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【講座の趣旨】
医薬品業界では今、試行錯誤に頼った従来のプロセス開発を見直し、シミュレーション技術を活用する動きが加速しています。その最前線にあるのが、自然科学の法則に基づくMechanistic
Model(メカニスティックモデル)とAIを組み合わせたMechanistic AIです。理論の骨格にAIの柔軟性を融合させることで、少量データから高精度な予測と外挿を可能にします。
本講演では、製薬DXと医薬品製造プロセス開発の全体像を概観した上で、Mechanistic
AIによるシミュレーション技術の価値を、実プロジェクト事例とPythonによる実演を交えながら解説します。
◆習得できる知識
・製薬DXの全体像と、医薬品製造プロセス開発の位置付け
・Mechanistic AIの基本的な考え方と、従来手法との違い
・実プロジェクト事例から見えるMechanistic AIの可能性
・Pythonによるモデル構築からデザインスペース決定までの一連の流れ
【講座内容】
第1部 製薬DXと医薬品製造プロセス開発の全体像
1. 医薬品が患者に届くまでのプロセスと、各フェーズでデジタル技術が変えようとしていること
2. 医薬品製造プロセス開発が抱える本質的な課題
3. 市場・技術・規制の変化が生み出した、シミュレーション活用の新しい時代
第2部 Mechanistic AIとは何か:理論と実験を融合するアプローチ
1. Mechanistic Modelの基本的な考え方
2. Mechanistic AIという発想:Mechanistic ModelとAIのハイブリッドが生み出す価値
3. データ駆動型AI・DoEとの使い分け
4. プロセス開発の各フェーズでMechanistic AIがもたらす価値
5. モダリティを超えた応用の広がり(低分子・バイオ・細胞遺伝子治療)
第3部 Mechanistic AIによる医薬品製造プロセス開発:プロジェクト事例の詳解
1. 対象プロセスと、製造現場が直面していた課題
2. なぜ既存のアプローチでは解決できなかったか
3. Mechanistic AIによるアプローチの設計と実装
4. 予測結果と、プロジェクトを通じて見えてきた可能性
第4部 Pythonによるモデリング実演:基礎から応用まで
1. 問題設定:A+B→Pという化学反応を題材に
2. 基礎モデルの構築
3. モデルの改善サイクル
4. モデルの活用:条件探索とデザインスペース決定
5. まとめと質疑応答
【質疑応答】
略歴
東京理科大学 (応用生物科学科)、東京大学大学院 (知能機械情報学専攻) 卒業。大学院在学時はBrain
Machine Interfaceについて研究。
2013年、コンサルティング会社のリンクアンドモチベーション入社。新規事業を立上げ。マーケティング・ブランディング責任者として年間売上30億までを牽引。
2022年、SaaSスタートアップのナレッジワーク入社。マーケティング責任者などを務める。
2024年より、AuxilartにてCOOを務める。
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