1節 シリコーンによる熱可塑性樹脂の改質技術
1.シリコーン系樹脂添加剤
1.1 シリコーンガム
1.2 MULTIBASEシリコーンマスターバッチの概要、特長、仕様
1.3 適用例と効果
1.4 今後の展開
2.シリコーン系熱可塑性エラストマー
2.1 熱硬化性エラストマーと熱可塑性エラストマー
2.2 TPSiVの概要、特長、ラインナップ
2.3 適用例と効果
2.4 今後の展開
2節 ポリオレフィン-シリコーンブロック共重合体の設計と樹脂改質剤、加工助剤への応用
1.背景
2.イクスフォーラの設計指針
2.1 構造設計
2.2 合成反応の設計
2.3 触媒設計
3.イクスフォーラの特長
4.改質剤としてのイクスフォーラ
4.1 離型性
4.2 液切れ性,防汚性
4.3 耐摩耗性
5.イクスフォーラを用いた加工助剤への展開
3節 シリコーングラフト基修飾ポリロタキサンを用いた高分子材料の強靭化
1.ポリロタキサンを用いた高分子材料の強靭化
1.1 ゲル材料への応用例
1.2 ゴム材料への応用例
1.3 樹脂材料への応用例
2.常結合性動的結合交換による樹脂へのPRの導入およびその強靭化効果
3.シリコーングラフト基修飾ポリロタキサンの開発
3.1 シリコーングラフト基修飾ポリロタキサンの作製
3.2 シリコーングラフト基修飾ポリロタキサン添加PDMSエラストマーの作製
3.3 シリルエーテル結合交換触媒添加PDMS/PRエラストマー作製
3.4 PDMS/PRエラストマーの相溶性と1軸引張試験
4節 3Dプリンターによるシリコーンゴムの造形とその応用
1.3Dプリンターによるシリコーンゴム造形品の用途
1.1 ロボット、機械関連分野
1.2 自動車、建機、建材関連の分野
1.3 医療、ヘルスケア分野
1.4 ウェアラブル・スポーツ関連分野
2.3Dプリンターによるシリコーンゴム造形品の特徴
2.1 従来の加工法と同程度の物性の造形物が可能
2.2 硬度も選択でき低硬度品の造形も可能
2.3 用途に応じた機能性の付与が可能
2.4 今後の用途展開
3.3Dプリンターによるシリコーンゴム造形方式
3.1 紫外線硬化型LAM方式
3.2 熱硬化型LAM方式
3.3 常温硬化型LAM方式
3.4 紫外線硬化型光造形方式
4.3Dプリンターによるシリコーンゴム造形に用いる材料
4.1 液状シリコーンゴム
4.2 紫外線硬化型
4.3 熱硬化型
4.4 常温硬化型
5.シリコーンゴム3Dプリンター装置
5.1 紫外線硬化型LAM方式造形の流れ
5.2 紫外線硬化型LAM方式3Dプリンターの構成
5節 シランカップリング剤の反応機構、効果と活用事例
1.シランカップリング剤の構造
1.1 代表的なシランカップリング剤
1.2 官能基(Y)
1.3 アルコキシ基(OR)
2.反応機構
2.1 加水分解
2.2 縮合反応
2.3 フィラー・基材表面での反応
2.4 置換基(Y)での反応
3.シランカップリング剤の効果と適用用途
3.1 アミノ基含有シラン
3.2 エポキシ基含有シラン
3.3 不飽和基含有シラン
3.4 硫黄含有シラン
3.5 アルキルアルコキシシラン
3.6 その他
6節 コーティング用シリコーン系添加剤の種類、特徴と応用
1.有機変性ポリシロキサンの種類と特徴
1.1 基本となる構造
1.2 溶剤系用有機変性ポリシロキサン
1.3 UV・電子線硬化用有機変性ポリシロキサン
1.4 水系用有機変性ポリシロキサン
2.マクロマー技術を用いた表面調整剤
2.1 シロキサンマクロマーを用いた表面調整剤による液と膜の特性制御
2.2 エーテルマクロマーを用いた表面調整剤による塗膜の超親水性
2.3 エーテルとシロキサンマクロマー両者を用いた表面調整剤
3.ポリシロキサン系消泡剤
3.1 泡の安定化と消泡剤の機能割
3.2 消泡剤の構造
3.3 消泡剤の選定と添加方法
4.環境負荷低減を目指した開発の方向
4.1 環状シロキサン低減
4.2 PFAS(Per- and Polyfluoroalkyl Substances)フリー
7節 シロキサンベース消泡剤、スリップ剤の特徴とその応用
1.シロキサン化合物の構造と特性
1.1 シロキサン骨格の基本構造
1.2 側鎖導入による機能性の付与
1.3 側鎖構造と分子形状のバリエーション
1.4 表面張力と界面活性
1.5 分子設計による応用最適化
2.シロキサンベース消泡剤の分類と作用機構
2.1 泡の発生と分類
2.2 泡の構造と安定化メカニズム
2.3 消泡剤の作用機構
