電子図書館TOP
 
 
書籍一覧 | 化学・エレクトロニクス系書籍一覧 | 医薬品・医療機器・食品系書籍一覧 | 雑誌一覧

〜高機能・付加価値・差別化〜
化粧品開発プロセス全集

The Complete Works of Cosmetics Development Process
〜Advanced Faunction, Added Value, Discrimination〜
■ 執筆者(敬称略)
(株)資生堂
A.C.Eビューティーサイエンス研究所
コスメディ製薬(株)
コスメディ製薬(株)
ポーラ化成工業(株)
(株)資生堂
(株)ヤクルト本社
(株)ヤクルト本社
花王(株)
ポーラ化成工業(株)
ポーラ化成工業(株)
(株)カネボウ化粧品
(株)コーセー
小又 昭彦
塚田 弘行
神山 文男
権 英淑
森 福義
針谷 毅
吉川 聡
齊藤 尚仁
石田 耕一
酒井 裕二  
ご担当者
ご担当者
水鳥 洋一
花王(株)
(株)資生堂
ホーユー(株)
(株)ダリヤ
ビタミンC60バイオリサーチ(株)
(株)アイティーオー
東京警察病院・アベニュー六本木クリニック
県立広島大学
日本ロレアル(株)
花王(株)
広島国際大学
ポーラ化成工業(株)
(株)日本カラーデザイン研究所
(株)ジェイズボーデ
奥田 真介
植村 雅明
山本 敏彦
鬼頭 直志
笹川 愉美子
伊東 忍
寺島 洋一
三羽 信比古
鈴木 高弘
山崎 律子
柳瀬 徹夫
佐藤 孝
稲葉 隆
戸木 純
■ 目  次
第1章 化粧品における法規制の現状とグローバリゼーション

第1節 化粧品の法規制の現状とハーモナイゼーションの課題  

 1. はじめに
 2. 主要各国の法規制の概要
 (1)日米欧の化粧品規制
 (2)中国・台湾・韓国における化粧品規制
 3. 国際的なハーモナイゼーションの流れと現状
 4. 国際的なハーモナイゼーションの課題
 (1)規制のローカライゼーション
 (2)EUにおけるREACH規制

第2節は著作権の都合上、掲載しておりません


第3節は著作権の都合上、掲載しておりません

 

第2章 有用性化粧品開発における皮膚の計測・試験・評価技術

第1節 皮膚特性に関する測定・試験・評価
 
 1. 皮膚の保湿性
 (1)角質層水分測定
 (2)外環境変化と角質層水分量(スキコン−100)
 (3)加齢変化と角質層水分量(スキコン−100)
 
 2. 皮膚の柔軟性
 (1)皮膚柔軟性測定
 (2)加齢変化とUa/Uf(キュートメーター)
 
 3. 皮膚のバリアー機能
 (1)皮膚バリアー機能の測定
 (2)外環境変化とバリアー機能(TEWL)
 (3)加齢変化とバリアー機能(TEWL)
 
 4. 皮脂分泌機能
 (1)皮脂分泌の測定法
 (2)外環境と皮脂量(オスミウム酸ろ紙法)
 (3)加齢変化と皮脂量(オスミウム酸ろ紙法)
 
 5. 皮膚色
 (1)皮膚色の測定
 (2)外環境変化と皮膚色
 (3)加齢変化と皮膚色

第2節 皮膚状態に関する測定・試験・評価
 
 1. 肌荒れ
 (1)肌荒れ(乾燥)の状態
 (2)肌荒れ(乾燥)の原因
 (3)肌荒れ(乾燥)の測定法
 
 2. しわ
 (1)しわの状態
 (2)しわの原因
 (3)しわの測定法
 
 3. たるみ
 (1)たるみの状態
 (2)たるみの原因
 (3)たるみの測定法
 
 4. くすみ
 (1)くすみの状態
 (2)くすみの原因
 (3)くすみの測定法
 
 5. 美白
 (1)しみ・そばかすの状態
 (2)しみ・そばかすの原因
 (3)美白(しみ・そばかすの改善)効果の測定法
 (4)美白剤の評価結果

第3節 有用性化粧品開発における経皮吸収評価のポイント
 
 1. 経皮吸収メカニズム
 (1)経皮吸収過程
 (2)経皮吸収速度
 (3)経皮吸収に影響する要因
 (4)剤形による経皮吸収への影響
 2. 経皮吸収評価の現状
 (1)評価法
 (2)OECDの経皮吸収試験ガイドライン
 3. 皮膚モデル
 (1)分類と特徴
 (2)皮膚の調整法
 4. 経皮吸収評価用関連装置
 (1)皮膚処理用装置
 (2)拡散セル
 (3)評価用試験装置

