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【講座の趣旨】
高分子など,ソフトマタ.と呼ばれる材料の表面は,例え非常に硬い樹脂であっても,置かれた環境に応じた成分の再構成が比較的早い時間で起こっています。したがって,最近の界面化学では経時変化や界面と接する環境移行などを考慮した動的な解析が界面機能の発現と持続性を評価する上で有効な武器となっています。本セミナ.ではぬれのダイナミクスの基礎を,接着・粘着現象との関係から説明した後,その解析・評価の有効性や演者らによる界面制御における幾つかの検討例を解説いたします。
【セミナープログラム】
1.接着の界面科学
〜ぬれとは何か?接着からぬれを学ぶ〜
1.1 接着の素過程
1.2 ぬれの基礎と接触角測定
1.3 ぬれに対する表面形態の効果
1.4 表面張力と界面張力さ
1.5 ぬれの臨界表面張力
1.6 接着の最適条件
2.動的ぬれ性の評価
〜表面・(異種)界面をどのように評価するか〜
2.1 意義及び有効性
2.2 セグメントの選択的吸着挙動(環境応答性と自己組織化)
2.3 ガラス転移のダイナミクス
2.4 動的接触角(DCA)
2.5 湿潤張力緩和(ATR)
3.DCA,ATRによる評価と界面機能性
〜動的ぬれ性測定のポイント〜
3.1 動的ぬれ性と表面分子運動性
3.2 プラズマ処理表面の評価
3.3 親水化処理表面の評価
3.4 各種くし形高分子表面の評価
4.界面機能性高分子(ぬれの制御技術)
〜表面・界面をコントロールするには?〜
4.1 植物由来材料の応用
4.2 脂肪族ポリエステルの表面張力
4.3 相容化剤
4.4 界面活性剤
4.5 粘着剤
4.6 粘着剤の特異性と動的ぬれ性
4.7 複合材料の界面と接着性改質(炭素繊維/樹脂界面)
4.8 スマート界面材料の紹介とその考え方 (異方ペタル界面コンポジット)
【質疑応答】
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