2.4 脱泡剤の作用機構
2.5 消泡剤の構造と種類
2.6 消泡剤の選定と添加方法
2.7 消泡剤の評価方法
3.シロキサンベース消泡剤の種類と応用例
3.1 消泡剤に求められる基本特性
3.2 シロキサンベース消泡剤の構造的分類
3.3 応用分野における技術的要件
3.4 消泡剤の添加方法と分散性
3.5 消泡剤の選定における留意点
4.シロキサンベーススリップ剤の分類と作用機構
4.1 スリップ剤の役割と重要性
4.2 シロキサンベーススリップ剤の構造分類
4.3 スリップ剤の作用機構
4.4 スリップ剤の応用と塗料系別の適合性
4.5 スリップ剤の選定指針と注意点
5.環状シロキサンに関する規制と課題
5.1 環状シロキサンについて
5.2 SVHC指定の背景と影響
5.3 科学的評価と課題
5.4 規制の拡大と例外措置
5.5 国際的な動向とPOPs指定の可能性
5.6 安全性と代替可能性
8節 シリコーン含有ポリマー型レベリング剤の作用機構、特徴と応用
1.Orchad式によるレベリング性について
2.各種レベリング剤とその作用機構及び特徴
2.1 シリコーン系レベリング剤
2.2 ポリマー(非シリコーン)系レベリング剤
2.3 シリコーン系レベリング剤、ポリマー(非シリコーン)系レベリング剤の特徴比較
2.4 シリコーン含有ポリマー系レベリング剤
3.シリコーン含有ポリマー系レベリング剤の各種性能評価
3.1 レベリング性評価
3.2 ハジキ防止性評価
3.3 上塗り性評価
3.4 耐熱性評価
3.5 耐泡立ち性評価
9節 シリコーンによるフッ素系繊維用撥水剤の代替
1.フッ素代替技術の背景
2.撥水性のメカニズム
3.繊維用撥水剤の要求特性
4.シリコーンの特長
5.テキスタイルの撥水性試験の評価方法
6.従来のシリコ―ン撥水技術
7.最近のシリコーン技術
10節 シリコーンアクリルポリマーによる基材への撥水、撥油性付与
1.シリコーンアクリルポリマーの構造
2.UV硬化技術
3.シリコーンアクリルの物性例
3.1 UV硬化系
3.2 熱硬化系
11節 シリコーンハードコートによるプラスチックへの耐擦傷性、耐候性、耐薬品性付与
1.プラスチックのバルク物性と表面物性
2.表面コートによる耐擦傷性・耐候性・耐薬品性の付与
2.1 力学的損傷と化学的劣化の関係
2.2 摩擦力と表面性状
2.3 複合的損傷(熱膨張による機械的破壊)
2.4 化学的損傷と耐薬品性
3.プラスチック表面へのハードコートの構成
4.プラスチックハードコートの実際
5.ポリカーボネートへのシリコーンハードコート処理
12節 傾斜構造を有する有機-無機ハイブリッドハードコート膜の光作製
1.傾斜構造の作製
2.傾斜構造の形成因子
3.ハードコート膜の物性
13節 有機ケイ素過酸化物の活性化によるラジカル前駆体の設計と応用
1.遷移金属触媒を用いた有機ケイ素過酸化物からのアルキルラジカル発生法
1.1 ビス(トリアルキルシリル)ペルオキシド
1.2 アルキルシリルペルオキシド
2.可視光を利用したアルキルシリルペルオキシドからのアルキルラジカル発生法
3.アルキルシリルペルオキシドの分子設計にもとづく応用展開
3.1 アセタール構造を有するアルキルシリルペルオキシド
3.2 ヘテロ原子を導入したアルキルシリルペルオキシド
3.3 コバルト触媒によるアルキルシリルペルオキシドの合成と応用
14節 七員環ジアルコキシシリル基Si(pan)の開発と含ケイ素化合物合成への応用
1.Si(pan)Meの化学
2.Si(pan)ORの化学
15節 有機ケイ素シアノメタラート錯体を用いた触媒的変換反応
1.有機ケイ素シアノメタラートの性質と調製
2.触媒的求核的イソシアノ化反応
2.1 Pd触媒を用いたアリル位イソシアノ化反応
2.2 Ag触媒を用いたベンジル位イソシアノ化反応
2.3 Pd触媒を用いたイソシアノアセトアミドの触媒的合成
3.触媒的Friedel?Crafts反応
3.1 分子間触媒的Friedel?Crafts型アリル化反応
3.2 分子内触媒的Friedel?Crafts型ベンジル化反応
4.第二級アミンの触媒的シアノメチル化反応
16節 規則性メソポーラス有機シリカの合成と触媒担体への応用
1.ビピリジン配位部位を有する規則性メソポーラス有機シリカBPy-PMO
1.1 芳香族化合物の直截的C?Hボリル化反応
1.2 オレフィンのエポキシ化
1.3 異なるルテニウム錯体を共担持した触媒によるCO2光還元反応 |