|
第1節 次世代半導体パッケージに向けた低誘電樹脂材料の開発
1.低誘電樹脂開発の設計思想
1.1 低誘電化のモティベーション
1.2 電気信号の伝播速度
1.3 電気信号の損失
1.3.1 導体損失
1.3.2 誘電体損失
2.低誘電化以外の要求物性
3.低誘電エポキシ樹脂の開発事例
3.1 低分子タイプ
3.1.1 フッ素原子含有エポキシ樹脂YX7760
3.1.2 フッ素原子非含有エポキシ樹脂YL9133
3.2 中分子タイプ
3.3 高分子タイプ
4.低誘電ビニル樹脂の開発
4.1 低誘電ビニル樹脂の設計手法
4.2 低誘電ビニル樹脂の実際の開発事例
第2節 大容量高速信号伝送用プリント基板向け低誘電損失・低散乱損失エポキシ樹脂硬化物の設計指針
1.プリント基板の伝送損失とエポキシ樹脂硬化物特性の関係
2.低誘電率 (低比誘電率)、低誘電正接なエポキシ樹脂硬化物の設計指針
3.低粗度でも高ピール強度を発現するエポキシ樹脂硬化物の設計指針
4.低誘電性プリント基板用エポキシ樹脂組成物の例
第3節 低伝送損失基板を実現する低誘電・高密着な層間絶縁樹脂の設計
1.フリップチップパッケージとその工法
1.1 フリップチップパッケージ
1.2 セミアディティブ法
2.低伝送損失基板向け層間絶縁材料への要求特性
2.1 低伝送損失基板の用途と要求特性
2.2 低伝送損失基板向け層間絶縁材料への要求特性
3.低伝送損失基板向け層間絶縁材料の設計
3.1 低誘電正接化
3.2 絶縁材料導体界面の平滑化
3.2.1 銅回路の表面処理の平滑化
3.2.2 層間絶縁材料の表面平滑化
第4節 低誘電特性を有するマレイミド樹脂の設計と応用
1.マレイミド樹脂とは
2.マレイミド樹脂の反応性
3.マレイミドの単独重合における硬化性 各種開始剤/硬化促進剤比較
4.マレイミド樹脂の硬化物性
5.マレイミド樹脂の構造と誘電特性
6.マレイミド樹脂の高周波領域、および高温領域における誘電特性
7.難燃性
8.高機能化 各種の材料との配合
8.1 エポキシ樹脂との配合
8.2 ポリフェニレンエーテル類との配合
8.3 炭化水素樹脂の配合
第5節 低誘電性を有する長鎖アルキルジ(メタ)アクリレートおよびビスマレイミドの開発
1.高周波信号伝送と材料の誘電特性
1.1 低誘電材料と課題
1.2 誘電特性とポリマー構造の関係
2.長鎖アルキルジ(メタ)アクリレートとビスマレイミドの開発
2.1 アルキルアクリレートにおける誘電特性
2.2 モノマーの物性
2.3 光硬化物の誘電特性
2.4 硬化膜の光硬化の物性
3.長鎖アルキルジ(メタ)アクリレートとビスマレイミドを利用した物性改良
3.1 機械特性の改質
3.2 熱特性の改質
3.3 エポキシ樹脂とビスマレイミド配合安定性の向上
第6節 表題:高周波・低損失伝送を実現する液晶ポリマー(LCP)の開発と応用
1. 溶融押出加工用途(フィルム、繊維)向けLCPの開発
1.1 HBA/HNA二成分系LCP
1.2 新規低誘電LCP樹脂
2. 可溶性LCPの開発
2.1 汎用溶媒に可溶なLCP樹脂
2.2 可溶性LCPの高機能化
3.高速伝送用コネクタ向けLCPの開発
第7節 高周波用途向け可溶性分岐型ポリフェニレンエーテルの開発と誘電特性
1.エレクトロニクス用高分子材料の誘電特性とポリフェニレンエーテル(PPE)の位置づけ
2.可溶性分岐型ポリフェニレンエーテル(分岐型PPE) のコンセプト
3.分岐型アリル化ポリフェニレンエーテル(分岐型PPE)の溶解性評価
4.ウェットプロセスによるドライフィルムの作製と物性評価
第8節 変性ポリフェニレンエーテル樹脂「ザイロン(TM)」による次世代通信・センシング用途への展開
1.ポリフェニレンエーテル樹脂の誘電特性
2.次世代通信の各用途分野における「ザイロン」の提案
2.1 基地局部材
