後、ステップバンチング現象と結晶成長、SiC表面におけるグラフェンやカーボンナノチューブの作製、ステップアンバンチング現象などについて紹介する。これらの現象や技術は、原子レベルで平坦な表面を効率的に得る技術として期待される。

1.半導体の結晶構造と表面形態
 1.1 半導体の結晶構造とバンドギャップ
 1.2 SiCの結晶構造とSiCパワーデバイス
 1.3 SiCの結晶学的方位とステップ・テラス構造
 1.4 結晶成長と表面形態

2.半導体表面形態制御方法
 2.1 機械研磨と化学機械研磨(CMP)
 2.2 酸化膜形成とフッ化水素酸によるその除去
 2.3 水素エッチング
 2.4 ステップバンチング現象
 2.5 SiCにおける2種類のステップバンチングとそのメカニズム

3.SiC表面へのグラフェン成長とステップバンチング
 3.1 SiC熱分解法によるグラフェン・カーボンナノチューブの成長
 3.2 SiCの結晶学的方位によるグラフェン成長の関係
 3.3 SiC表面形態とグラフェン電子物性の関係
 3.4 ステップバンチングに及ぼすグラフェンの影響

4.SiC表面のステップアンバンチング現象
 4.1 SiC表面のステップバンチング
 4.2 SiC表面のステップアンバンチング
 4.3 アンバンチングメカニズムの考察
 4.4 ステップアンバンチング現象の応用展開


【質疑応答】

SiC ウェハ 平坦化 セミナー