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【講座趣旨】
「心地よさ」のような生活の質に関する評価尺度が重視されるようになったのはつい最近のことではないだろうか。医学分野で言えば、皮膚表面など生活の質を左右する部分は、形成外科医の努力によって保険診療が増えてきたが、美容外科の多くは未だ自己負担である。工学分野で言えば、本講演が存在するのもそれを象徴するように、いくつもの専門領域にまたがる難問として扱われてきており、ごく少数の研究者の個々の取り組みに終始している。
本講演では、心の動きを比較的正直に伝えるメディアとして注目されている顔に関して、これまでの研究の概要や歴史を述べ、顔の画像解析の方法、さらにはオートエンコーダーといった近年導入された技術を応用することによる顔画像技術の新たな展開を俯瞰する。
1.顔研究の歴史と研究動向
1.1 顔の研究とは
1.2 顔の画像 (カメラ画像,断層画像,赤外線画像)
1.3 顔の情報
1.4 顔画像データベース
2.顔の表情解析
2.1 FACS
2.2 表情の画像解析
2.3 顔画像への統計モデルの応用
2.4 生成ディープラーニング
2.5 応用事例集
3.社会課題に対する顔の画像解析技術の応用
3.1 自動車ドライバーの表情に関する画像技術
1) 自動車内の画像環境
2) 感情と表情
3) 自動車ドライバーの気分検出アルゴリズム
3.2 健康に関する表情画像技術
1) 表情筋運動の観測
2) 生理状態に関するもの
3) 心理状態に関するもの
3.3 その他の応用事例
【質疑応答】
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