機械学習・強化学習によるロボットの運動制御と運動・動作計画・認識・学習への応用技術セミナー
        
既存工場,製造現場への生成AI/AI導入と活用の仕方
AI、シミュレーションを用いた劣化・破壊評価と寿命予測
 
<セミナー No.511416>
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★ロボットの動作計画・認識・制御・学習と強化学習応用について解説

機械学習・強化学習によるロボットの運動制御と

運動・動作計画・認識・学習への応用と

そのポイント


■ 講師
  静岡大学 工学領域機械工学系列 教授 博士(工学) 小林 祐一 氏
■ 開催要領
日 時

2025年11月27日(木) 10:30〜16:30

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき55,000円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,5
00円(税込)〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。
         詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

※定員になり次第、お申込みは締切となります。

■ プログラム

【受講対象】
・ロボット制御にかかわる強化学習・機械学習についての基礎知識を得たい方
・ロボットの自律化・導入を検討されている方
・現状の技術でのロボットの利用可能性を検討したい方

【予備知識】
・特に必要ありません

【修得知識】
・ロボットの運動生成に関わる学習方法についての基本的な考え方・仕組み・適用例を知ることで、その応用可能性と限界についてイメージできるようになることを目指します

【講演ポイント】
 本セミナーでは、ロボットの運動生成のための、機械学習・強化学習の基礎知識を提供します。ロボットの自律化技術は多岐にわたる技術的側面を有するもので、本セミナーではロボットの動作計画・認識・制御・学習についての基礎事項を丁寧に解説します。
 近年、人工知能関連の技術応用が盛んに行われ、ロボットへの応用も期待を集めています。これを踏まえ、動作するロボットへの応用に関連する技術の概観、強化学習・逆強化学習の考え方・研究動向を紹介します。

【プログラム】
1.ロボットの運動計画・動作制御の概略
 (1).モデル(世界地図と計画)にもとづくアプローチ
 (2).センサ情報から直接制御入力を決定するアプローチ
  a.教示:人の操縦情報にもとづく方法
  b.強化学習:運動学習・認識学習にもとづく方法

2.ロボットの運動計画のための基礎
 (1).コンフィギュレーションとは
 (2).コンフィギュレーション空間・コンフィギュレーション障害物
 (3).運動計画のための空間の構造化
 (4).グラフ構造と探索

3.ロボットの運動計画
 (1).ポテンシャル法・ボロノイ図法
 (2).ダイクストラ法とA*法
 (3).確率ロードマップ法とRRTアルゴリズム
 (4).車輪型移動ロボットへの適用例(Hybrid A*,TEBなど)
 (5).大域的計画と局所計画、DWA
 (6).マルコフ決定過程・最適ベルマン方程式と動的計画法

4.ロボット制御にかかわる機械学習の基礎と応用
 (1).機械学習問題の分類(教師あり/なし学習/強化学習、決定論的/確率的/ベイズ)
 (2).回帰:最小二乗法とガウス過程
 (3).階層型ニューラルネットワークと深層学習
 (4).クラスタリング・AutoEncoderとVAE
 (5).Transformerと大規模言語モデル・
 (6).生成AIとDiffusionモデル・Transfusion

5.ロボット制御のための強化学習の基礎と応用
 (1).強化学習と運動計画の相違点
 (2).価値ベースの強化学習(Q学習)と方策ベースの強化学習
 (3).方策勾配法
 (4).深層強化学習(深層学習と強化学習の統合)
 (5).エントロピー正則化

6.強化学習に関する最近の話題と応用事例
 (1).教示とDiffusion Policy
 (2).実経験にもとづくモデル学習と強化学習
 (3).物理シミュレーション利用にもとづく強化学習
 (4).強化学習の応用例
   (ダイナミックな車両制御、船舶制御、四脚ロボットによる不整地歩行制御など)

【質疑応答】