泡 セミナー
        
塗布・乾燥のトラブル対策
 

<セミナー No.404233>


★ 相溶性、撹拌条件、材質、塗布方法、フィラーの影響など消泡剤を上手に使うには?
★ 動的表面張力の測定について詳解します!


【Live配信セミナー】
の生成・崩壊のメカニズムと消泡剤の選び方・使い方


■ 講 師

1.

奈良女子大学 研究院自然科学系化学領域 教授 博士(工学) 吉村 倫一 氏

2. ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏
■ 開催要領
日 時

2024年4月16日(火) 10:30〜1615

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【10:30-14:30】※途中、お昼休憩含む

1.泡の生成・崩壊のメカニズムと構造解析・評価方法

●講師 奈良女子大学 研究院自然科学系化学領域 教授 博士(工学) 吉村 倫一 氏

 

【習得できる知識】
・泡の基礎全般:泡の生成・安定性・崩壊のメカニズムの習得
・泡の構造とその解析法および安定性の評価方法の習得
・泡に必要な界面活性剤の基礎知識と起泡性・泡沫安定性に関与する因子の評価技術の習得

【講座の趣旨】
泡は私たちの日々の生活やさまざまな産業分野で用いられる非常に身近な現象です。本セミナーでは、泡沫の生成と安定性、崩壊のメカニズムに関する基礎について概説し、泡の構造の解析と安定性の評価方法について最新技術も含めて解説します。

1.泡の基礎:日常で必要不可欠な泡(気泡・泡沫)について
 1.1 泡とは
 1.2 泡の構造と性質

2.泡に必要な界面活性剤の基礎知識
 2.1 界面活性剤の構造と特性
 2.2 界面活性剤の基本的性質1:気/液界面の吸着(静的表面張力)
 2.3 界面活性剤の基本的性質2:ミセル形成

3.泡の生成・安定性・崩壊
 3.1 泡の生成とメカニズム
 3.2 起泡の方法
 3.3 泡沫の安定性
 3.4 泡沫安定性の評価方法
 3.5 泡の崩壊とメカニズム

4.起泡力・泡沫安定性に関与する因子
 4.1 動的表面張力
 4.2 界面粘弾性:ギブズ弾性・マランゴニー効果
 4.3 ラメラ長
 4.4 動的粘弾性
 4.5 プラトーボーダーにおける毛管吸引力
 4.6 泡膜の表面電荷と分離圧

5.泡沫の構造の評価方法
 5.1 透過光・後方散乱光による評価
 5.2 レオロジーによる評価
 5.3 中性子小角散乱による評価
 5.4 直接観察(顕微鏡・電子顕微鏡・CCDカメラ)による評価

6.界面活性剤の分子構造と泡特性との関係
 6.1 従来の界面活性剤の例
 6.2 アミノ酸系界面活性剤を用いた研究紹介

【質疑応答】


【14:45-16:15】

2.消泡剤の選び方、使い方とトラブル対策

●講師 ビックケミー・ジャパン(株) シニアソリューションナビゲーター 若原 章博 氏

 

【習得できる知識】
・消泡のメカニズム
・消泡剤の構造と特徴
・コーティング液の設計技術(塗膜欠陥の防止)

【講座の趣旨】
コーティング液や水系材料では泡の除去は必須課題である。ここでは液中で泡の除去を妨げる要因や、なぜコーティング液においては泡が安定化しがちなのかを述べる。そのうえで消泡機能を示す添加剤の構造と特徴を解説する。あわせて最適な消泡剤の選定のポイントや懸念される不具合とその対策など、実際の使用に役立つ情報を提供する。

1.コーティング材、特に水系でなぜ泡が問題となるのか
 1.1 湿潤剤・粘性付与剤など各種材料による泡の安定化への寄与
 1.2 泡の安定化メカニズム
 1.3 消泡剤の機能

2.消泡剤はどのような構造か、また特徴は
 2.1 シリコーン系・鉱物油系・植物油系消泡剤の構造と特徴
 2.2 再生産可能原料・バイオベースの消泡剤

3.消泡剤の選定のポイントと望ましくない不具合の予防
 3.1 相溶性とハジキ・濁りなどの不具合
 3.2 撹拌強度・時間など添加方法の工夫
 3.3 材質や塗布方法のちがい
 3.4 フィラーや粘性付与剤の影響
 3.5 選定試験方法の例

【質疑応答】

 

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