【講座の主旨】
「高粘度流体の撹拌混合」の基礎を専門外の方でも分かり易く解説致します。撹拌技術を活用します研究開発部門や生産現場の方々が撹拌の応用やトラブル解決につながるよう、いくつかの事例を動画や実物を紹介しながら概説をしていきます。
一般的に撹拌翼を用いる撹拌は界面からの気泡の巻込みやキャビテーションにより気泡混入が発生し、特に高粘度流体やゲル状のものは、撹拌も難しく脱泡は困難です。従来の脱泡方法を含め撹拌翼を持たない自転公転式の撹拌脱泡装置や近年のスタティックミキサーの活用事例など解説していきます。
1.はじめに
1.1 粘度 高粘度とは 粘度の測定
1.2 ニュートン流体、非ニュートン流体
1.3 層流 乱流 撹拌レイノルズ数 撹拌動力特性
2.撹拌技術の基礎
2.1 代表的な撹拌翼(低粘度、高粘度) 撹拌槽
2.2 フローパターン
2.3 未撹拌領域 IMR
2.4 邪魔板(バッフル)、流体の停滞部、界面の窪み
2.5 キャビテーション、ワイセンベルク効果、カバーン
3.撹拌時の気泡混入の要因と対策
3.1 気泡が入ってしまったものを脱泡する技術
3.2 静値、減圧脱泡、遠心脱泡、振動脱泡
3.3 ストークスの式と脱泡 気泡/消泡理論
4.混ぜる時に気泡が入らない様に工夫する技術
4.1 粘度差 比重差 混合比 液送 脈流 連続式脱泡
4.2 自転公転式撹拌、スタティックミキサー、手撹拌
【質疑応答】
|