第4節 動物実験代替法をふまえた化粧品製剤および化粧品原料の安全性評価
     〜各種試験の実施ポイント〜
 
 1. はじめに
 2. 動物実験代替法による安全性評価について
 3. 単回投与毒性試験
 4. 皮膚一次刺激性試験
 5. 連続皮膚刺激性試験
 6. 光毒性試験
 7. 皮膚感作性試験
 8. 光感作性試験
 9. 眼刺激性試験
 10.ヒトパッチテスト試験
 (1)パッチテスト被験者
 (2)パッチテスト実施部位
 (3)判定・評価
 (4)パッチテストユニット
 (5)コントロール
 11.まとめ

第5節 化粧品および化粧品成分の安全性情報・データの読み方について
 
 1. はじめに
 2. 化粧品原料の安全性評価
 (1)原料についての安全性評価について
 (2)評価原料の選定
 (3)単回投与毒性
 (4)皮膚一次刺激性
 (5)連続皮膚刺激性
 (6)光毒性
 (7)皮膚感作性
 (8)光感作性
 (9)眼刺激性
 (10)ヒトパッチテスト
 3. まとめ

第6節 敏感肌用化粧品の有用性評価
 
 1. 敏感肌について
 2. 敏感肌用化粧品の基本的な考え方
 3. 敏感肌用化粧品の安全性
 4. 敏感肌特有の皮膚生理特性
 (1)皮膚のバリア機能の低下
 (2)角層中IL-1ra/IL-1α ratio
 (3)角層細胞の形態学的特徴
 (4)アトピー性皮膚炎と皮膚常在菌叢
 (5)コーニファイドエンベロープ
 (6)スティンギングテスト
 (7)美容皮膚科領域と敏感肌化粧品
 5. 敏感肌評価の今後

第3章 各製品別・高機能性化粧品の最新開発動向と技術特徴(有用性評価)

第1節 スキンケア化粧品(概論)
 
 1. 製品レベルにおける有用性評価のポイント
 (1)化粧品・医薬部外品における「製品レベル」の有用性とは
 (2)総合評価としての有用性評価
 (3)製品レベルの評価とは複雑系での評価
 
 2. 有用性評価実施のポイント
 (1)試験計画立案の重要性
 (2)効率の良い官能評価方法の実施
 
 3. スキンケア化粧品の有用性評価 〜アイテム別のポイント〜
 (1)洗浄料
 (2)化粧水
 (3)エマルション(保湿クリーム・保湿乳液)
 (4)美容液
 (5)パック、マッサージ

第2節 スキンケア化粧品(製品毎の事例)
  
  第1項 皮膚洗浄料 
  
  第2項 エマルション化粧品(エマルション膜評価)
  1. 保水効果と閉塞効果の両立
   @保水効果と閉塞効果を高めるエマルション膜設計
   A親油領域への水の分散
   B親水領域の構造強化
   C保水効果と閉塞効果の評価
   Dエマルション膜の状態観察
   E連用評価
   2. 使用感の向上
   @閉塞効果と使用感を高めるエマルション膜設計
   A乳化剤の検討
   Bアルギン酸PGAを活用したエマルションの安定化
   Cエマルション膜の状態と使用性評価
  
   第3項 パック
   @はじめに
   Aパックの種類と機能
   Bパック剤の成分
   C製品毎の事例
   ・保湿用ピールオフパック
   ・小じわ用含水ゲルパック(シート状)
   ・角栓除去用ピールオフパック(シート状)
   Dおわりに

