CO2の有用物質変換技術とその最新動向
        
プラスチックのリサイクルと再生材の改質技術
CO2の有効利用技術の開発
 
<セミナー No.511411>
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★CO2から有用な化成品、樹脂材料を合成するプロセス技術の研究動向、課題、展望を解説

CO2の有用物質変換技術と

その最新動向


■ 講師
1.

アイシーラボ 代表 室井 城 氏

2. 東京理科大学 工学部 工業化学科 講師 博士(工学) 本田 正義 氏
3. 山形大学 大学院理工学研究科 化学・バイオ工学専攻 教授 博士 (工学)  落合 文吾 氏
4. 三菱ガス化学(株) 東京研究所 第1研究グループ 主席研究員 原田 英文 氏
■ 開催要領
日 時

2025年11月6日(木) 10:30〜17:10

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき60,5
00円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

<10:30〜12:30>

1.二酸化炭素の有効利用技術とその最新動向

アイシーラボ 室井 城 氏

 

【講演ポイント】
 本セミナーでは、CO2を用いた燃料と化学品合成の世界と日本の最新動向を解説し、日本の目指すカーボンニュートラルなビジネスを解説する。

【プログラム】
1.CO2排出の現状
2.CCS技術の現状
 2-1 CCSの課題,
 2-2 CCUの必要性
3.CO2を用いた合成ガスの製造
 3-1 ドライリフォーミング
 3-2 逆シフト反応
4. CO2による燃料の合成
 4-1 メタン合成
 4-2 e-Fuel
 4-3 SAF
 4-4 海外の燃料合成プロジェクト
5.CO2を用いた化学品の合成
 5-1 メタノール合成
 5-2 エタノール合成
6.メタノール, エタノールケミストリー
 6-1 MTO, MTP, MTA
 6-2 DME
 6-3 ブタジエン
7. CO2を用いたポリマーの合成

【質疑応答】


<13:20〜14:50>

2.CO2を原料とし、他の有機物に変換して固定化する触媒の開発動向

東京理科大学 本田 正義 氏

 

【講演ポイント】
 本講演では、まず工業的にCO2を利用しているプロセスの現状を述べ、化学的にどのような変換手法があるかを解説する。また、CO2を変換した後の用途として、燃料にするのか、それとも化成品を狙うのか、変換の戦略について最近の研究例も含めて説明する。
 次に、講演者が行っている化成品合成の研究事例についても紹介する。最後に現状のCO2変換技術の課題と今後の展望について述べる。
 様々なCO2変換技術がある中で、講演者は特に、水素を使わない化成品合成に注力してきた。本講演内でも、これらの研究例を中心に、実用化の可能性を探っていく。

【プログラム】
1.CO2排出の現状
2.CO2の利用方法
3.還元的手法によるCO2変換反応
4.非還元的手法によるCO2変換反応
 3-1 CO2からのカーボネート(炭酸エステル)合成
 3-2 CO2からのカーバメート(ウレタン)合成
 3-3 CO2からの尿素体(ウレア)合成
 3-4 CO2からの脂肪族ポリカーボネート合成
5.バイオマス由来の芳香族ポリカーボネート合成
6.まとめ、今後の展望

【質疑応答】


<15:00〜16:00>

3.二酸化炭素、二硫化炭素を利用した高分子合成技術の解説と今後の展望

山形大学 落合 文吾 氏

 

【習得できる知識】
・二酸化炭素などの豊富な資源の活用方法
・高分子合成の基礎と応用
・機能性材料の設計法 

【講演ポイント】
 二酸化炭素とイオウは豊富な天然資源であり、機能性材料の原料となるが、十分に活用されていない。
 そこで二酸化炭素と、その同族体でイオウから簡便に得られる二硫化炭素を原料にした高分子材料の合成について紹介する。二酸化炭素の活用法としては、エポキシとの反応により得られるカーボネートの合成を利用した、ポリウレタン類ならびに含カーボネートポリマーの合成と応用について述べる。二硫化炭素の活用法としては、貴金属捕集性ポリマーならびに高屈折率ポリマーの合成と機能について述べる。

【プログラム】
1.豊富な資源を用いる材料の設計
 1-1 非石油資源の活用
 1-2 二酸化炭素を利用する材料の開発
 1-3 二硫化炭素を利用する材料の開発
2.二酸化炭素を用いる五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成
 2-1 二酸化炭素とエポキシドの反応による五員環カーボネートの合成
 2-2 五員環カーボネート構造を持つポリマーの合成と応用
3.五員環カーボネートとアミンの反応を利用する脂肪族ポリウレタンの合成
 3-1 ビスヒドロキシウレタンモノマーの重縮合による脂肪族ポリウレタンの合成
4.五員環カーボネートとアミンの反応を利用するポリヒドロキシウレタンの合成とその応用
 4-1 ポリヒドロキシウレタンの合成
 4-2 ポリヒドロキシウレタンの反応
 4-3 ポリヒドロキシウレタンの応用(発泡材料・生体材料など)
 4-4 五員環カーボネートを利用する両末端反応性脂肪族ポリウレタンの合成
5.二硫化炭素とエポキシドの反応を利用する含イオウポリマーの合成
 5-1 高屈折率有機―イオウ?無機ハイブリッド材料の合成
 5-2 貴金属捕集性ポリマーの開発
6.まとめ

【質疑応答】


<16:10〜17:10>

4.二酸化炭素とアルコールからのカーボネート合成技術の開発と今後の展望

三菱ガス化学(株)  原田 英文 氏

 

【講演ポイント】
 ポリカーボネートは二酸化炭素の有用化合物への変換において重要なターゲット物質である。当社はポリカーボネート製造会社として、エネルギー・気候変動問題解決のため、CO2 を原料とし安全且つ効率的にカーボネート化合物を製造するプロセスの研究開発を行っている。

【プログラム】
1.三菱ガス化学の企業概要及びCO2 を原料とするPC製造研究の経緯
 1-1 企業概要
 1-2 事業展開と主な製品
 1-3 CO2を原料としたカーボネート化合物の製造研究の位置づけ
 1-4 研究の概略:CO2 を原料とするポリカーボネート製造検討 (CO2 to PC)
 1-5 CO2 to PC研究スケジュール
2.ポリカーボネートについて
 2-1 研究目的物のポリカーボネートとは
 2-2 ポリカーボネート製法(界面法と溶融法)
3.DPC製造プロセスについて
 3-1 溶融法PC原料であるジフェニルカーボネート(DPC)の工業的製造方法とMGCの目標
 3-2 CO2とアルコールからのジアルキルカーボネート(DRC)合成反応の課題
 3-3 MGCのCO2とROHからのDRC合成反応について
 3-4 MGCのCO2とROHからのDRC合成反応の研究経緯
 3-5 触媒”CeO2”と脱水剤”2-シアノピリジン(2-CP)”を使用するDRC合成反応の特徴
 3-6 MGCの CO2 to DPC, PCプロセス概要
4.MGCの CO2 to PC プロセス研究 工業化への取り組み
 4-1 CO2 to DRC 合成プロセス 
 4-2 脱水剤(2-CP)再生プロセス
 4-3 グリーンイノベーション基金事業を活用した研究の推進
 4-4 グリーンイノベーション基金事業今後の予定 (実証プラントの建設)
5.MGCの CO2 to PC プロセス研究 まとめ

【質疑応答】