費用対効果評価(HTA)と生成AI活用 セミナー
                  
 
 
<セミナー No 610107 (Live配信)のみ>
【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 生成AIの活用がHTA実務の質・効率を左右する!
★ 費用対効果評価と診療ガイドライン統合の現在地


生成AIの活用を含めた費用対効果評価


■ 講師
メディカルエビデンス・ジャパン 代表 医学博士 中原 直博 氏

ご専門:Health Technology Assessment(医療技術評価)
 
■ 開催要領
日 時

2026年10月30日(金) 13:00〜16:00

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座主旨】
 日本の費用対効果評価(HTA)制度は2019年4月の本格運用開始から6年が経過し、指定72品目・市場規模合計約1.5兆円という実績を積み上げてきた。評価終了品目の78.4%で価格引き下げが実施される一方、令和8年1月には分析ガイドライン第5版が了承され、比較対照技術の選定方針の明確化、費用増加区分への新価格調整方式の導入など、制度は現在も改革の途上にある。介護費用の取り扱いや診療ガイドラインとの統合、国際的な制度整合など、実務上なお解決すべき論点も少なくない。
こうした中、国際学会ISPORは生成AI(Generative AI)をHEOR(医薬品経済学・アウトカム研究)分野におけるTop 10トレンドの第1位に選出するなど、生成AIの活用がHTA実務の質・効率を左右する重要なテーマとして急速に浮上している。しかし日本の費用対効果評価制度には、生成AI活用に関する公式な指針は現時点で存在せず、実務家自身が最新知見を踏まえて活用方針を検討する必要がある。
本講演では、実データに基づく日本のHTA制度の到達点と最新の制度改革動向を整理したうえで、費用対効果評価をめぐって残された課題(介護費用の統合、診療ガイドラインとの連携、国際的な制度比較)を概観する。そのうえでISPORの最新報告や国内外の実例を踏まえ、システマティック・レビュー、リアルワールドエビデンス分析、健康経済モデリングといった各フェーズにおける生成AIの具体的な活用方法と、その限界・留意点を紹介したい。


◆習得できる知識◆
 ・生成AIの活用を含めた費用対効果評価
 ・製品事例が問う:介護費用のHTA統合と認知症領域の費用対効果評価
 ・費用対効果評価と診療ガイドライン統合の現在地:乳癌・高血圧学会の実践から
 ・QALYショートフォールの日本制度への導入可能性:重症度係数との比較検討


【講座内容】

1.費用対効果評価(HTA)制度とは?
 ・医療技術評価(HTA)の基本的な考え方
 ・QALY・ICERの算出方法
 ・QALYショートフォールと重症度配慮の国際比較(英国・ノルウェー・オランダ)

2.日本の費用対効果評価制度──実績データが示す到達点
 ・制度運用6年間の実績(指定72品目・評価終了51品目・価格引き下げ40品目)
 ・疾患領域別の特徴(腫瘍領域が最多、GLP-1受容体作動薬等の事例)
 ・令和8年度制度改革の骨子と分析ガイドライン第5版

3.費用対効果評価をめぐる残された課題
 ・介護費用の取り扱い──レケンビ・ケサンラ等、認知症領域の事例
 ・診療ガイドラインとの統合──EBMからVBMへ(乳癌・高血圧領域の実践)
 ・国際的な制度比較──EU HTA規則と共同臨床評価(JCA)

4.生成AIをどのように費用対効果評価に活用するか
 ・ISPORが示す3大活用領域(システマティック・レビュー/リアルワールドエビデンス/健康経済モデリング)
 ・健康経済モデルのコード自動生成──可能性と精度
 ・活用にあたっての留意点(ハルシネーション・透明性・人間による監督)

5.主要生成AIツールの比較と使い分け
 ・ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot・Perplexity・NotebookLM・Elicit──7ツールの特性
 ・HTAの各フェーズ(文献レビュー/モデリング/報告書作成)に応じた選択指針

6.日本のHTA実務における生成AI活用への展望
 ・制度的ルール整備の方向性(開示要件・AIリテラシー向上)
 ・企業分析担当者が今から取り組めること
 ・ISPOR ELEVATE-GenAI等、国際的な報告ガイドラインとの整合

7.これからの費用対効果評価



【質疑応答】


●略歴
薬剤師、医学博士
東京大学公共政策大学院 非常勤講師
国際医薬経済・アウトカム研究学会(ISPOR)日本部会・理事