【ご専門】
機構設計、品質管理・信頼性工学、放熱設計・熱対策、化学物質規制対応
【ご活躍】
製造業向け技術コンサルティングおよび技術セミナー講師として、機構設計・品質管理・信頼性工学・化学物質規制対応・放熱設計など、製造業の幅広い技術領域を支援。中小・中堅メーカーを中心に、設計から量産品質まで一貫した実務的アドバイスを行う。
株式会社技術情報協会刊『電子機器の熱設計・熱対策の考え方・手法と放熱材料の選び方・使い方とそのポイント』(2026年1月発刊)に寄稿。
【講演ポイント】
電子機器の高出力化・高密度実装、車載電動化やデータセンタの高発熱化により、放熱設計は製品性能を左右する重要課題となっている。なかでも発熱体と冷却部材の界面に介在するTIM(Thermal
Interface Material)は、熱伝導経路の最後のボトルネックであり、その選定が放熱性能を大きく左右する。
一方で、グリース・ギャップフィラー・各種シート・炭素系材料など選択肢は多様化し、ユーザーにとって最適材料の見極めは年々難しくなっている。
本講演では、コンサルタントおよびユーザー双方の視点から、放熱材料の全体像を俯瞰したうえで、熱伝導率だけでは語れない実効性能・形状追従性・信頼性といったユーザーから見た要求特性を整理する。さらに、カタログ値の限界と評価の考え方、高熱伝導化と形状追従性を両立する最新の材料動向までを平易に解説し、自社用途に応じた材料選定の判断軸を提供する。
【習得できる知識】
・TIM・放熱材料の全体像と、形態別(グリース/ギャップフィラー/シート/炭素系/金属系)の特徴
・熱伝導率以外に効く実効性能(接触熱抵抗・BLT・形状追従性・信頼性)の見方
・カタログ値の限界とASTM D5470等を踏まえた熱抵抗評価の基礎
・高熱伝導化と形状追従性を両立させる最新の材料・配向制御技術の動向
・性能×信頼性×作業性×コストを踏まえた、自社用途に応じた材料選定の考え方
【プログラム】
1.放熱設計とTIMの重要性
1-1 機器の高出力・高密度化と発熱の増大
1-2 車載・パワエレ/データセンタの放熱要求
1-3 界面熱抵抗とTIMの役割
1-4 TIM市場の動向
2.放熱材料の全体像
2-1 TIMの定義と役割
2-2 形態別の分類
2-3 樹脂とフィラーの基礎
2-4 形態別の長所・短所
3.ユーザーから見た要求特性
3-1 熱伝導率と接触熱抵抗・BLT
3-2 形状追従性と低応力化
3-3 信頼性(ポンプアウト・経時変化)
3-4 副作用の回避と難燃性
3-5 作業性と量産適性
4.性能評価の考え方
4-1 カタログ値の限界
4-2 熱抵抗評価の基礎(ASTM D5470)
4-3 実装条件での実効性能
4-4 材料選定の判断軸
5.最新の技術動向
5-1 高充填化と配向制御
5-2 炭素・黒鉛系材料の進展
5-3 放熱シートの進展
5-4 各形態の高性能化と課題
5-5 環境対応(難燃・低VOC)
6.まとめ
【質疑応答】
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