高分子における「劣化」,「変色」, 「異物」等の不具合解析 セミナー
        
異物の分析技術と試料の前処理、結果の解釈
高分子材料の劣化・変色対策
 

<セミナー No 510210>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★熱分解,加水分解,紫外線劣化,金属接触・・・劣化や変色の種類に応じた手法の選び方

★再生プラスチックス ,モノマテリアル材料,輸入プラスチックのサイレントチェンジ判定,

半導体や高速情報通信,光学ディスプレイ分野における微量異物への応用など

 

〜初心者対応〜

高分子における「劣化」,「変色」, 「異物」等の

不具合解析に関する測定評価の進め方


■ 講 師


(国研)産業技術総合研究所 研究戦略本部 地域部
地域連携推進室 産総研連携アドバイザー 博士(工学)  宮下 喜好 氏


  【公職】
   (独)国立高等専門学校機構 群馬工業高等専門学校 特命教授
   マテリアルライフ学会編集委員  
   群馬県分析研究会理事

  ※その他,材料分析関連の執筆・講演多数

■ 開催要領
日 時

2025年10月31日(金) 10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ49,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座の趣旨】

高分子材料は,原料特性が複雑であり,添加剤などが処方され,その材料解析は複雑多岐に渡る。そのため,劣化による性能低下や変色,異物発生などの製品不具合の真の原因究明は必ずしも容易ではない。本セミナーでは,高分子材料の特性,劣化や変色,異物解析についての各種測定法と活用法を紹介する。また,汎用的に用いられる赤外・ラマン分析について,その原理と特性,活用法,陥りやすい誤解析例について詳細について解説する。


【セミナープログラム】

1.高分子材料について
  1.1 高分子の種類と特性
  1.2 添加剤の種類と特性
  1.3 充填材の種類と特性

2.高分子材料の劣化
  2.1 酸化劣化
  2.2 熱劣化
  2.3 光劣化
  2.4 加水分解劣化
  2.5 その他の劣化

3.高分子材料の変色
  3.1 高分子劣化による変色
  3.2 添加剤由来の変色
  3.3 汚染等の外的要因による変色
  3.4 光学特性による変色

4.高分子材料中の異物発生
  4.1 異物の定義と製品不具合
  4.2 外的要因による異物発生と解析
  4.3 内的要因による異物発生と解析

5.高分子材料の不具合解析
  5.1 不具合箇所の観察とサンプリング手法
  5,2 機器分析の測定手法と得られる情報
  5.3 劣化・変色解析のための測定手法
  5.4 異物解析のための測定手法
  5.5 赤外分析による解析
  5.6 ラマン分析による解析
  5.7 GCMSによる解析
  5.8 ソフトイオン化精密質量分析による解析
  5.9 熱分析による解析
  5.10 GPCによる解析
  5.11 NMRによる解析
  5.12 ESRによる解析
  5.13 XPS/TOF-SIMSによる表面解析

6.各種測定法の組み合わせによる解析事例
  6.1 HIPS樹脂の低温加熱劣化による変色解析
  6.2 生分解性高分子の酵素加水分解特性と化学構造解析

7.赤外・ラマン分析における特異なスペクトル変動の活用と誤解析回避
  7.1 赤外反射におけるスペクトル増強と多様な変動
  7.2 共鳴ラマンによるスペクトル増強と蛍光の影響

【質疑応答】


※受講者の皆様の抱える疑問点や問題点について,セミナー開催3日前までに 「事前リクエスト用紙」 (請求書に同封)を御寄せ頂けましたら,講演中に対応させて頂きます。