第1節 フィルムによる包装工程におけるトラブル対策
1.フィルムの加工性能
2.加工性と厚み斑
3.曲げ剛性と包装機械適性
4.曲げ剛性の計算法
5.曲げ剛性計算時の注意
6.曲げ剛性と包装機械適性
第2節 フィルム延伸における分子配向技術
1.繊維・フィルムの延伸工程
1.1 伸長変形
1.2 自由表面
1.3 フィルム延伸
2.延伸条件と構造および物性
2.1 延伸形態
2.2 延伸温度
2.3 延伸応力・延伸速度・延伸倍率
3.延伸による構造制御
3.1 配向要素と配向形態
3.2 配向度
3.3 延伸による分子配向
3.4 配向結晶化
第3節 二軸延伸フィルム成形の延伸性、厚み制御と評価技術
1.二軸延伸成形
1.1 二軸延伸の成形挙動
1.2 二軸延伸試験機による延伸性評価と材料設計
第4節 延伸プロセスにおける分子配向過程の可視化、解析技術
1.引張試験
2.顕微IR
3.延伸過程の顕微IR測定
4.延伸配向によるIRスペクトルの変化
5.2T2D相関マッピング
6.顕微IRと2T2D相関マッピングを活用した分子配向過程の可視化
第5節 高速フィルム、シート成形のための連続プレス装置の開発
1.フィルムやシートのプレス加工の要点
2.圧力をかける仕組み
3.温度をかける仕組み
4.生産機計画上のチャレンジ
5.誘導加熱の応用
6.加工スピードの向上
7.更なる高みへ
第6節 プラスチックフィルムの表面処理・改質技術
1.各種表面処理法
1.1 コロナ放電処理
1.2 低圧プラズマ処理法
1.3 大気圧プラズマ処理
1.4 紫外線処理
1.5 火炎処理
1.6 シランカップリング剤処理
1.7 グラフト化
1.8 オゾン処理
2.表面処理による分子構造の変化
第7節 ダイコーティングの基礎理論とトラブル対策
1.ダイコーティングの流れ
1.1 ダイ先端の流れ
1.2 基礎流体理論による流れの数式化
1.3 表面張力に対するLeeらの考察
1.4 表面張力に対するHigginsとScrivenの考察
1.5 表面張力に対するCarvalhoの考察 =拡張領域=
1.6 ダイ先端の流れに基づくオペレーティングウィンドウ
2.ダイライン欠陥に関する対策
2.1 オペレーティングウィンドウによる対策
2.2 異物欠陥によるダイライン、スジ欠陥
2.3 気泡対策
第8節 Roll To Rollプロセスで高品質な塗膜を得るためのウェブハンドリングと塗工の連携
1.計量方式と塗られる膜厚
2.塗工方式
3.スロット塗工
3.1 ギャップ変動による膜厚ムラ
3.2 テンションド・ウェブ方式
3.3 フィルムの巻き芯跡対策
3.4 幅エッジ要因
4.ロール塗工
4.1 キス方式(テンションド・ウェブ)
4.2 バー塗工方式
4.2.1 段ムラの回避策
4.2.2 バー芯金の作り方
4.2.3 受け座の形状
4.2.4 駆動系
4.2.5 カップリング(軸継ぎ手)
第9節 フィルム製膜とドローレゾナンス現象の抑制
1.フィルム製膜
2.ドローレゾナンス現象と低減対策
2.1 ドローレゾナンス現象とは
2.2 流体モデルとドローレゾナンスの関係
2.3 ドローレゾナンス現象の本質と抑制策
第10節 フィルム乾燥装置の設計と品質の向上
1.フィルム乾燥工程で注目すべき品質課題
1.1 材料の乾燥メカニズム
1.2 乾燥装置の具体的設計指針
1.3 さまざまな乾燥品質トラブルの具体的な対応策
2.“実践的乾燥装置設計”とは
第11節 ハイブリッド洗浄機、スプライス装置、塗工装置の開発
1.ハイブリッドフィルム洗浄機によるフィルム洗浄技術
2.最短0.5秒で繋ぎ合わせし生産性アップ!ハイブリッドスプライス装置
3.カセットチェンジで塗工方式を変更できる塗工装置
第12節 乾燥プロセスにおけるムラの対応策
1.塗膜の形成
2.乾燥プロセスにおけるエネルギー変化
3.溶剤の拡散モデル
4.熱処理による塗膜の硬化
5.減圧(真空)乾燥
6.スピン乾燥
7.乾燥むら
第13節 赤外線照射によるフィルムの乾燥と熱ダメージの抑制
1.従来型の赤外線加熱炉
2.近赤外選択ヒータの原理
3.空間構成
4.NIRシステムによる乾燥効果検証例
4.1 冷風との併用による低温乾燥
4.2 厚膜塗布乾燥時の表面円滑化
4.3 LiB正極材の密着強度向上 (バインダーマイグレーション低減)
5.NIRヒータと加熱装置のスペック
5.1 ヒータスペック
5.1.1 ヒータ全長,発熱長長さ, 外形
5.1.2 構造
5.1.3 電気
5.1.4 冷却空気
5.2 加熱装置
5.2.1 LiB製造工程
5.2.2 火災・爆発への配慮
6.今後に向けて
7.解析技術
第14節 表面張力計を用いた塗膜の評価手法
1.泡膜(液体膜)評価方法と測定原理
1.1 ロスマイルス法
1.2 ラメラ長測定
2.新たな液膜安定性評価方法の提案と検証
2.1 液膜安定性測定
2.2 測定事例1:塗料(着色液体)における各手法の比較
2.3 測定事例2:アクリル塗料における簡易振とう試験および各手法の比較
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