技術 棚卸し 新規事業
        
『出口戦略に基づく研究開発テーマの設定と事業化への繋げ方』
『“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方』
 
<セミナー No.405505>

★自社の強みとは何か!どのようにコア技術を特定し、共有化するか!
★コア技術を活かした新規事業の立ち上げと育て方のポイントを詳解します!

【Live配信セミナー】

自社保有技術の棚卸しと新規事業テーマの創出


■ 講師
1.

(株)ケミストリーキューブ 代表取締役 イノベーションコンサルタント 平木 肇氏

2. 知財務(株) 代表取締役 古庄 宏臣氏
■ 開催要領
日 時

2024年5月23日(木) 10:30〜16:45

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき60,500円(消費税込み、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税込)〕

大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい。

■ プログラム

<10:30〜12:00、13:00〜14:00>

【第1部】自社の保有技術・ノウハウの見える化と評価、コア技術の特定

(株)ケミストリーキューブ 代表取締役 イノベーションコンサルタント 平木 肇氏

【講演趣旨】
企業の成長において、イノベーションの創造が重要であることに疑う余地はない。とりわけ、これまで自社が蓄積してきた強み技術を核にしてイノベーションを生み出すコア技術戦略は、ものづくり企業・技術系企業が成長する、ひいては生き残っていく ための基本戦略の一つといっても過言ではない。しかし、実際のR&D現場においては、その第一歩であるコア技術の特定と共有化ができていない現状に悩みを抱えているケースも多い。本講演では、様々な企業のコンサルティングから得られた実践知をもとに、R&D現場によるコア技術戦略実践のための自社技術の見える化と評価、それに基づくコア技術特定の考え方と進め方を紹介する。

【講演項目】
1.コア技術戦略とは
  1.1 企業を取り巻く変化
  1.2 成長のコンセプトは「イノベーション」
  1.3 R&Dへの期待と現場の悩み
  1.4 コア技術戦略のコンセプトと各社の取り組み
  1.5 R&D現場における実践プロセス

2.自社技術の見える化と評価
  2.1 技術マネジメントが難しい理由:多義性
  2.2 多面的に技術を捉える:技術5階層モデル
  2.3 見える化の狙いは、技術コミュニケーションの促進
  2.4 見える化の鍵は「構造化思考」
  2.5 技術評価の思考プロセス

3.コア技術の特定
  3.1 コア技術とは何か
  3.2 コア技術を特定するフレームワーク
  3.3 時間軸を変えるとコア技術は変わる
  3.4 現在のコア技術と未来のコア技術
  3.5 コア技術の進化を描く

4.コア技術戦略を実践する組織と文化
  4.1 コア技術戦略は2軸思考の組織活動
  4.2 組織文化の重要性
  4.3 イノベーションと促進する文化と阻害する文化
  4.4 組織文化づくりは経営者の仕事
  4.5 評価から支援へ:マネジメントのパラダイム変革

【質疑応答】


<14:15〜16:45>

【第2部】コア技術を活用した新規事業テーマの立ち上げ方、育て方

知財務(株) 代表取締役 古庄 宏臣氏

【講演趣旨】
ニーズを起点として誰もが知る社会課題に対応する新 規事業は、多くの企業が参入し激しい価格競争のもと体力を消耗す る厳しいレッドオーシャン事業となる可能性が高いです。そうでは なく、モノづくり企業が目指すべき新規事業とは、他社と差別化を 図り、特定の市場において顧客から確固たる信頼を得ることで高収 益を得るビジネスにすべきです。この“差別化”と高収益に繋がる顧 客からの“確固たる信頼”を構築するために必要なのは、自社が有す るコア技術の価値を現代の市場環境に応じた「再定義」にありま す。実は、これまで「強み」と考えていたコア技術が既に陳腐化し ている可能性があり、一方で“枯れた技術”と考えていたものが社会 変化の中で生じる新たなニーズを捉えれば画期的な技術として評価 される可能性もあるのです。本講演では、この“コア技術価値の再 定義”の方法と、そこからいかにして新規事業プランニングを行 い、その新規事業を立ち上げ育てていくかを、講師の実務経験と事 例も交えながら学んで頂きます。

【講演項目】
1.コア技術の価値を再定義
  1.1 なぜ自社のコア技術を起点とするのか
    (1)ニーズ起点での新規事業開発が限界にきている
      ・顕在化したニーズに飛び込めばレッドオーシャンになる
      ・なぜニーズが潜在化しているのか
    (2)従来のプロダクトアウトには誤解があった
      ・なぜ技術志向は失敗するのか
  1.2 強みを活かす技術転用の思考法
    (1)ユーザーが求めている技術の本質とは何か
      ・自社が顧客に提供している価値を再定義する
      ・技術的強みを評価するために自社技術の棚卸・評価とは
      ・強みとなる可能性の高い機能・性能とは
      ・事業価値の観点から技術を評価するモデルとは
    (2)強みに対する目線を変える
      ・“別の性能・機能”に着目して異なる効能を見出す
      ・性能・機能をユーザー目線で翻訳する
  1.3 変化を捉えた市場機会の創出
    (1)変化があるところに新たなニーズが生まれる
      ・技術進化がもたらす変化
      ・人の価値観・考え方の変化
    (2)現在の課題ではなく将来の課題に対応する
      ・先読みの力とは
      ・現在の課題はレッドオーシャンになる

2.新規事業テーマの立ち上げ方と育て方
  2.1 新規事業のプランニング
    (1)事業ドメインを選定する
    (2)競合を把握する
    (3)STP分析で新規事業を具現化する
      ・市場を細分化する(隠れたチャンスを発見する)
      ・自社が勝てるターゲット市場を見極める
      ・競合に勝てる事業ポジションを明確にする
  2.2 まだ見ぬ新市場をいかに想定するか
    (1)新市場の創出とは
      ・ニーズ情報をいかにして把握するか
      ・後発だからこそ有利な新市場創出
      ・どのようにして新市場は創出されるのか

3.新規事業の育て方
  3.1 自社技術を活かすオープンイノベーション
    (1)外部の力を活かして新しい市場を開拓する
      ・戦略のすり合わせ
  3.2 現実を見据えた戦略的な新市場開拓
    (2)事業をいかにして育てるか

【質疑応答】

技術 棚卸し 新規事業 セミナー