廃プラスチックのリサイクル技術の最新動向
        
プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
PFASの規制動向と対応技術
 
<セミナー No.510401>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ケミカルリサイクルや廃プラ利用の進展状況、現状の問題点を整理する

廃プラスチックのリサイクル技術の最新動向と今後の課題
〜国内外の開発状況・規制動向、ビジネス展望〜


■ 講師

アイシーラボ 代表 室井 城 氏

専門:工業触媒、一貫して工業触媒の開発に従事

【講師略歴】
1968年 住友金属鉱山(株) 入社
1969年 エヌ・イーケムキャット(株) 出向
2003年 エヌ・イーケムキャット(株) 執行役員
2006年 触媒学会副会長
2008年 BASFジャパン上席顧問
2014年 NEDO技術戦略センター環境化学ユニットフェロー

■ 開催要領
日 時 2025年10月2日(木) 13:00〜16:30
会 場 ZOOMを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 1名につき49,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき44,000円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕
■ プログラム

【本セミナーで学べること】
・国内外の廃プラスチックのリサイクル技術
・廃プラスチックのケミカルリサイクル
・国内外のプラスチックリサイクル技術とビジネス
・廃プラスチックの解重合技術
・廃プラスチック(含都市ゴミ)のガス化
・廃プラスチック利用の課題


【講座概要】
海洋汚染から始まった廃プラスチックのリサイクルは、CO2削減だけではなく、資源循環という意味で、極めて重要な技術である。欧州は既に多くの化学会社が、廃プラスチックのケミカルリサイクルを始めている。これらの技術を紹介し、国内のサーマルリサイクル(熱回収)から最適な資源有効利用技術を探りたい。また、廃プラスチックリサイクルの課題と今後の展望を解説したい。

1.プラスチックリサイクルの現状
 1.1 海外の廃プラスチックの規制動向(容器, 自動車廃プラスチック使用義務)
 1.2 日本の廃プラスチック規制(容リ法)  

2.プラスチックのリサイクル
 2.1 廃プラの分別技術 (Tomura, プラニック, 三菱電機 etc.)
 2.2 ソーティングセンター(国内外)
 2.3 プラスチックの水平リサイクル
   PEボトルtoPEボトル(EREMA)
   溶剤によるリサイクル(PP, PS, PE)
 2.4 プラスチックのケミカルリサイクル
   ポリスチレン, MMA, ナイロン, ポリ乳酸, etc.
 2.5 PETリサイクル
   固相重合
   繊維to繊維
   PETの解重合によるケミカルリサイクル
 2.6 フィルムの脱インキ
 2.7 廃タイヤのリサイクル  

3.廃プラスチックの熱分解試験方法
  パイロライザー  

4.廃プラの液化
 4.1 廃プラから燃料油の合成
 4.2 廃プラからナフサの製造
   熱分解 
 4.3 廃プラ分解油から塩素. 硫黄除去
 4.4 海外化学会社動向
   BASF, Dow, Shell, LyondellBasell, インドラマ(タイ), SK(韓国)
 4.5 日本のケミカルリサイクル動向
   化学会社動向(三菱ケミカルG, 三井化学, 出光興産, 住友化学, etc.)

5.廃プラから化学品の合成
  軽質オレフィン, 芳香族の製造  

6.廃プラのガス化
 6.1 廃プラのガス化による合成ガスの製造
 6.2 廃プラ合成ガスから水素の製造
 6.3 廃プラ合成ガスからアンモニアの合成
 6.4 廃プラ合成ガスから化学品の合成
   メタノール, エタノール, エチレンの合成
   Enerkem, LanzaTech, 積水化学
 6.5 廃プラ含有都市ごみから航空燃料の製造
   LanzaJet, Shell  

7.廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
 7.1 都市ごみ焼却との組み合わせ
 7.2 廃プラケミカルリサイクルビジネスの展望


【質疑応答】