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第1章 記憶ネットワークメカニズム
第1節 側頭葉を中心とした視覚カテゴリー分類に関わるネットワーク
(松本 有央,菅生(宮本)康子)
1.背 景
2.バーリリース
3.TEO野とTE野におけるカテゴリー情報処理
4.まとめ
第2節 霊長類の認知記憶を支えるマルチスケール神経回路メカニズムの因果的解析
(平林 敏行)
1.はじめに
2.認知記憶の表象・想起を支える霊長類の局所回路メカニズム
3.霊長類における認知記憶を支える前頭側頭ネットワークのマルチスケール因果性解析
第3節 恐怖記憶制御と脳神経細胞ネットワークによる情報処理
(揚妻 正和)
1.はじめに
2.なぜ脳回路は恐怖を生み出すのか─進化的に保存される神経基盤の必然性
3.ヒトにおける恐怖の脳神経回路研究─進展と課題
4.進化的に保存される恐怖の脳神経回路─マクロな制御基盤の解明
5.複雑な局所神経回路とその動作原理解明に向けた課題
6.光学的手法を用いた大脳皮質局所回路での情報処理機構の解明
7.光と機械学習で読み解く恐怖記憶の神経ネットワークダイナミクス
8.今後の展望
第4節 脳回路における睡眠中記憶固定メカニズム
(竹田 真己,島根 大輔)
1.はじめに─なぜ睡眠は記憶に重要なのか
2.動物研究が解き明かした記憶固定の基本原理
3.ヒトにおける記憶固定の神経相関─脳波と脳機能イメージングからの証拠
4.記憶固定メカニズムへの因果的介入─ニューロモデュレーションによる記憶操作
5.睡眠による記憶の変容 6.結論と今後の展望
第2章 情報処理メカニズム
第1節 効率的な時空間情報処理メカニズム
(林 正道)
1.はじめに
2.時空間における「量」の情報表現
3.量の情報表現の問題点
4.相対的符号化
5.効率的符号化仮説の観点から
6.今後の展望
第2節 階層的な大脳神経回路における自発活動と感覚応答
(松井 鉄平,橋本 昂之,村上 知成,大木 研一)
1.脳の自発活動は何のためにあるのか?
2.自発活動と感覚応答の関係についての先行研究
3.先行研究の違いを生んだ要因
4.マーモセット視覚野の階層的神経回路における自発活動と視覚応答
5.まとめと今後の展望
第3節 大規模計測による大脳皮質領野間協調性の理解
(平 理一郎)
1.序 論
2.方法論の革新─ Diesel2p メゾスコープ
3.機能局在から共有ダイナミクスへ
4.前頭頭頂ネットワークによる時間情報の共有 5.環境・身体情報の共有
6.大脳皮質領野間関係性における構造の抽出と統合的理解
7.領野間協調性がつくる脳の内的世界
8.客観から主観へ
9.まとめと今後の展開
第4節 発話計画におけるジェスチャーの神経的統合過程─脳磁図による時間的解析
(関根 和生,大隈 玲志,番 浩志)
1.問題と目的
2.方 法
3.結 果
4.考 察
第3章 意識・思考・認知メカニズム
第1節 前外側前頭葉による社会的メタ認知メカニズム
(宮本 健太郎)
1.序 論
2.社会的メタ認知─自分のメタ認知を他者に拡張する
3.メタ認知を足掛かりに他者の思考を推定する前外側前頭葉の働き
4.社会的認知─学習とヒューリスティックスに基づく他者行動の予測
5.まとめ
第2節 統合失調症の思考障害と意味ネットワーク
(松本 有紀子,高橋 英彦)
1.はじめに
2.意味ネットワークの理論的枠組み
3.fMRI による脳内意味ネットワークの構築
4.意味表象の分散とトポロジカルデータ解析
5.臨床応用と今後の展望
6.おわりに
第3節 脳磁場の網羅解析による安静時脳機能ネットワークの評価
(木田 哲夫,田中 絵実,柿木 隆介,乾 幸二)
1.はじめに
2.方 法
3.MEGデータのグラフ理論解析によるネットワークハブの同定
4.後部帯状回(PCG)および楔前部におけるネットワークハブ
5.内側前頭皮質(MPFC)におけるネットワークハブ
6.位相・振幅ベースの機能結合の共通性と特異性について
7.重みなしグラフ生成における閾値設定
8.グラフ理論指標の空間分布の違いによる影響
9.高解像度かつ任意間隔頂点でのグラフ理論解析について
10.加齢に伴うMEG信号源パワーおよびグラフ理論指標の変化
11.おわりに
第4節 補足眼野が標的空間の予測によって素早い反応を可能にするメカニズム
(横山 修)
1.ダイナミックに変化する視覚環境において適切かつ迅速に判断・行動する
2.認知と反応の両方に関与する補足眼野
3.補足眼野による潜在標的空間の事前選択の検証
4.日常生活・応用への示唆
第4章 神経回路ダイナミクス
第1節 長文読解の神経ネットワーク基盤
(尾谷 真弓)
1.はじめに
2.文字から文脈まで─読解の脳内処理
3.頭蓋内電極研究から見た言語処理のダイナミクス
4.臨床応用への展望
5.おわりに
第2節 運動制御に関わる神経活動ダイナミクスとその回路基盤
(高坂 洋史,能瀬 聡直)
1.はじめに
2.運動制御と神経回路ダイナミクス
3.ショウジョウバエ幼虫のぜん動運動
4.神経細胞の同定によるボトムアップアプローチ
5.全神経細胞イメージングによるトップダウンアプローチ
6.ぜん動運動の神経力学的解析
7.静水圧効果による運動速度制御機構
8.まとめと展望
第3節 適応行動の学習プロセスにおける神経回路ダイナミクス
(井口 善生,木村 新伍,小林 和人)
1.はじめに─適応的行動変容を支える脳機能としての連合学習
2.皮質─大脳基底核─視床─皮質ループとオペラント学習
3.直接路と間接路による目標指向的制御と習慣的制御の神経機構
4.習慣形成を支える回路ダイナミクス
5.まとめと今後の課題
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