FT-IR分析とスペクトル解釈、結果を伝えるコツ セミナー
        
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<セミナー No 510281>

【 アーカイブ配信】 (2025年9月26日(金) Live配信の録画配信です)

★ 「測って終わり」にしない! 依頼者に響く報告のコツを伝授!
★ ベースライン補正、差スペクトルなどの活用方法を詳解!

FT-IR分析とスペクトル解釈、結果を伝えるコツ


■ 講師
あなりす 代表 博士(工学) 岡田 きよみ 氏

【講師略歴】
1984-2005 王子ホールディングス(株) (研究開発、分析部署)
2006-2016 (株)パーキンエルマージャパン(分光機器部署)
2016-2019 京都大学 工学研究科
2018- あなりす

■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】 2025年10月7日まで受付(視聴期間:10月7日〜10月17日まで)
※2025年9月26日(金) 12:30〜16:30の録画配信です

会 場 Zoomを利用したLive配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【習得できる知識】
・分析の基本的な理解
・FT-IRの基礎的なこと(何がわかる装置か、測定から解析までの概要)
・分析結果の報告書と伝え方

【講座の趣旨】
 FT-IR(フーリエ変換赤外分光法)は、材料分析・異物解析・劣化診断など幅広い場面で用いられる分析手法ですが、「測って終わり」「スペクトルを見てもよくわからない」といった課題も多くあります。
 本セミナーでは、FT-IRの基礎から実際の解析・報告に至るまでの一連の流れを体系的に学び、依頼者に伝わる報告の作成や説明のポイントを習得します。
 「機器分析者の視点」からだけでなく、「依頼者の立場」に立った解釈・伝え方にも重点を置きます。

1.分析でわかること
 1.1 分析とは何をすることか
 1.2 目的と手法、結果とのつながり
 1.3 測定機器のいろいろ
  1.3.1 観察に使用する機器
  1.3.2 元素分析の機器
  1.3.3 成分分離の得意な機器

2.FT-IRという分析機器の概要
 2.1 FT-IRで得られる情報
 2.2 分析装置としての位置づけ
 2.3 スペクトルとは何か
 2.4 FT-IRの長所と短所
 2.5 FT-IRの測定方法
  2.5.1 透過法
  2.5.2 反射法
 2.6 前処理
 2.7 解析方法
  2.7.1 データーベースでの解析
  2.7.2 よく使用されるスペクトルの処理
  2.7.3 具体的なものとの照合
  2.7.4 ピーク解析
  2.7.5 混合物解析フローチャート
 2.8 FT-IRを用いるか、他の分析機器を使用するかのチェック

3.事例(FT-IRとその他の分析機器を用いての解説)
 3.1 材料の分析
 3.2 異物の分析
 3.3 劣化の分析

4.報告
 4.1 報告書の作成(表現、条件の記載など)
  4.1.1 分析報告書の作成ポイント
  4.1.2 報告書の構成例
 4.2 依頼者への説明(社内、社外、対営業、対研究者など)
  4.2.1 相手によって変える説明の視点
  4.2.2 異物分析結果報告の具体例(社内、社外)
  4.2.3 クレーム分析をお客様に説明する際のポイント
 4.3 ワーク
  4.3.1 「この報告書、改善するならどこ?」
  4.3.2 「この説明、改善するならどこ?」

【質疑応答】