撹拌プロセスの最適化セミナー|CFD解析とデータ活用による自動設計


                  
最新GMPおよび関連ICHガイドライン 対応実務
プロセスインフォマティクスにおけるデータ解析・モデリングと応用展開
<セミナー No512161(アーカイブ配信)>
【 アーカイブ配信】 (2025年11月21日(金) Live配信の録画配信です)

・操作パラメータ設定から実験比較まで  ― CFDとプロセス条件の最適化手法を体系的に学ぶ
・効率的な撹拌槽設計のためのCFD解析とプロセス条件最適化の具体的手法を紹介

 

撹拌プロセスのシミュレーションと
データ活用による最適化

〜CFD・最適化の融合による自動設計〜

■ 講師

大阪公立大学 大学院工学研究科物質化学生命系専攻化学工学領域 准教授 山本 卓也 氏

■ このセミナーで習得できる知識

・撹拌プロセスにおける主要な操作パラメータと評価方法
・CFDを活用した撹拌槽内現象の解析手法
・プロセス条件を効率的に決定する最適化手法
・CFD解析結果と実験データの比較・検証方法
・CFDと最適化を組み合わせた撹拌槽設計の実践的アプローチ

■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】
 2025年12月3日(水)まで申込み受付(視聴期間:12/3〜12/13)

会 場

Zoomを利用したアーカイブ配信  ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49
,500円〕
〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【講座主旨】

物質を撹拌するプロセスは化学産業、食品産業、鉄鋼、非鉄産業等で広く利用されており、最終製品の歩留り、品質、プロセスの安定性に大きな影響を及ぼす。これら種々の応用に対して設計することが望まれるが、多種多様な用途、材料、製品に応じてプロセス条件を最適に決定する必要がある。また、最適に設計する必要がある目的変数は単一のものではなく、例えば化学産業で言えば、プロセスの安全性や温度、反応速度、反応率、投入エネルギー等のものがあり、一意に条件を決定するのが困難である。
本セミナーでは、このような撹拌プロセスに注目し、数値流体力学(Computational Fluid Dynamics, CFD)と最適化を融合して迅速に設計する方法を紹介する。また、この際に必要な撹拌プロセスにおける操作パラメータ、最適化の方法、CFD解析でのポイント、実験との比較方法、最適化とCFDを融合した事例を紹介し、実応用上の問題点やポイントを説明する。

【講座内容】

1.撹拌プロセスの基礎
 1.1 撹拌操作の種類
 1.2 撹拌操作における操作パラメータ

2.撹拌プロセスの実験、評価方法
 2.1 均一混合時間
 2.2 撹拌トルク
 2.3 気泡、液滴径

3.最適化の方法
 3.1 最適化の種類
 3.2 最適化アルゴリズムの紹介
 3.3 多目的最適化

4.撹拌プロセスにおけるCFD
 4.1 撹拌プロセスに利用されるCFD
 4.2 回転体の取り扱い方法
 4.3 混合時間の評価方法
 4.4 混相流モデルとの連成
 4.5 乱流モデルの取り扱い
 4.6 解析事例や気を付ける点

5.最適化とCFDの連成
 5.1 CFDと最適化の連成方法
 5.2 撹拌槽の単一目的の最適化
 5.3 撹拌槽の多目的最適化

【質疑応答】


◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:化学工学、移動現象論、数値シミュレーション

学位:博士(工学)

略歴・活動・著書など:
 2017年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科 博士(工学) 取得
 2017年4月 東北大学大学院環境科学研究科 助教
 2020年4月 東北大学大学院工学研究科 助教
 2022年9月 JST さきがけ研究員 兼任(~現在まで)
 2023年4月 大阪公立大学大学院工学研究科 准教授
 現在に至る

その他詳細
https://researchmap.jp/7000020973