2.1.1 アンテナカバー:最外装となるアンテナカバーは、電波透過性の要求から低Df
2.1.2 移相器:送受信の高利得性を得る部材として、移相器が基地局に用いられる場合
2.1.3 アンテナ素子:旧来は金属で形成されていたアンテナ素子も、基地局台数が増加
2.2 携帯端末
2.2.1 フレーム/シャーシ:このような構造部材には過去よりPAやPC、PBT、PPS、
2.2.2 成形回路部品:近年特に採用拡大が進んでいるのが、MID(Molded Interconnect
2.2.3 導波管アンテナ・レーダーシステムへの展開
3.次世代通信に向けた更なる取り組みについて
第9節 接着性を改善したフッ素樹脂の開発と高速高周波用プリント基板材料への応用
1.高速高周波実装における低誘電材料の要件
1.1 AI・6G時代の高速伝送ニーズ
1.2 低Dk・低Dfが求められる理由
1.3 伝送損失の内訳と低粗度銅箔の必要性
2.フッ素樹脂の特性と接着性フッ素樹脂EA-2000の開発
2.1 フッ素樹脂の誘電特性と利点・課題
2.2 EA-2000の分子設計コンセプト
2.3 接着機構と密着性能
2.4 サブテラヘルツ帯までの誘電特性
3.EA-2000を用いた回路基板への適用例
3.1 リジッド基板への適用例
3.2 フレキシブル基板への適用例
3.3 車載ミリ波レーダー用アンテナへの適用例
第10節 高速通信用低誘電損失ポリイミドの分子設計と特性制御
1.高速通信用低誘電損失ポリイミドに求められる特性
2.低誘電損失ポリイミドの分子設計と特性制御
2.1 低誘電率材料の分子設計
2.2 低誘電率PIの分子設計と特性制御
2.3 多孔性(多孔質)PIによる低誘電率化と特性制御
2.3.1 多孔性PIの合成法(空孔形成方法)
2.3.2 ナノポア構造を制御した多孔性多分岐PI
2.4 低誘電正接化の分子設計と特性制御
3.ポリイミドの低吸水率化
3.1 低吸水率化の分子設計
4.ポリイミドの接着性の改良
5.成形加工性の改良
第11節 結晶性シクロオレフィンポリマーの高周波特性と応用展望
1.シクロオレフィンポリマーの高耐熱化
1.1 シクロオレフィンポリマーの合成
1.2 ノルボルネン誘導体の選定による耐熱性向上
1.3 立体規則性制御による耐熱性向上
2.結晶性COPの高周波向け基材としての可能性
2.1 移動通信システムの高周波化
2.2 結晶性COPの基本特性
2.3 結晶性COPの透明性と機械特性向上
2.4 結晶性COPの誘電特性
第12節 低誘電・高接着性を有するホスフィンスルフィド材料の開発
1.低誘電・高接着性を有するホスフィンスルフィド含有材料の開発
1.1 P=S基含有芳香族ポリエーテルの合成
1.2 物性評価
第13節 低誘電性を有する長波長透過性樹脂の開発と特性評価
1.環境調和型材料としてのポリスルフィド化合物
1.1 硫黄の基本情報
1.2 樹脂合成と光学特性
2 低誘電性樹脂としての応用
2.1 一般的な水準
2.2 理論からの仮説(Clausius-Mossottiの式)
2.3 誘電率-誘電正接相関図(他材料との比較)、利点
3. 実用化に向けた課題
第14節 マテリアルズインフォマティクスを活用した高周波対応誘電材料の探索と検討
1.研究背景
2.マテリアルズインフォマティクス(MI)による材料開発スキームの検討
2.1 電子分極由来の誘電率の推算
2.2 機械学習による誘電率の回帰モデルの構築
2.3 分子動力学法による原子分極、配向分極由来の誘電特性の計算
3.まとめと展望
第15節 低誘電性樹脂材料を用いる3Dプリンティング
1.低誘電性材料の3Dプリンティング
1.1 低誘電性材料を用いる材料押出し法(MEX法)
1.2 低誘電性材料を用いる粉末床溶融法(PBF法)
1.3 低誘電性材料を用いる液槽光重合法(VPP法)
2.低誘電性樹脂を用いた3Dプリンティングによる造形物
|