治験薬 GMP セミナー

                  
実験の自動化・自律化によるR&Dの効率化と運用方法
ケモインフォマティクスにおけるデータ収集の最適化と解析手法
 
<セミナー No 406112 (Live配信)、406163(アーカイブ配信)>

☆ グローバルなGMPガイドラインをふまえた、品質管理の要件が分かる!

【Live配信 or アーカイブ配信】


治験薬GMP
の基本要件と実践のポイント


■ 講師

NPO-QAセンター 理事 兼 事務局長、エイドファーマ代表 薬学博士 高平 正行 氏

■ 開催要領
日 時

2024年6月7日(金)10:30〜16:30
 
【アーカイブ(録画)配信】 2024年6月18日(火)まで受付(視聴期間:6月18日〜6月28日まで)

会 場

Zoomを利用したLive配信/アーカイブ配信   ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座主旨】

2021年年8月「改正GMP省令」が施行され、日本の医薬品GMPはPIC/Sで合意されたグローバルなGMPガイドラインとの一層の整合が図られることになった。治験薬GMPの実務と運用の留意点につき2021年施行された改正GMP省令との整合を踏まえながら、治験薬製造、品質管理の重要ポイントとなる品質一貫性確保、変更管理、バリデーション・ベリフィケーション、出荷判定、製造設備の適格性評価、自己点検、教育訓練、文書管理等につき、事例を交え解説を行う。  改正GMP省令では、第14条(変更の管理)として、「変更マネジメント概念の導入」、第15条(逸脱の管理)関係として、逸脱管理の強化、製造販売業者等への連絡の徹底、変更後の確認(PQS、QRM導入に伴う変化)が強化された。近年、変更・逸脱管理へのCAPAの未実施や、データ改ざんや隠ぺいを含めた重大なGMP違反や不祥事が多く発生し、社会的な問題になっている。  今回は治験薬GMPの基本的要件とこれを実践する上でのポイントについて解説する。また改正GMP省令を踏まえた治験薬の変更管理・逸脱管理の留意点、そしてICH Q9のリスクベースアプローチを踏まえた治験薬GMPの運用と実務についても、開発段階に応じた品質一貫性確保の観点から解説する。

【講座内容】

1.治験薬とは 
  はじめに
 1.1 新薬の開発について
 1.2 治験薬と医薬品との違いとGCPとの関係
 1.3 治験薬GMP
 1.4 治験薬と医薬品品質の品質同等性について
 1.5 WHO治験薬GMP改定ドラフト:
    COVID-19治療薬についての新しいガイドラインの必要性と重要性
    ―Quality Managementの導入及びQuality Risk Managementの導入

2.最近の新薬開発状況と日欧米における承認状況
 2.1 新薬開発と承認システム

3.医薬品開発と治験薬 −治験薬GMPの三極の相違−
 3.1 治験薬GMPの3原則
 3.2 治験薬GMPとGCPの位置づけ(日本、米国、EU)
 3.3 ICH Q7第19章「臨床試験に使用する原薬」
 3.4 PIC/Sおよび「PIC/S GMP Guide Annex13」

4.治験薬製造に必要な手順書(SOP)の作成

5.治験原薬の製造とGMP管理(ペプチド合成の事例)

6.治験薬製造、品質管理上の留意点
 6.1 治験薬の製造管理・品質管理(目的と考え方)
 6.2 治験薬品質の一貫性確保と同等性
 6.3 開発段階での変更管理
 6.4 治験薬製造における留意点
 6.5 治験薬のバリデーションとベリフィケーション
 6.6 治験薬GMPのポイントと対応策

7.治験薬GMP組織と出荷判定について

8.自己点検及び教育訓練の必要性

9.治験薬の文書及び記録の管理

10.治験薬受託製造の留意点

11.治験薬製造設備の適格性評価

12.治験薬製造設備の洗浄バリデーション

13.治験薬GMPに関するQ&A

14.生データ、実験ノート管理の留意点

15.治験薬のGDP(Good Distribution Practice)について
 15.1 適切な温度・湿度管理、輸送クオリフィケーション、振動・衝撃リスク回避

16.実際的な治験薬GMPの運用

17.開発段階に応じた変更・逸脱管理
 17.1 ICH QトリオとPQS(ICH Q10)によるライフサイクルマネジメント
 17.2 QA(治験薬QA)部署の設置
 17.3 治験依頼者との連携
 17.4 変更・逸脱管理
 17.5 逸脱管理
 17.6 OOS/OOT(試験規格逸脱)への対応
 17.7 品質リスクマネジメント

18.ICH Q12 医薬品のライフサイクルマネジメント

19.開発段階に応じたPQSの運用

20.まとめ
(一部、内容変更の場合あり)

【質疑応答】

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■講師略歴■

<専門>
 GQP/GMP品質保証、医薬品製造管理・品質管理、プロセス開発

<講師略歴>
 1979年3月:東北大学薬学部製薬化学科大学院博士前期課程修了
 1979年4月:塩野義製薬株式会社入社、尼崎杭瀬工場で
        治験薬製造及び原薬・製剤のプロセス開発業務を担当
 1994年5月:金ヶ崎工場医薬品製造管理者、同 製薬研究所
 2004年4月:塩野義製薬品質保証部GMP統括管理グループ長として、
       約150箇所以上ある関連医薬品製造所のGQP/GMP/QMS監査を主導、
       FDAを初めとするGMP査察対応、各種GMP関連ガイドラインの
       カスタマイズ化を推進
 2011年12月:塩野義製薬退社後、潟Gースジャパン取締役として
       原薬を中心とした品質保証やFDA査察対応
 2018年4月:NPO-QAセンター理事兼事務局長、エイドファーマ代表
 現在に至る

<活動等>
 特定非営利活動法人 医薬品・食品品質保証支援センター(NPO-QA)理事兼事務局長
 シーエムプラス社提携コンサルタント
 日本製薬工業会ICHプロジェクト委員会研修
 現在、国内外当局査察対応、各国GMP規制対応、GMP監査対応、
 3極GMPレギュレーションの解説、原薬及び不純物ICHガイドラン、GDPガイドライン、洗浄バリデーション、高生理活性物質の封じ込め、ハザード物質取扱い、
 変更管理・逸脱管理、GMP教育、薬事申請等に関し、講演、執筆活動を広範囲に展開中

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