第1節 ヒト細胞培養加工装置に係る開発ガイドラインの動向
1. 製造工程の機械化と自動化
2. 培養加工装置に関する開発ガイドラインの経緯
3. 細胞培養加工装置開発ガイドラインの実務解釈
4. 培養加工装置の設計と工程資材の要求事項
第2節 細胞培養技術・機器・装置開発へのニーズと細胞の基礎
1. 再生医療に関連する細胞培養の基礎,課題および技術的ニーズ
2. 培養細胞への物理的操作技術・装置
2.1 培養細胞への代表的物理操作技術と課題
2.2 個別細胞,小コロニー,細胞群への力学操作技術開発例
3. 細胞の増殖培養促進技術・装置
3.1 再生医療における必要細胞数と自動増殖培養装置開発の現状および課題
3.2 動的力学刺激を援用するiPS 細胞の増殖培養促進技術開発例
4. 細胞の分化誘導培養促進技術・装置
4.1 iPS 細胞の目的細胞への分化誘導培養の現状と課題
4.2 動的力学刺激を援用するiPS 細胞の分化誘導培養促進技術開発例
5. 3次元細胞組織の構築培養促進技術・装置
5.1 3次元細胞組織構築培養の現状と課題
5.2 3次元足場と動的力学刺激を融合した3 次元細胞組織構築培養技術開発例
第3節 三次元細胞塊培養容器から応用展開される実験メソドロジーの構築
1. マイクロウェル型の三次元細胞塊培養容器
2. シングルセルカルチャー
3. 巨大サイズと筒状構造の組織体形成容器
4. 底面ボトム材質の異なる培養容器
5. ドッキング・マイグレーション・パターニング培養容器
6. インサートデバイス培養容器
7. その他のデバイス容器
第4節 三次元ゲル培養からの形態情報を用いた細胞塊自動選別装置の開発
1. 光分解性ゲルを用いた三次元培養系からの細胞分離
1.1 光分解性ハイドロゲルの合成と性質
1.2 光分解性
2. 画像から得られる細胞形態情報に基づく細胞分類
2.1 細胞画像解析のための諸条件
2.2 細胞形態情報(形態指標)
2.3 細胞形態情報を用いた細胞分類
3. 自動細胞塊分離装置
3.1 三次元培養の専用培養容器
3.2 選別装置の概要
4. 細胞分離の実例
4.1 手動操作による細胞分離の実施例
4.2 自動細胞塊分離装置による細胞分離の実施例
4.3 がん細胞を用いた細胞分離の実施と解析例
第5節 細胞培養関連機器に求められる機能と製品像
1. 細胞培養に必要な機器
1.1 細胞培養環境を整える機器
1.2 細胞培養に使用する機器
1.3 細胞培養の管理のための機器
2. 細胞培養関連機器に求められる機能
2.1 清浄度を維持するための機能
2.2 交差汚染(クロスコンタミネーション)など汚染を防ぐ機能
2.3 実験者の負担を軽減する機能
3. 細胞培養関連機器に求められる製品像
3.1 細胞培養規模によって変化する関連機器の製品像
3.2 製品種によって変化する関連機器の製品像
3.3 将来の細胞培養を担う関連機器の製品像
第6節 初代培養とオープンイノベーション
1. なぜ今,残余検体の利用が重要か
2. わが国の残余検体利用の現状
2.1 リソース側の問題点
2.2 ユーザー側の問題点
3. 今なぜ生細胞利用システムが必要か
4. 生細胞利用のオープンイノベーションに必要なこと
第7節 超音波振動を用いた細胞培養技術
1. 遺伝子導入への応用
2. 細胞の成長促進への応用
3. 細胞組織の形成への応用
4. 音響流を用いたスフェロイドの高速形成
第8節 画像取得・解析技術を用いた培養工程の安定化
1. 細胞画像情報の生産プロセスにおける重要性
2. 細胞形態情報の取得と解析を担うテクノロジー
2.1 「目を向ける=撮影」技術の理解
2.2 「見極める=認識」技術の理解
2.3 「判断する=評価」技術の理解
3. 細胞画像を用いた培養工程管理
3.1 リアルタイムな画像データの活用:形のパターンデータ
3.2 リアルタイムな画像データの活用:経時的トラッキングデータ
第9節 培養技術・機器・装置開発でのニーズを元にした製品開発と産学連携
1. 情報提供・PR
1.1 再生医療サポートビジネス懇話会
1.2 再生医療ビジネスシンポジウム
1.3 再生医療の全体像を見わたせる分かりやすい解説講座
2. モノづくり
3. 事業創出
3.1 プロジェクト創出
3.2 理化学機器・医療機器モール−リカモ
4. 産学連携で開発した製品紹介
4.1 遠沈管ドライサーモリザーバー
4.2 三次元形状 生体組織細断装置
4.3 マイキャニスタ
4.4 引っかかりのない遠沈管ラック
第10節 細胞組織加工製品の製造の現状と装置開発へのニーズ
1. セルプロセッシングセンター
1.1 バイオロジカルクリーンルーム
1.2 無菌もしくはそれに近い環境を実現する手段
2. セルプロセッシングアイソレータ
2.1 アイソレータ
2.2 無菌環境を実現する手段
2.3 セルプロセッシングセンター(CPC)とセルプロセッシングアイソレータの比較
2.4 セルプロセッシングアイソレータの今後
3. 自動培養装置
3.1 CPC 設置型自動培養装置
3.2 セルプロセッシングアイソレータ型自動培養装置
第11節 3次元組織を用いた自動スクリーニングシステムの開発
1. 3次元浮遊回転培養による多数組織の構築
2. 手培養によるスクリーニングプロセス
3. ピックアッププロセス
4. 粉砕プロセス
5. 自動スクリーニング装置と手培養との比較
第12節 これからのリアルタイム生細胞解析システムに求められる条件
1. 培養液自動交換装置の構築:ANSI/SBS
規格適応の装置デザイン
2. チューブレスの送廃液を可能とする流路内臓シリコーンプレートの設計
3. IncuCyte S3 生細胞解析システム: 安定した環境で細胞を観察できる
4. ANSI/SBS 規格対応装置への設置適合性の確認
5. タイムラプス観察中の薬剤投与と培養液交換
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