PIC/S GMP Annex1に伴う汚染管理戦略(CCS) セミナー


                  
最新GMPおよび関連ICHガイドライン 対応実務
晶析プロセスの設計・制御と結晶解析手法
<セミナー No510161(アーカイブ配信)>
【 アーカイブ配信】 (2025年9月19日(金) Live配信の録画配信です)

ガイドラインに示されている一般論から、いかに自社戦略を策定するか?
その実験、検証の進め方、具体的な管理法への落とし込み方がわかる!

〜PIC/S GMP Annex1改訂で導入〜

無菌医薬品製造における
汚染管理戦略(CCS)の立案と実践


■ 講師


医薬品GMP教育支援センター 代表 高木 肇 氏

 NPO−QAセンター 顧問  (株)ハイサム技研 顧問

■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】
 2025年10月1日(水)まで申込み受付(視聴期間:10/1〜10/11)

会 場

Zoomを利用したアーカイブ配信  ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座主旨】

2022年に発出された改正PIC/S GMP Annex 1「無菌医薬品の製造」は、CCS(汚染管理戦略)」の構築を要請する。
すなわち、患者さんに健康被害を与えない適正品質の医薬品を安定提供するために、企業自らがQRMを活用して適切なCCSを構築することを求める。
CCSの構築に有用な情報はPIC/S GMP Annex1等に収載されてはいるが、あくまでも一般論であり、ミニマム要件である。最終的には企業自らが実験し、検証し、QRMスキルを高めなければならない。
本講は、長きにわたり無菌製剤施設の運営実務に携わった講師の実験、検証をベースにした実務に即役立つ講演である。

【講座内容】

1.はじめに

2.注射剤についての簡単なおさらい

3.PQS(医薬品品質システム)とQRM(品質マネジメントシステム)とは
 3.1 進化したGMPは企業体質を問う
 3.2 医薬関連事業者等の責務はPQS(医薬品品質システム)で実践
 3.3 不断の「検証」と不断の「改善活動」が必要
 3.4 現実の世界では変化は起きる+起こすもの
 3.5 変化する現実世界には適応力(QRM)が必要
 3.6 QRMで重要なことは

4.汚染管理戦略(CCS)とは
 4.1 CCSでの検討例
 4.2 時間管理が重要(時間経過による菌増殖に注意)
 4.3 アイソレータの留意点
 4.4 フォーム充填シール(FFS)の留意点

5.ユーザー要求仕様書(URS)の作成と留意点
 5.1 「適格性評価」にはURSが必要
 5.2 URSの内容不備例
 5.3 URSに記載する項目例

6.CCSは適切な施設設計から始まる
 6.1 部屋の配置、内装、動線、排水等の留意点
 6.2 更衣室と更衣手順の留意点

7.要請される無菌環境の清浄度
 7.1 作業環境の浮遊微粒子数管理値
 7.2 環境モニタリングの留意点
 7.3 要請される環境清浄度

8.空調システムで知っておきたいこと
 8.1 各種空調システムの比較
 8.2 換気回数の留意点
 8.3 差圧設定の留意点
 8.4 スモークスタディの実施

9.用水システムで知っておきたいこと
 9.1 蒸留器の留意点
 9.2 超ろ過法の留意点
 9.3 設計・施工時の留意点
 9.4 水質管理の留意点

10.ヒトの衛生管理で知っておきたいこと
 10.1 ヒトがいれば発塵する
 10.2 無菌室作業者の管理
 10.3 過剰な手洗いはさせない
 10.4 培地充填試験(PST /APS)の留意点と実施要領

11.製造工程管理・環境管理で知っておきたいこと
 11.1 蒸気滅菌のバリデーション
 11.2 乾熱滅菌、放射線滅菌、ガス滅菌の留意点
 11.3 ろ過滅菌の留意点
 11.4 洗瓶、ゴム栓洗浄滅菌、巻締工程の留意点
 11.5 消毒剤の留意点

12.環境モニタリングで知っておきたいこと
 12.1 作業環境の微生物管理値
 12.2 環境微生物の各種モニタリング方法と留意点
 12.3 環境モニタリングを過信しない!
 12.4 微生物迅速測定法

【質疑応答】