分散剤の種類と特徴、作用機構、使い方 セミナー
        
リビングラジカル重合の精密制御と応用事例
塗工液の調製、安定化とコーティング技術
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<セミナー No 512233>

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★ 粒子の再凝集や沈降防止へ向けた立体安定化と静電安定化を詳解します!

分散剤の種類と特徴、作用機構、使い方
ナノ分散/粒子の表面処理/溶媒の選択


■ 講師
日本ルーブリゾール(株) パフォーマンスコーティングス部 ビジネスディベロップメントマネージャー 博士 (工学)  西澤 理 氏
■ 開催要領
日 時

【Live配信】2025年12月12日(金) 13:00〜16:30

【アーカイブ(録画)配信】 2025年12月19
日まで受付(視聴期間:12月19日〜12月29日まで)

会 場 Zoomを利用した Live配信 または アーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。
聴講料

1名につき 49,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき44
,000円〕

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム
【習得できる知識】
・分散に関する科学的な基礎的知識、また検討時の実際
・分散剤の種類とその特徴
・分散剤の選択の方法と使い方
・実際の使用例 ― Lubrizol社の分散剤を例に

【講座の趣旨】
 分散剤は、無機顔料や有機顔料等のさまざまな不溶粒子を媒体中に均一にかつ安定に分散させるために用いられる添加剤である。分散剤の性能により、顔料分散体 (以下分散体) の安定性、着色力、光沢、隠蔽力等の機能、性質が左右される。
 分散剤は粒子と媒体との界面を安定化させるという機能においては、いわゆる通常の界面活性剤とは異なる機能が要求される。顔料表面に強く吸着し、一方で液相に対して安定化、さらには他に使用される添加剤、樹脂等の影響を最小化し、分散体を安定に保持する役割が必要である。
 本講では、分散剤の作用機構と、近年盛んに開発が進められているナノ分散の実際、および分散剤の種類による違いについて解説し、Lubrizol社における分散剤開発の考え方、取り組み、および応用事例を紹介する。

1.分散の基礎
 1.1 分散の科学
  1.1.1 分散とは?
  1.1.2 分散に関する学術理論
 1.2 分散の実際
  1.2.1 立体安定化と静電安定化
  1.2.2 安定化の実際
 1.3 ナノ分散
  1.3.1 粒径の違いによる分散挙動の違い
  1.3.2 ナノ分散の実際

2.分散剤の種類
 2.1 分散剤の種類と特徴
  2.1.1 分散剤の構造と化学構造
  2.1.2 分散剤の構造と特徴
 2.2 Lubrizol社の場合
  2.2.1 Lubrizol社の設計思想 -櫛型分散剤とシングルタイプ分散剤-

3.分散剤の選択と使用方法
 3.1 分散剤構造と溶剤
 3.2 分散剤構造と粒子の種類、表面処理
 3.3 溶媒の選択 (溶媒にあった分散剤の選択)

4.実際の使用例 ? Lubrizol社の分散剤製品を例に
 4.1 UV/EBエネルギー硬化系、溶剤系向け分散剤
 4.2 水系向け分散剤
 4.3 樹脂練りこみ/コンポジット向け分散剤

5.まとめ

【質疑応答】