触媒評価解析 セミナー
        
触媒の劣化対策,長寿命化
 
 

<セミナー No 501205>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 触媒反応のメカニズムなどの基礎的知識から,触媒素材の物性,触媒反応の温度と活性点 ,

触媒表面のキャラクタリゼーション ,劣化した触媒の分析試験などの実務応用へのポイントまで

 

触媒の各種評価解析技術,反応性予測とその応用


■ 講 師

【第1部】

早稲田大学 理工学術院 総合研究所 招聘研究員 博士(工学) 常木 英昭 氏

【第2部】

(一財)ファインセラミックスセンター 主任研究員 博士(理学) 吉田 要 氏

【第3部】

(株)島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE グリーンソリューションU  丹下 祥之氏

【第4部】

(株)堀場製作所 エネルギー・環境本部 エネルギー・環境技術推進室  花木 保成 氏

【第5部】

千葉工業大学 工学部 応用化学科 教授 柴田 裕史 氏
■ 開催要領
日 時

2025年1月21日(火) 10:00〜17:00

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66 ,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:00〜11:40】

第1部 触媒の基礎知識,劣化と対策,触媒製造について

●講師 早稲田大学 理工学術院 総合研究所 招聘研究員 博士(工学) 常木 英昭 氏

 

【習得できる知識】
   一般的な工業触媒の種類やそれを用いる反応などの基礎的知識。触媒の劣化の評価とその定式化・寿命推定,触媒の調製・製造法


【講座の趣旨】

  触媒は化学品の製造に極めて大きな役割を果たしており,そのラボでの開発からベンチ・パイロットを経て企業化に至るスケールアップに必要な一般的な触媒の種類や特徴およびそれを用いた反応,劣化解析と対策・触媒の調製法と実用触媒の製造方法についての基礎知識を提供する。


【セミナープログラム】

1.工業触媒の基礎
  1.1触媒(プロセス)開発の流れ
  1.2 触媒の種類と特徴
  1.3 触媒の活性成分・ミクロ/マクロ構造と機能
  1.4 触媒活性試験とその解析手法
    a.回分反応(閉鎖循環系)
    b.固定床流通系(酸化反応:反応次数・MVK機構, 酸塩基触媒:LH機構)
  1.5 触媒評価方法
    a.細孔構造
    b.酸塩基性,酸化還元特性
    c.活性点環境

2.触媒の劣化とその対策

3.工業触媒の製造
  a.触媒調製法
  b.触媒成形法

【質疑応答】


【12:30〜13:30】

第2部 電子顕微鏡観察による触媒観察,触媒能評価について

●講師 (一財)ファインセラミックスセンター 主任研究員 博士(理学) 吉田 要 氏

 

【講座の趣旨】

  ナノ構造の直接観察が可能な電子顕微鏡法を用いた触媒構造の微構造解析およびその場観察による触媒評価事例を紹介する。



【セミナープログラム】

1.電子顕微鏡法
  1.1 顕微鏡結像法
  1.2 周辺装置における進展

2.環境電子顕微鏡法によるその場観察
  2.1 環境電子顕微鏡法
  2.2 DPF触媒
  2.3 炭素材料の触媒酸化反応
  2.4 炭素材料の触媒水素化反応

3.電子顕微鏡観察における課題
  3.1 電子線照射損傷
  3.2 低耐性材料

4.多孔性触媒における構造解析
  4.1 ゼオライト触媒
  4.2 ゼオライト触媒内の原子スケール構造解析

【質疑応答】


【13:40〜14:40】

第3部 触媒の表面分析,分光分析および触媒反応評価について

●講師 (株)島津製作所 分析計測事業部 Solutions COE グリーンソリューションU  丹下 祥之氏

 

【セミナープログラム】

1.表面分析装置などによる触媒のキャラクタリゼーション
  1.1 触媒評価の全体像
  1.2 粒度分布測定と比表面積測定
  1.3 走査型プローブ顕微鏡による表面電位測定

2.分光光度計を用いた触媒の物性評価
  2.1 分光光度計の種類とわかること
  2.2 紫外可視分光光度計によるバンドギャップ測定
  2.3 FTIRによる触媒の酸性質の評価

3.光反応評価装置による光反応量子収率の測定について
  3.1光反応量子収率の定義
  3.2 光反応評価装置の原理と特長
  3.3 人工光合成の効率評価

【質疑応答】


【14:50〜15:50】

第4部 各種触媒技術を支える分析・評価・解析技術について

●講師 (株)堀場製作所 エネルギー・環境本部 エネルギー・環境技術推進室  花木 保成 氏

 

【セミナープログラム】

1.触媒のキャラクタリゼーション
  1.1 粒度分布測定
  1.2 顕微ラマンによるスラリーの分散状態評価
  1.3 高濃度セルによるスラリーの分散状態評価
  1.4 微小部X線分析装置による材料成分の分布状態評価

2.材料特性および触媒反応評価
  2.1 CO2吸着脱離評価
  2.2 触媒性能評価〜燃料電池性能評価〜
  2.3 触媒性能評価〜水電解性能評価〜

【質疑応答】


【16:00〜17:00】

第5部 多孔質材料の細孔構造、結晶性の解析や比表面積の測定・評価

●講師 千葉工業大学 工学部 応用化学科 教授 柴田 裕史 氏

 

【セミナープログラム】

1.X線を用いた細孔構造および結晶性の解析
  1.1 X線回折の基礎
  1.2 X線回折による細孔構造および結晶性の解析

2.透過型電子顕微鏡を用いた細孔構造および結晶性の解析
  2.1 透過型電子顕微鏡の基礎
  2.2 透過型電子顕微鏡による細孔構造および結晶性の解析

3.窒素吸脱着測定による比表面積の測定および細孔構造の解析

【質疑応答】


触媒 評価 解析 分析 試験 セミナー