【習得できる知識】
・プラスチック成形に関係する粘弾性流体の流動特性の基礎知識
・高分子流体の流動特性の測定手法および測定装置に関する知識
・再生プラスチック利用に関する知識
【講座の趣旨】
プラスチックの再利用のために必要な知識として,まず溶融プラスチックの流動特性に関する基礎知識を習得します.さらに,粘弾性体として扱われるこれらの流体の流動特性を評価するための計測技術と装置について解説します.くわえて,廃プラスチックとバージン材料の違いや廃プラスチックを再生材料とするための技術について解説します.
1.レオロジーの基礎、特徴
1.1 粘性,弾性,塑性
1.1.1 力学的特性を表す数式(モデル)
1.2 粘弾性を有する流体の流動の特長
1.2.1 ずり流動化
1.2.2 法線応力効果
1.2.3 粘弾性を表すモデル
1.3 粘弾性流体の流動特性を評価する測定装置および手法
1.3.1 レオメータの種類と特長
1.3.2 回転型レオメータによる測定手法の基礎
1.3.3 定常粘弾性試験,動的粘弾性試験,過渡的粘弾性試験
1.3.4 細管型レオメータによる測定手法の基礎
2.レオロジー測定の実例
2.1 回転型レオメータによる高分子流体の測定例
2.2 細管型レオメータによる溶融プラスチックの粘度測定例
3.廃プラスチックの再生技術
3.1 廃プラスチックの流動特性のリアルタイム・インライン測定手法
3.2 廃プラスチック再生のための技術
【質疑応答】
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