【講座主旨】
Global化が進む中、プロセスリスクアセスメントがサプライチェーンマネジメントでAuditの結果として求められる事が多くなって参りました。従来より、手法として用いられているHAZOPの必要性が注目されています。これらは化学プラント工場には欠くことの出来ない安全運用技術の一つとなります。結果、統合マッピングによりリスクマネジメントシステムを廻してゆく事の重要性を御紹介します。
【講座内容】
はじめに
1.化学プラントにおけるリスクアセスメントの全体像
1.1 リスクアセスメントの種類
1.2 リスクアセスメントを行う趣旨・目的
1.3 リスクアセスメントに必要な事前情報の入手(GHS,SDS他)
2.HAZOPの基本概念と使い方
2.1 HAZOPとは
2.2 HAZOPの概要と手法としての具体的使用方法
2.3 HAZOPの実施手順と役割分担
2.4 他のリスクアセスメント手法との比較とHAZOPの位置づけ
3.プロセスリスクアセスメント
3.1 化学プラントに潜むプロセスリスクハザード事例と健康被害
3.2 プロセスリスクアセスメントの進め方とHAZOP
3.3 GHSとSDSなど情報入手方法
4.LOTO(Lock & Tag)に基づく作業安全の確保と教育
4.1 LOTOとは
4.2 LOTOプログラム運用方法
4.3 運用SOPへの展開の必要性
5.サプライチェーンへのリスクアセスメントの共有とその必要性
6.統合的リスクマネジメントへの展開
6.1 リスク低減策と優先順位
6.2 投資とリスク低減の優先度
7, まとめ
【質疑応答】
◆◆講師プロフィール◆◆◆
専門分野:
化学物質・高活性原薬曝露管理専門技術の研究(企業の社員・従業員の健康被害予防)
HSE(健康安全環境)グローバルスタンダード技術の企業内導入アドバイザー、
CSR(企業の社会的責任)企業内導入アドバイサー
企業内HSE責任者向け、専門技術者育成教育 執筆・講演
略歴・活動・著書など:
外資系医薬品会社にてGlobal HSE(健康安全環境)のAuditorとして約15年間、海外の事業所を監査し、Regulatory
Complianceのマネジメントを指導した。
M&Aを7回経験し、Global Standardにて社員の健康安全と環境を守る事の重要性を指導
Due Diligenceを駆使して複数回の工場閉鎖業務を合法的に実施。
国際的な関係法令の内容をサプライチェーンAuditにて運用指導。
CSR(企業の社会的責任)導入教育を実施した。
第一種電気主任技術者
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