化学プロセスの省エネ・GHG削減セミナー|蒸留・熱回収・エネルギー最適化

                  
化工計算によるプロセス設計とスケールアップ
プロセスインフォマティクスにおけるデータ解析・モデリングと応用展開
<セミナー No610162(アーカイブ配信)>
【 アーカイブ配信】 (2026年9月29 Live配信の録画配信です)

GHG削減目標を実現するための、現場で実践できる省エネ技術  〜“どの技術を、どのプロセスに適用するか"が分かる

ヒートポンプ・DWC・熱統合・数理最適化  〜各技術の適用条件・限界を理解し、最適な手法を選択する


化学プロセスにおける
省エネ・GHG削減の考え方と実践

〜蒸留プロセス・熱回収・エネルギー最適化を中心に〜


■ 講師

東洋エンジニアリング(株) 先進技術ビジネス部 部長 若林 敏祐 氏

■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】
  2026年10月8日(木)まで申込み受付(視聴期間:10/8〜10/18)

受講方法

Zoomを利用した アーカイブ配信  ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき49,500円(消費税込/資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座主旨】

温室効果ガス(GHG)排出に対する圧力は日増しに高まっており、化学産業においても同様である。これは、化学産業が熱エネルギー多消費であり、その熱エネルギー源が化石燃料の燃焼熱であることが根底にある。バイオ原料、SAF、アンモニア・水素などへの取組みも盛んに行われているものの、このような取り組みには時間と莫大な費用が必要となる。2030年、或いは2035年までのGHG削減目標を達成するためには、大きなプロセス開発を伴う取り組みよりも、むしろある程度確立した技術に基づく省エネによるアプローチがより重要性を増してきた。
化学プロセスでは蒸留操作で消費されるエネルギーが多い一方で、蒸留操作を代替する分離単位操作は当面ない状況である。従い、蒸留を対象とした切り口での省エネについて解説・紹介する。
また、熱エネルギーの省エネを考えるとき、熱は他のエネルギーへ変換しようとすると効率が悪いため、高効率ヒートポンプ等の極めて優れた技術を用いることなどを除くと、プロセスの熱をそのまま他の熱エネルギー源として用いることが効率的である。このような観点で、どのように熱回収・熱統合を行えば良いのかについて最適化技術も含めて解説・紹介する。

【講座内容】

1.化学プロセスを取り巻く環境
 1.1 化学プロセスの省エネが何故、温室効果ガス削減に繋がるのか?
 1.2 化学プロセスの省エネの狙い目

2.省エネ蒸留技術
 2.1 蒸留の原理のおさらい
 2.2 省エネ蒸留技術の体系
 2.3 従来の省エネ蒸留技術の限界
  2.3.1 ヒートポンプ式蒸留
   (1)技術概説
   (2)従来のヒートポンプ蒸留技術の限界
  2.3.2 蒸留シーケンシング
   (1)技術概説
   (2)シーケンシングから考えるDividing Wall Column技術
   (3)DWCの適正な適用とは。本当にDWCで良いのか?
 2.4 実際に適用できる省エネ蒸留技術
  2.4.1 SUPERHIDIC
   (1)可逆蒸留操作とは
   (2)可逆蒸留操作 x ヒートポンプ = SUPERHIDIC
   (3)SUPERHIDICの商業プラント適用例
   (4)その他
  2.4.2 改良型Petlyuk塔

3.プロセスの熱統合・熱回収
 3.1 ピンチ解析
  (1) 技術概説
  (2) ピンチ解析の限界
 3.2 スチームのカスケード利用
 3.3 熱統合・熱回収例

4.数理最適化技術によるプロセス・用役系同時最適化(HERO)
 (1) 数理最適化とは
 (2) HEROの技術概説
 (3) HEROとピンチ解析の差
 (4) HEROの適用要領
 (5) HERO適用の実例

【質疑応答】

◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:省エネ、蒸留、プロセスエンジニアリング
学位:博士(工学)化学工学
略歴・活動・著書など:
 1994年 東洋エンジニアリング株式会社入社
 2013年 京都大学大学院 博士(工学/化学工学)
 2014年 日経地球環境技術賞 優秀賞
 2017年 エンジニアリング協会エンジニアリング功労者賞
 2018年 省エネ大賞(経済産業省大臣賞)
 2018年 化学工学会技術賞
 2018年,
 2022年 石油学会技術進歩賞