【講演ポイント】
近年、マイクロプラスチックの海洋汚染が深刻になっている。プラスチックごみの中でも、とりわけ海洋へ流出する可能性が高いワンウェイ用途のプラスチックについては、海洋へ流出しても環境への負荷が小さい素材(海洋生分解性プラスチック)へ代替することが社会的に切望されている。
本講では海の微生物が表面に付着することで分解を開始するスイッチ機能を搭載したプラスチックや、その社会実装に向けた取り組みについて解説する。
【プログラム】
1.生分解性プラスチック
1.1 生分解性プラスチックの基礎
1.2 生分解性プラスチックの高性能化
2.多糖類の基礎
2.1 デンプン
2.2 セルロース
3.バイオポリマー配合海洋生分解プラスチック
3.1 デンプンとセルロースナノファイバー、生分解性プラスチックの複合化
3.2 多糖類をトリガーとするスイッチ機能の付与
3.3 海洋生分解のメカニズム
3.4 MBBP開発プラットフォーム
3.5 ゼラチン配合MBBP開発
4.社会課題解決に向けて
4.1サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブとの関連
4.2 海洋プラスチックごみ問題との関連
【質疑応答】
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