〜温度差,波力潮力,濃度差,浸透圧〜海洋エネルギーを利用した次世代発電技術 セミナー

        
研究開発テーマの事業性評価と 資源配分の決め方
 

<セミナー No 602201>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません
 

★安定運転,設備の塩害,腐食,疲労破壊,バイオファウリング,天災への対応

★海底ケーブル・係留システム,海中機器のメンテナンス性確保など

 

〜温度差,波力潮力,濃度差,浸透圧,他〜

海洋エネルギーを利用した次世代発電技術,その可能性


■ 講 師

【第1部】

佐賀大学 海洋エネルギー研究所 所長 教授 工学博士 池上 康之 氏

【第2部】

大阪電気通信大学 工学部 機械工学科 准教授 博士(工学)  安永 健 氏

【第3部】

長崎大学 海洋未来イノベーション機構 特定教授 工学博士 経塚 雄策 氏

【第4部】

山口大学 大学院 理工学研究科 教授 工学博士 比嘉 充 氏
■ 開催要領
日 時

2026年2月3日(火) 10:20〜16:40

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき66,000円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム


【10:20〜11:50】

第1部 海洋エネルギーの国内外動向と将来展望
― 波力・潮流・海洋温度差・塩分濃度差を含む総合的俯瞰と「知の世界展開」ー

●講師 佐賀大学 海洋エネルギー研究所 所長 教授 工学博士 池上 康之 氏

 

【講座の趣旨】

 海洋エネルギーは,波力,潮流,海洋温度差,塩分濃度差など,多様なエネルギー資源を内包する総合的な技術領域である。近年,世界ではこれらの各分野がそれぞれ研究開発から社会実装へと段階的に進み,新たな科学技術と政策潮流が形成されつつある。

 本講座では,IEA-OES や IEC-TC114 における国際的議論を基に,海洋エネルギー全体の俯瞰的理解を深め,日本が持つ技術的知見と国際的使命を整理する。また,多様な海洋エネルギーが社会にもたらし得る価値を,「知の世界展開」の視点から展望する。


【セミナープログラム】

1.海洋エネルギーの国際潮流と総合的展望
  
1.1 世界が進める海洋エネルギーの多様化
      (波力・潮流・OTEC・塩分濃度差等の位置づけ)
  1.2 IEA-OES における各技術分野の最新動向
  1.3 海洋エネルギーが拓く新たな技術領域
  1.4 国際標準化(IEC-TC114)の進展と日本の役割

2.我が国における海洋エネルギーの研究開発の動向と展望 
  
2.1 我が国の海洋エネルギーの施策に関する動向と展望
  2.2 我が国の海洋エネルギーの国際競争力と課題
  2.3 「知の世界展開」を通じた国際貢献と社会的インパクト
  2.4 我が国の海洋エネルギーの展望

【質疑応答】


【12:50〜14:00】

第2部 海洋温度差発電と海洋深層水の冷熱利用

●講師 大阪電気通信大学 工学部 機械工学科 准教授 博士(工学)  安永 健 氏

 

【講座の趣旨】

  海洋温度差発電の仕組みと開発状況を概説し,海洋の深層水の2次利用として 冷熱利用のポテンシャルについて解説する。


【セミナープログラム】

1.海洋温度差発電(OTEC)とは
  1.1 海洋温度差エネルギーの特徴と賦存量
  1.2 OTECの発電方式
  1.3 OTECのエクセルギー

2.OTECの開発状況
  2.1 開発の歴史
  2.2 近年の開発状況
  2.3 実用化への課題

3.海洋深層水(DSW)の冷熱利用
  3.1 DSWの特性
  3.2 DSWを利用した空調(SWAC)の原理と特徴
  3.3 SWACの適用事例

【質疑応答】


【14:10〜15:20】

第3部 潮流発電,波力発電の動向とその課題

●講師 長崎大学 海洋未来イノベーション機構 特定教授 工学博士 経塚 雄策 氏

 

【講座の趣旨】

 潮流発電は,スコットランドにおけるMeyGenプロジェクトの実用化が拡大しており,我が国でも九電みらいエナジーによるプロジェクトが着実な成果をあげている。これらの動向と将来の課題について述べる。波力発電については,現在ポルトガル沖で進行中のCorPower Ocean社の装置によるプロジェクトについて紹介する。


【セミナープログラム】

1.潮流発電と波力発電の特徴と賦存量
  1.1 潮流エネルギーの特徴と日本の賦存量
  1.2 波浪エネルギーの特徴と日本の賦存量

2.潮流発電
  2.1 着床式装置と浮体式装置
  2.2 MeyGen Projectの現状
  2.3 九電みらいエナジーのプロジェクト
  2.4 実用化への課題

3.波力発電
  3.1 各種波力発電装置の開発の歴史
  3.2 CorPowerのプロジェクトについて
  3.3 実用化への課題

【質疑応答】


【15:30〜16:40】

第4部 塩分濃度差発電(浸透圧発電と逆電気透析発電)の動向,その可能性

●講師 山口大学 大学院 理工学研究科 教授 工学博士 比嘉 充 氏

 

【講座の趣旨】

  現在,海水などの高濃度塩水と河川水や下水処理水などの低濃度塩水間に存在する塩分濃度差エネルギー(SGE)を電力に変換する塩分濃度差発電が注目されている。この濃度差発電は稼働率が高く,ベースロード電源として運転が可能であり,また設置面積も小さく,地下にも設置可能であることから,新しい再生可能エネルギーとして期待されている。 本講座では分離膜を使用したSGE変換技術である浸透圧発電と逆電気透析発電の原理と技術動向,また将来展望について解説する。


【セミナープログラム】

1.塩分濃度差エネルギー(SGE)とは
  1.1 SGEとは
  1.2 SGE変換技術:浸透圧発電(PRO)と逆電気透析(RED)発電

2.浸透圧発電(PRO)の原理と技術動向
  2.1 PROの原理
  2.2 PROの技術要素と課題
  2.3 世界におけるPROの技術動向
  2.4 我国におけるPROの技術動向

3.RED発電の原理と技術動向
  3.1 REDの原理
  3.2 REDの技術要素と課題
  3.3 世界におけるREDの技術動向
  3.4 我国におけるREDの技術動向

4.PROとRED発電の比較

5.まとめ

【質疑応答】