【講座主旨】
医薬品開発は、創薬の種探しから始まり、非臨床研究、臨床試験、申請承認、発売と多くのプロセスを通過します。プロジェクトチームとそのリーダーは、各プロセスのマイルストーンごとに意思決定会議の承認を得る必要があり、事前の周到な準備がその過程を円滑にします。準備に当たっては、シニアマネジメントの琴線に障るポイントを把握し、そのポイントに関するキーステークホルダーの同定、事前アプローチ、フォローアップなどの活動を加えることが結果に大きく影響します。
さらに、共同開発先やライセンサー(シー)がある場合には、両者の求めるゴールの違いを意識し注意深い合意形成に留意しないと往々にして摩擦が発生します。
そこで本講座では、創薬・開発プロセスにおけるステークホルダーとの合意形成を、筆者の実経験をベースにチーム目線で実践的に解説していきます。
なお本講座はe-learningで学べそうな教科書的内容は最低限とし、合間合間に実務に役立つヒントをTIPSとして差し込む予定です。
【講座内容】
1.ステークホルダーコミュニケーションに必要なスキル
1.1 まずは論理
1.2 相手を見たプレゼンテーション
1.3 開発マイルストーンごとに留意したい要素と根回し先
・第1〜3相各臨床試験、申請・承認・発売
2.共同開発先との失敗しないコミュニケーション
2.1 まずは決まり事〜読んでおきたい契約書のポイント
2.2 最初が肝心、キックオフミーティング
2.3 共同開発三原則:フェアであること、透明であること、約束を守ること
3.まとめ:誠実であること
参考:実務に役立つTIPS(仮)
TIP1:判断の切り口が決定に影響する
TIP2:マイナスする勇気
TIP3:安定したチーム、何が違う?
TIP4:チームミッションとジグソーパズル
【質疑応答】
◆◆講師プロフィール◆◆◆
専門分野:薬理学、プロジェクトマネジメント
学位:薬学博士
略歴・活動・著書など:
1985年:中外製薬入社、新薬研究所配属:循環、血液凝固等の創薬研究に従事
2006年:本社プロジェクト推進部:生活習慣病、中枢神経用薬などのプロジェクトリーダー
2013年:事業開発部:主として海外への自社製品導出を担当
2017年:オンコロジーLCM部:血液がん領域のライフサイクルリーダー
2023年:現職:新任リーダー育成、プロジェクトマネジメント講座主催など後進の指導に従事
・1996年海外製薬会社との共同研究リーダー以来、プロジェクトリーダー(早期研究〜開発)、ライフサイクルリーダー(後期開発〜販売)を多数担当(Rocheをはじめ国内外との共同研究・開発リーダー含む)
・抗リンパ腫薬ポライビーのP3試験開始、申請承認、発売までのライフサイクルリーダー(国内開発販売の責任者)(2017〜2021)
・同じく抗リンパ腫薬ガザイバのライフサイクルリーダーとして、第三者との共同開発、販売を担当(2018−2020)
・事業開発部では、海外企業への導出を担当するグループリーダーとして自社品導出交渉に従事(Roche、他企業)
・現在は、若手リーダー(+候補)の育成や、実務経験をもとにしたプロジェクトマネジメント講座およびチームマネジメント講座を企画、開催
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