第3節 ファンデーション
 
 1. 化粧仕上がり
 (1)ソフトフォーカス効果
 (2)素肌感
 2. 表情や印象に与える影響
 3. 演色性
 (1)フォトクロミック性
 (2)カラー写真の白浮対応ファンデーション
 4. 化粧持ち
 (1)濡れ性の改良(撥水、撥油処理)
 (2)皮脂の吸収
 5. 紫外線防御効果
 6. 保護機能
 7. まとめ

第4節 ポイントメイク化粧品
  
  第1項 口紅
   @口紅の品質
   A口紅の品質特性の評価
   ・仕上がり品質
   ・官能品質
   ・機能品質
  
  第2項 マスカラ製品
   @マスカラ製品概論
   ・マスカラの化粧効果
   ・マスカラに使用される原料
   ・マスカラの製品剤型
   ・マスカラに使用される主な製造機器
   ・微生物汚染対策について
   A素材から見たマスカラ製品における従来技術とトレンドについて
   ・繊維
   ・樹脂
  
  第3項 ネイルエナメル
   @構成成分
   A求められる機能と最近の技術動向

第5節 頭髪関連化粧品
  
  第1項 シャンプー、コンディショナー(リンス)
   @シャンプー
   ・基本的な特徴と配合成分
   ・機能分類
   ・シャンプーのダメージケアおよび補修技術
   ・シャンプーの有用性評価
   Aコンディショナー(リンス)
   ・基本的な特徴と配合成分
   ・機能メカニズム
   ・コンディショナーのダメージケアと補修技術
   ・コンディショナーの有用性評価
  
  第2項 ヘアスタイリング剤
   @ヘアスタイルの変遷とヘアスタイリング剤の技術特徴
   ・男性ヘアスタイルトレンドと主要ヘアスタイリング剤
   ・女性ヘアスタイルトレンドと主要ヘアスタイリング剤
   A各種ヘアスタイリング剤(ヘアワックスを除く)の特徴と機能
   ・ポマード/ヘアスティック
   ・ヘアリキッド
   ・ヘアジェル
   ・ヘアスプレー/ヘアミスト
   ・ヘアフォーム(ヘアムース)
   Bヘアワックスの特徴と最新の開発動向
   ・ヘアワックスの特徴と技術的背景
   ・ヘアワックスの最新の開発動向
   Cヘアスタイリング剤の有用性評価
   ・セット力の評価法
   ・セット保持力の評価法
   ・毛髪のツヤ
   ・毛髪のフレーキング
  
  第3項 ヘアカラーリング剤
   @はじめに
   A最近10年の酸化染毛剤の開発動向
   ・エアゾール2連缶クリームタイプ
   ・塗布具一体型二重構造アプリケーター
   ・既染毛用の酸化染毛剤
   ・低臭・無臭タイプの酸化染毛剤
   ・スクイズフォーマーのアプリケーター
   B酸化染毛剤の製品開発および有用性評価におけるポイント
   ・色調設計におけるポイント
   ・毛髪損傷評価法の最新技術
   ・刺激感評価法の最新技術
   ・酸化染毛剤の今後の課題
  
  第4項 脱色・脱染剤
   @市場動向
   A脱色・脱染剤の分類
   B脱色・脱染剤のメカニズム
   C現在の脱色剤の問題点
   D脱色剤の技術動向
  
  第5節 第5項は著作権の都合上、掲載しておりません
  
  第5節 第6項は著作権の都合上、掲載しておりません

第4章 官能評価を使った使用感評価

第1節 官能評価と商品開発プロセス
 
 1. 官能評価と商品開発プロセス
 (1)官能評価の調査スタイル
 (2)官能評価とは
 (3)使用感評価の基本フレーム〜シミュレーションモデルとしての使用感評価
 (4)目的を明確化させること
 (5)業務モデルとしての使用感評価の進め方
 2. 商品開発における官能評価の役割
 (1)分析と嗜好
 (2)官能評価の目的
 (3)開発ステップと官能評価の目的

第2節 官能評価の活用法
 
 1. 官能評価手法概説
 (1)識別試験法
 (2)尺度又はカテゴリーを用いる試験方法
 (3)分析形試験法又は記述的試験法
 2. 化粧品開発における官能評価手法
 (1)評価項目
 (2)尺度
 (3)評価方法
 3. 商品開発プロセスと官能評価の活用
 (1)商品開発プロセスに見る官能評価の役割
 (2)プロセス別の評価方法

