防曇 ヘイズ セミナー

        
≪ガラス代替へ向けた≫ 透明樹脂・フィルムへの機能性付与と応用技術
光学樹脂の屈折率、複屈折制御技術
 
<セミナー No.802433>

★なぜ「曇り(曇化)」が発生するのか? 材料表面の濡れ性との関係は? 

★親水性、撥水性、疎水性、吸水性、、、どのような表面設計が防曇処理に適切か? 長寿命化のためには?

「曇り」のメカニズム、
防曇表面の設計とヘイズ評価


■ 講師
1. (国研)産業技術総合研究所 構造材料研究部門 材料表界面グループ 研究グループ長 博士(工学) 穂積 篤 氏
2. ライオン(株) 生産技術研究本部 プロセス技術研究所 椛島 真一郎 氏
3. 東京都市大学 工学部 准教授 博士(工学) 藤間 卓也 氏
4. 協和界面科学(株) 技術部 研究課 平野 大輔 氏
■ 開催要領
日 時

平成30年2月19日(月) 10:00〜17:00

会 場 [東京・五反田] 技術情報協会 8F セミナールーム
聴講料

1名につき60,000円(消費税抜き・昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円(税抜)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
           詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00〜11:30】

1.曇りのメカニズムと濡れ性制御(親水・撥水化)による防曇性付与技術

(国研)産業技術総合研究所 構造材料研究部門 材料表界面グループ 研究グループ長 博士(工学) 穂積 篤 氏

 

【講座概要】

透明基材表面に微小水滴が形成すると“曇化(曇り)”が発生する。曇化を防止する防曇処理は,安心・安全,快適性,機器の信頼性や効率化の観点から,我々の日常生活において極めて重要な表面処理の一つである。
本講演では,曇りを濡れの観点から考え,表面をいかにデザインするか? 親水,撥水処理のいずれが好ましいのか?これまでの研究事例を紹介しながら,分かりやすく解説する。


1.濡れの基礎
 1-1 静的接触角
 1-2 Youngの式
 1-3 Wenzelの式
 1-4 Cassieの式
 1-5 動的接触角/接触角ヒステリシス/転落角


2.防曇処理の研究事例
 2-1 曇りのメカニズムと濡れ性制御の重要性
 2-2 撥油化
 2-3 撥水/超撥水化
 2-4 親水/超親水化
 2-5 その他


3.最新の研究事例
 3-1 自己修復機能を有する透明防曇皮膜

4.まとめと今後の展開

【質疑応答】


【12:10〜13:40】

2.プラスチック・ガラス表面の親水化技術と防汚・防曇性付与への応用

ライオン(株) 生産技術研究本部 プロセス技術研究所 椛島 真一郎 氏

 
【講座概要】

1%以下の低濃度の高分子水溶液と接触させるだけで対象とするプラスチックやガラス表面にナノレベルの吸着層を形成し、簡単・迅速に表面を親水化させる技術について紹介する。
処理する基材の表面物性に合わせた親水化高分子の設計法、および防汚性や防曇性といった実使用を想定した表面の機能評価について述べる。



1.表面改質技術の分類と事例

2.プラスチックやガラス表面が曇る現象について

3.表面を親水化させる表面改質技術 〜洗浄と同時に洗浄面を親水化〜
 3.1 高分子の吸着による表面改質
 3.2 高分子設計のポイント 〜両性両親媒性高分子〜


4.表面改質高分子の合成

5.FRP用表面改質高分子の合成と吸着表面性状
 5.1 高分子の組成とFRPへの吸着量、および吸着表面性状
 5.2 高分子吸着表面の防汚性能評価
 5.3 防汚性能発現機構について


6.ガラス用表面改質高分子の合成と吸着表面性状
 6.1 ガラス用表面改質高分子の合成
 6.2 高分子吸着表面の防曇性能評価
 6.3 防曇性能発現機構について


7.今後の展望 〜長寿命化に向けた超分子技術〜

【質疑応答】


【13:50〜15:20】

3.階層性ナノ多孔層による超親水性ガラス表面とその防曇効果

東京都市大学 工学部 准教授 博士(工学) 藤間 卓也 氏

 
1.階層性ナノ多孔層(HNL)ガラス
 1-1 HNLの構造
 1-2 HNLの形成
 1-3 HNLの化学組成


2.HNLによる機能性表面
 2-1 光反射防止(AR)性
 2-2 長寿命超親水性
 2-3 超親水性の発現メカニズム
 2-4 防汚、セルフクリーニング性
 2-5 防曇性


3.HNLガラスの応用展望

【質疑応答】

【15:30〜17:00】

4. 防曇性評価装置を用いた曇り度合いの評価

協和界面科学(株) 技術部研究課 平野 大輔 氏
 

【講座概要】

 昨今, 様々な防曇技術が開発されているが, JIS規格でも官能評価が主で, 客観的・定量的な評価はなされていない。それは, 曇り度合いを定量的に評価する方法(装置)がなかったことが大きな要因ではないかと推察している。
 当社が新たに考案した評価方法は、 “遠くの景色がはっきり見えるかどうか?”という観点から曇っていく過程の評価(防曇性評価)と, 今まで評価することができなかった曇った状態から晴れていく過程の評価(除曇性評価)を客観的・定量的に見ることができる。
装置の測定原理や評価方法, 4種類の試料を測定し, 各々の防曇性・除曇性評価, そしてコーティング膜の持続性評価について紹介する。


1.防曇評価の現状と規格

2.新たな防曇性評価装置の考案

3.測定原理

4.防曇性評価方法の紹介
 4-1 明暗解析法
 4-2 輪郭解析法
 4-3 画像圧縮解析法


5.画像圧縮解析法を用いた防曇性評価例

6.4種類の試料を用いた測定例
 6-1 防曇性評価
 6-2 除曇性評価
 6-3 持続性評価

【質疑応答】

 

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