ポリマーグラフト化による界面制御・分散・物性評価 セミナー

        
樹脂/フィラー複合材料の界面制御と評価
NMRによる有機材料分析とその試料前処理,データ解釈

<セミナー No 611209>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません
 

★「なぜグラフト化で材料特性が変わるのか?」反応機構から合成,表面・構造・物性評価まで
★ポリマー表面に何を,どのようにグラフトするのか?
★濡れ性,分散性,相溶性,密着性をどう改善するか? 界面制御の考え方と実践方法を解説

 

ポリマーグラフト化の

反応メカニズム・表面改質・界面制御・評価解析

 
■ 講 師

【第1部】

新潟大学 名誉教授・フェロー 工学博士 坪川 紀夫 氏

【第2部】

(株)ビックケミー・ジャパン(株) テクニカルアドバイザー 和�ア 博昭 氏

【第3部】

東京大学 大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授 博士(農学)  藤澤 秀次 氏
■ 開催要領
日 時 :

2026年11月26日(木) 10:30〜16:30

会 場 : Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
Live配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料 :

1名につき60,500円(消費税込み,資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ55,000円〕

〔大学,公的機関,医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:30〜12:15】

第1部 ポリマーグラフト化のメカニズム:ナノ粒子表面のグラフト化を例に

●講師 新潟大学 名誉教授・フェロー 工学博士 坪川 紀夫 氏

 

【講座の趣旨】

 グラフトポリマーの合成法は,古くから各種の方法が報告されている。最近では,グラフト鎖の分子量や分子構造が制御されたグラフトポリマーの合成が可能になっている。本講座では,ナノ粒子表面へのポリマーのグラフト反応を例にあげ,グラフト化のメカニズムや手法について解説する。


【セミナープログラム】

1.はじめに
  1.1 グラフトポリマーとは
  1.2 グラフト化で何ができる
  1.3 グラフト化の方法論(メカニズム)

2.グラフトポリマーの合成 (ナノ粒子表面グラフト化を例に)
  2.1 Grafting from 法
   2.1.1 表面開始付加重合
   2.1.2 表面開始リビングラジカル重合
   2.1.3 その他
  2.2 Grafting from 法
   2.2.1 高分子反応法
   2.2.2 成長末端停止法
   2.2.3 ナノカーボンによるラジカル捕捉法  
   2.2.4 ナノカーボンとの配位子交換法
   2.2.5 その他

3.ポリマーグラフト化ナノ粒子の評価技術
  3.1 表面分析機器による評価
  3.2 熱分解GC-MSによる評価
  3.3 分散性,表面濡れ性評価
  3.4 その他

4.グラフト化による機能付与

5.おわりに

【質疑応答】


【13:15〜14:45】

第2部 固相グラフト化のメカニズムおよびポリマーグラフト化を用いた添加剤の種類と応用

●講師 (株)ビックケミー・ジャパン(株) テクニカルアドバイザー 和�ア 博昭 氏

 

【セミナープログラム】

1.グラフト化プロセスで利用できるポリマーおよびモノマー
 1.1 ポリマー
  ・ホモポリマー,コポリマー,ブロックポリマー,バイオベースポリマー
 1.2 グラフトモノマー
  ・無水マレイン酸,アクリル酸,グリシジルメタクリレート,ビニルシラン など

2.固相グラフトについて
 2.1 固相グラフトの反応メカニズム
    結晶構造と固相グラフト反応との関連性
 2.2 固相グラフト化プロセス
    グラフト化反応,未反応物除去,他
 2.3 固相グラフトポリマーの応用例
    ・オレフィン樹脂の密着性,相溶性向上
    ・各種繊維,フィラーのカップリング剤として分散性,物性向上
    ・ポリアミドの衝撃強度・溶融粘度の向上,調整
    ・PET樹脂の靭性,引裂き強度の向上
    ・PLAの溶融粘度調整・ブレンド相溶性向上
    ・ポリオレフィン・ポリアミドの混合リサイクル時の相溶性向上

【質疑応答】


【15:00〜16:30】

第3部 計算と実験で解き明かす ナノ材料表面のグラフト化 ― その構造解析と可能性 ―

●講師 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授 博士(農学)  藤澤 秀次 氏

 

【講座の趣旨】

  ナノ材料の表面にポリマーをグラフト化したとき,その界面が実際にどのような 構造をとっているのかは直接観察が難しい。本講演では,植物由来のナノ材料である セルロースナノファイバー(ナノセルロース)を主な題材とし,小角X線散乱や 原子間力顕微鏡と全原子分子動力学シミュレーションを組み合わせて,グラフト層を 分子レベルで解き明かした検討例を紹介する。あわせて,複合材料などへの界面設計 の展開と今後の可能性について解説する。


【セミナープログラム】

1.ナノセルロースとその表面グラフト化
  1.1 セルロースナノファイバー(ナノセルロース)とは ― 調製方法と基本物性
  1.2 表面グラフト化の目的と,界面が材料物性を決める理由
  1.3 ナノセルロース表面の官能基(カルボキシ基)を起点とした修飾

2.分散状態におけるグラフト化ナノセルロースの構造
  2.1 グラフト化と分散安定性
  2.2 全原子MDシミュレーションによるポリマーブラシ層の可視化
  2.3 小角X線散乱による解析

3.乾燥にともなうグラフト層の形態変化
  3.1 液中AFMで見る水−基板界面での断面形状
  3.2 乾燥後の断面形状
  3.3 乾燥過程のMDシミュレーションと,AFM観察

4.材料物性への展開と可能性
  4.1 グラフト密度と複合材料の力学物性
  4.2 界面設計の指針と今後の展望

【質疑応答】