■講演趣旨
近年、開発現場において「デジタルツイン」と「メタバース」を活用した手法が広まっています。この手法は、私たちが日常的に使用している3D-CADやCAM、CAE、そして大規模な構造環境計算と非常に親和性が高く、開発初期段階での情報共有やフロントローディング開発プロセスの導入に大きく貢献しています。また、品質・コスト・納期管理や総合的なプロジェクトマネジメントにも効果を発揮しています。今後、この環境をどのように活用及び導入することが、エンジニアおよび組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)のステップアップにも繋がることでしょう。この度、製品開発の実情やCAEの実施事例を通じて、メタバースの理解と活用方法、アイデアへの組み込み方を提案させていただきます。皆さんの業務合理化および効率化に一役買えれば幸いです。
■講演項目
1.開発環境における「デジタルツイン」「メタバース」
1.1 3D-CADやCAE、CAM、データマネージャー、PDM、PLM
1.2 「デジタルツイン」の有効性と利用例
1.3 現実世界と変わらない「メタバース」「デジタルツイン」
1.4 フロントローディング
1.5 5ゲン主義
1.6 「メタバース」で革新へ
1.7 参加者「今やっている」ことの棚卸し
(カウンセリング):〜30分実習形式
2.QCD革新!
2.1 品質(Quality)
2.2 コスト(Cost)
2.3 納期(Delivery)
2.4 Q.C.Dのトータルマネジメント
3.デジタルツインCAE
3.1 CAE品質判断
3.2 材料・製法の見極め方
3.3 根拠あるCAE⇔設計
3.4 設計しない
3.5 スマートフォン事例
3.6 その他事例
4.情報の共有
4.1 一元管理
4.2 ヒューマンエラー回避
4.3 管理権限
5.まとめ
5.1 連携強化
5.2 上流工程での完成度向上/設計品質
5.3 集約
5.4 試作精度向上:設計だけでなく!?
5.5 情報の共有化は判断の迅速化
5.6 導入/改善に向けたスモールスタート
【質疑応答】
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