フロー合成プロセス設計セミナー|化工計算・データ解析と条件最適化の実践

 

                  
ファインケミカル,医薬品の連続生産プロセス
プロセスインフォマティクスにおけるデータ解析・モデリングと応用展開
<セミナー No.601165(アーカイブ配信)>
【 アーカイブ配信】 (2026年1月16日(金) Live配信の録画配信です)

AIを活用したフロー合成の最適化、自動化の進め方が解る!
マイクロリアクタにおける「流動、混合、伝熱、混相流、反応」 その化学工学と計算、データ解析手法が学べる!

フロー合成プロセス設計における
化学工学・データ解析と条件最適化


■ 講師
【第1部】 

北海道大学 大学院理学院化学部門 教授 永木 愛一郎 氏

【第2部】

京都大学 大学院工学研究科化学工学専攻 教授 外輪 健一郎 氏

■ 開催要領
日 時

【アーカイブ(録画)配信】
  2026年1月27日(火)まで申込受付 (視聴期間:1/27〜2/6)

会 場

Zoomを利用したアーカイブ配信 ※会場での講義は行いません
 セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。

聴講料

聴講料 1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
 〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,
00円〕
 〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度が
あります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ このセミナーで学べる事
第1部

・フロー合成化学の基礎、フラスコ化学のおける課題解決のためのフロー合成化学の活用について
・フロー合成化学へのAIの活用による最適化、自動化について

第2部

・マイクロ流路の特性の化学工学的理解および解析の方法
・自動化システムの具体的な構築事例

■ プログラム

【10:00〜14:30】 ※途中昼食の休憩を挟みます

【第1部】フローマイクロリアクターが導く合成化学、最適化、自動化

北海道大学 大学院理学院化学部門 教授 永木 愛一郎 氏

 

【講座主旨】

合成化学の常識がフローマイクロリアクターによって大きく変貌をとげ、従来の合成化学が大きく変わろうとしている。フローマイクロリアクターによって提供されるミクロな反応場は、化学反応そのものに本質的な影響を与えるためである。本セミナーでは、フローマイクロリアクター合成の研究・開発によるフラスコでは不可能な合成の事例、ベイズ最適化などの機械学習を活用したプロセスの自動化などについて、今後の展望を含め紹介したい。

【講座内容】

1.フローマイクロリアクターについて
2.フローマイクロリアクターの特長
 2.1 高速混合
 2.2 精密温度制御
 2.3 精密滞留時間制御
3.フローマイクロリアクターが導くフラスコでは不可能な合成化学
4.機械学習による反応条件最適化
5.機械学習による反応最適化プロセスの自動化

【質疑応答】

◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:有機化学、高分子化学、合成化学
学位:博士(工学)
略歴・活動・著書など:
略歴
平成17年 3月 京都大学 大学院工学研究科合成・生物化学専攻博士課程修了、博士(工学)
平成17年 4月  東京大学 先端科学技術センター、博士研究員
平成18年 8月  京都大学 大学院工学研究科合成・生物化学専攻、博士研究員
平成18年 12月 京都大学 大学院工学研究科合成・生物化学専攻、特任助教
平成20年 12月 京都大学 大学院工学研究科合成・生物化学専攻、助教
平成25年 1月 京都大学 大学院工学研究科合成・生物化学専攻、講師
平成30年 6月 京都大学 大学院工学研究科合成・生物化学専攻、准教授
令和4年 4月 北海道大学 大学院理学研究院、教授
受賞歴
令和1年 有機合成化学協会・企業冠賞 東ソー・環境エネルギー賞など、8件

 

【14:45〜16:15】

【第2部】マイクロリアクタの特性と自動実験システムへの展開

京都大学 大学院工学研究科化学工学専攻 教授 外輪 健一郎 氏

 

【講座主旨】

フローマイクロリアクタを利用するうえで、その特性の理解は欠かせない。微細な空間では混合速度や温度変化を制御でき、それが反応等の目的とする現象に影響する。本セミナーでは流動条件が混合速度、伝熱速度に及ぼす影響を解説するとともに、それらが反応に対して及ぼす定量的な影響を解説する。さらに著者が取り組んでいる汎用性の高い自動実験システムを取り上げ、その構築方法および活用事例を紹介する。

【講座内容】

6.マイクロリアクタの化学工学
 6.1 流動
 6.2 混合
 6.3 伝熱
 6.4 混相流
 6.5 反応工学
7.自動実験システム
 7.1 自動実験研究の動向
 7.2 自動実験システムの紹介
 7.3 自動実験システムの応用事例

【質疑応答】


◆◆講師プロフィール◆◆◆

専門分野:化学工学、プロセスシステム工学
学位:Ph.D.
略歴・活動・著書など
略歴
1990年 3月 広島大学工学部第三類(化学系)卒業
1997年 1月 Leeds大学化学工学科博士課程修了、PhD取得
1997年 4月 京都大学大学院工学研究科化学工学専攻 リサーチアソシエイト
2001年 4月 九州大学大学院工学研究院応用化学部門 助手
2004年 3月 徳島大学工学部化学応用工学科 講師
2007年 4月 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部先進物質材料部門 准教授
2012年 3月 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部先進物質材料部門 教授
2016年 4月 徳島大学大学院理工学研究部 教授
2019年 4月 京都大学大学院工学研究科化学工学専攻 教授
主な著書
草壁克己・外輪健一郎 はじめて学ぶ化学工学 工業調査会/丸善 2006年4月
草壁克己・外輪健一郎 マイクロリアクタ入門 米田出版 2008年3月