患者インサイトを戦略に活かすマーケティング実践セミナー|フレームワークとペイシェントジャーニー

                  
 
 
 
 
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“Patient Centricity”を実務に落とし込むフレームワークとは?その改善サイクルの事例!
ペイシェントジャーニーで患者インサイトの変化を分析、予測!マーケティングへの活用法!

患者中心主義(Patient Centricity)による
医薬品マーケティングの実践


■ 講師
【第1部】 

MedBeStrat(株) 代表取締役 鈴木 幸也 氏

【第2部】

(株)社会情報サービス 調査事業 PMR局 兼 ヘルスケアインテリジェンス局 シニアアドバイザー 大澤 一範 氏

■ 開催要領
日 時

2025年12月3日(木)13:00〜17:15
 
【アーカイブ(録画)配信】
  2025年12月12日(金)まで申込受付(視聴期間:12月12日〜12月22日まで)

会 場

Zoomを利用したLive配信 or アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき49,500円(消費税込/資料付き)
 〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44,
00円〕
 〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度が
あります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【13:00〜15:00】

【第1部】患者中心主義を実務に落とし込むフレームワークとその活用法

MedBeStrat(株) 代表取締役 鈴木 幸也  氏

 

【講座主旨】

医薬品業界は今、過去に類を見ない速度で変化しており、単なる製品提供に留まらず「患者中心主義」への根本的なパラダイムシフトが求められています。しかし、多くの製薬企業がこの理念を掲げながらも、「患者中心主義」の統一された定義の不在や、それを実務へと落とし込む具体的な実践方法・フレームワークの不足により、その取り組みが十分な成果に結びついていないという現実が散見されます。
本講演では、私共が長年の経験と研究に基づき開発した、患者中心主義を実践するための二つの実践的ツール「ADIMサイクル(Assessment, Design, Implementation, Monitoring)」と「Patient-Centric Value Impact CycleTM(PC-VICTM)フレームワーク」をご詳解いたします。
ADIMサイクルは、マーケティング戦略のアジャイルな改善サイクルを支援する実行システムであり、PC-VICTMフレームワークは、患者インサイトを深く理解し、それに基づいた医薬品やサービスの価値を最大化する戦略策定エンジンです。これらを活用することにより、企業規模や組織体制を問わず、「患者インサイトに基づいた戦略の確実な反映」「医薬品の価値向上」「施策のROI向上」「顧客との信頼関係構築を通じたブランド力強化」「企業価値の向上」といった具体的な成果に繋げることが可能です。
製薬企業が持続的な成長と社会的信頼を得るためには、患者の声を深く理解し、それを企業活動の核とする姿勢が不可欠です。本講演を通じて、参加者の皆様が患者中心主義を自社の実務に落とし込み、真に患者に貢献できる医薬品開発とマーケティング戦略を構築するための具体的な道筋と確信を得られることを目指します。

【講座内容】

1.オープニング:現代医薬品市場の変革期と患者中心主義
2.製薬企業が患者中心主義を実践する真の意義
3.なぜ今、実践型フレームワークが必要なのか?
4.MedBeStrat® が提唱する2つの実践型フレームワーク概要
5.ADIMサイクル:患者中心主義活動を導く羅針盤
6.PC-VICTMフレームワーク:患者価値を最大化する戦略策定エンジン
7.ADIMサイクルとPC-VICTMフレームワークの連携による実践活用
8.フレームワークの汎用性と適用範囲:企業規模・製品ライフサイクルを越えて
9.実践を成功させるための組織的アプローチと重要ポイント
10.まとめ:患者中心主義が拓く製薬企業の未来

【質疑応答】

◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:
製薬業界のコマーシャル、マーケティング、セールス、組織横断プロジェクトマネジメント他

略歴・活動・著書など:
国内外の大手・スタートアップ製薬企業 [山之内製薬、アステラス製薬、アステラスアムジェンバイオファーマ(アムジェン)、ファーマエッセンシア等] に勤務。希少疾患を含む泌尿器、血液・腫瘍、骨・炎症、高脂血症などの領域で、営業およびマーケティング業務に従事。担当者からマネージャー(グループ長、本部長)まで幅広い役割を経験。マーケターとしては、10以上の製品を上市し、市場浸透を推進・実現。また、上市準備・上市後対策、業務改革、部門統合、薬価戦略、DX戦略など、さまざまな課題に対する組織横断的なプロジェクトを多数リード。
薬学修士、経営学修士。

著書:『患者中心主義の実践:製薬企業の持続的成長と信頼構築』

 

【15:15〜17:15】

【第2部】ペイシェントジャーニーの分析・変化予測と戦略への活用

(株)社会情報サービス 調査事業 PMR局 兼 ヘルスケアインテリジェンス局 シニアアドバイザー 大澤 一範 氏

 

【講座主旨】

質の高いマーケティング戦略の策定には、3C分析が重要視されていますが、その中で、市場に関する詳細な現状把握と適切な将来予測は不可欠です。ペイシェントジャーニーを作成することにより、市場の全体像を俯瞰しつつ、戦略上のボトルネックの特定および解決策の発見が可能となります。また、患者インサイトをペイシェントジャーニーと関連付けることで、将来的な市場動向の予測精度が向上します。本セミナーでは、冒頭でペイシェントジャーニーが戦略立案に不可欠な理由を説明し、ペイシェントジャーニーの分析において重視すべき点について触れた後、現状把握と将来予測の具体的方法を提示します。そして最後に、ペイシェントジャーニーの戦略への活用方法を説明し、まとめとしたいと思います。

【講座内容】

1.なぜ、ぺイシェントジャーニーが戦略立案に欠かせないのか?
 1.1 パイプライン製品の戦略立案とぺイシェントジャーニー
 1.2 製品導入の戦略立案とぺイシェントジャーニー

2.ぺイシェントジャーニーの分析で欠かせないこと
 2.1 網羅的にマッピングする
 2.2 起こっていることの背後にある理由について把握する
 2.3 患者の数だけでなく背景理由についても定量的に把握する

3.ペイシェントジャーニーの現状を把握する方法
 3.1 セカンダリーデータの活用
 3.2 プライマリー市場調査の活用

4.ペイシェントジャーニーの将来を予測する方法
 4.1 PEST分析とペイシェントジャーニー
 4.2 PEST分析結果の定量化

5.ぺイシェントジャーニーの戦略への活用
 5.1 市場機会と意思決定
 5.2 市場機会の感度分析

【質疑応答】


◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:医薬マーケティング

略歴・活動・著書など:
1984年3月に東京薬科大学修士課程卒業
1984年4月に中外製薬(株)に入社、2015年12月に武田薬品工業(株)に入社、製薬企業では、主に、製品・疾患領域のマーケティングを担当。現職は、株式会社社会情報サービスのシニアアドバイザーと株式会社ヘルスケアコンサルティングの顧問