第3節 官能評価試験の実施方法
 
 1. 官能評価試験の設計
 (1)基本的な流れ
 (2)各段階別の基本的な動き
 2. 質問票(アンケート用紙)の設計
 (1)優れた調査票(アンケート用紙)とは
 (2)作成の手順
 (3)作成の準備
 (4)調査票の作成
 (5)調査票の試行
 (6)調査票の検証
 3. 結果の考察
 (1)基本的な考え方
 (2)手順
 (3)目的を見失わないこと
 4. 実施における問題点
 (1)シミュレーションモデルとしての問題点
 (2)官能評価としての問題点
 (3)ルーチン化した手法に関する問題点
 (4)問題点の克服方法

第4節 パネル選定と教育
 
 1. パネルを集団として考える
 (1)官能評価におけるパネルとは
 (2)パネルを特徴付ける要因
 (3)一般パネルに関する留意点
 2. パネルを構成する人を考える
 (1)人が与える官能評価への影響と対応
 (2)能力・知識
 (3)使用経験
 (4)肌質
 (5)性格
 3. どのようにパネルの構成をしていくか
 (1)パネル編成をしておく重要性
 (2)専門パネル(分析型パネル)の選定と維持管理
 (3)一般パネル(嗜好型パネル)の選定と維持管理


第5章 使用感の計測技術とレオロジー評価

第1節 使用感の計測技術と機能改良のポイント
 
 1. メイクアップ製品の使用感
 2. 使用感の機器計測
 (1)粉体製品の使用感
 (2)使用感の計測方法
 (3)使用感と素材
 3. 機器計測に基づく使用感の改良
 (1)固形成型品の硬度と使用感
 (2)固形成型品の硬度とメイク機能

第2節 化粧品製剤におけるレオロジー評価 〜製品事例をふまえて〜
 
 1. レオロジーに関する基礎知識
 (1)非線形粘弾性
 (2)線形粘弾性
 (3)レオロジー測定方法
 2. 化粧品製剤のレオロジー評価
 (1)非線形粘弾性測定〜使用感触評価
 (2)線形粘弾性〜使用感評価 安定性評価

第6章 (付加価値向上のための)化粧品高級感演出における各種ポイント

第1節 感性工学の手法を用いた高級感の評価とモノづくり
 
 @高級感について
  ・高級感の考え方
 A高級感を作り出す工学、感性工学
  ・感性工学とは
  ・高級感評価と感性工学の方法
 B高級感と高品質感
  ・高級感、高品質感は評価性尺度
  ・イギリス人の高品質感・高級感、フランス人の高品質感・高級感

第2節 高級感を演出する香りのトレンドと開発 〜香りにおける高級感とは〜
 
 @香りにおける高級感のイメージパターン
  ・香りの場合、高級感を感じる個人差が大きい
  ・個人の体験、興味、価値観によって高級感のイメージが違う
  ・香りの場合、民族性、人種性による食に伴う文化の違い
 Aどのような香りが高級感を表現できるのか
  ・日本の香りはセンシティブ
  ・オレンジの香り
  ・香水の支持率
  ・年齢層による高級感の違い
  ・香りに関する化粧品以外の他社の試み
 B目的・狙いに合った高級感のある香りの表現とは(ターゲット選定)
  ・化粧品によって賦香の仕方が違う
  ・弊社の香りに対する付加価値と高級感の試み
  ・香りで勝負
  ・高級感の演出
第3節 高級感を演出するためのカラー/色彩表現のポイント
 
 @ボトル、パッケージにおける高級感
 Aカラーの見方・効果的な整理の仕方
 B高級感をあらわす基本カラー
 C高級感と質感
 Dカラー・イメージの的確なとらえ方

第4節 「高級」を生み出すブランド構築のポイント
 @「高級」を構成するファクター
 A「高級」を生み出すブランディング
 B「富裕層」研究から「高級」を生み出すキーワードを抽出
  ・価格
  ・品質
  ・機能
  ・背景