MOFの合成、特性評価、液相吸着と応用 セミナー
        
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<セミナー No 512283>

【 アーカイブ配信】 (2025年12月4日(木) Live配信の録画配信です)

★ 吸着等温線解析と吸着速度解析による性能評価!
     解析結果をどう解釈し、プロセス設計へつなげていくか?

MOFの合成、特性評価、液相吸着と応用
ー低コスト化/スケールアップへ向けてー


■ 講師
東邦大学 理学部 生命圏環境科学科 准教授 博士(工学)  今野 大輝 氏

【専門】
化学工学・環境化学

■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】 2025年12月15日まで受付(視聴期間:12月15日〜12月25日まで)
※2025年12月4日(木) 12:30〜16:30の録画配信です

会 場 Zoomを利用したLive配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【習得できる知識】
これからMOFを取り扱う、あるいは取り扱って間もない技術者・研究者に必要な基礎知識として、金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)の基本的性質、合成方法、分析方法、想定用途、研究事例等が習得できる。また低環境負荷や資源循環を意識した合成法について把握できる。そして液相吸着剤として取り扱う場合のポイントを整理し、ナノ粒子化・官能基導入・欠損制御の効果を理解できる。

【講座の趣旨】
本講演は「最近MOFを取り扱い始めた」、「これからMOFを触ってみたい」、「MOFという単語をどこかで聞いて興味がある」、そのような初学者を想定し、多孔性錯体結晶である金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)について、基礎から解説します。理論ばかり先行するのではなく、実際の取り扱い方に関する具体的なポイントを押さえながらお話します。さらにこれまでに講演者が推進してきたMOFのグリーン合成や水中吸着剤としての応用(PFASを含む)に関する最近の研究事例についても紹介します。

1.はじめに
 1.1 多孔性材料とは
 1.2 多孔性を活かした吸着剤(活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂)
 1.3 細孔構造や吸着機構の違いによる分類
 1.4 それぞれの吸着剤の活用事例

2.金属有機構造体(Metal-Organic Frameworks, MOF)
 2.1 MOFとは
 2.2 MOFの種類・分類・性質・特徴
 2.3 MOFの合成方法・分析方法
 2.4 MOFの想定用途・実用化例・課題

3.MOFの合成方法
 3.1 原料・溶媒・合成条件の選択
 3.2 回収・洗浄・保管方法の選択
 3.3 研究事例1:界面活性剤添加法によるZIF-8(Zn)の粒径制御合成
 3.4 研究事例2:廃プラスチックを出発原料に用いたUiO-66(Zr)の合成
 3.5 研究事例3:低品位金属源を出発原料に用いたMIL-53(Al)の合成
 3.6 研究事例4:機械的な応力を利用したMIL-53(Al)の室温大気圧合成

4.MOFの水中吸着特性評価
 4.1 水中吸着特性評価の方法
 4.2 吸着等温線解析と吸着速度解析
 4.3 研究事例1:官能基を修飾したUiO-66(Zr)の水中有機染料吸着特性
 4.4 研究事例2:構造欠損をもつUiO-66(Zr)の水中PFAS吸着特性
 4.5 研究事例3:ZIF-8(Zn)ナノ結晶の水中重金属イオン吸着特性
 4.6 研究事例4:MOF由来ポーラスカーボンの水中医薬化合物吸着特性

5.まとめ

【質疑応答】