【講演要旨】
21世紀に入って急速に普及が進んでいる二次電池、特にリチウムイオン電池はその性能から自動車向けを主として需要が急増している。
EV用としての性能を得たリチウムイオン電池は二次電池として急速な普及を見せており、カーボンニュートラルへ向けた世界の動向から、旺盛な需要にさらされている。
多くの巨大電池工場が計画されており、さながら投資合戦になっているが、必要なメタル資源、特にニッケルやコバルトの増産は電池需要の急速な伸びに間に合わない。
EVをはじめとした旺盛な需要の背景と、それらを満たすために必要なメタルとのバランスや、今後のリサイクルの必要性など、リチウムイオン電池を取り巻く概要を説明する。
1.二次電池=リチウムイオン電池の普及
1.1 使用されているリチウムイオン電池量
1.2 二次電池の種類と主な用途
2.EVの展望と必要なメタル量
2.1 リチウムイオン電池に必要なメタル
2.2 将来必要なメタル量と生産量の比較
3.主なEVメーカーの動き
3.1 TESLA Battery Day
3.2 Volkswagen Power Day
3.3 日本メーカーの動き
4.電力系統の電池の展望
4.1 電力系への電池の使用例
5.リユース・リサイクルと二次電池の将来
5.1 リチウムイオン電池のリユース
5.2 リチウムイオン電池のリサイクル
5.3 リサイクル事業者の取り組み事例
5.4 二次電池の将来
【質疑応答】
|