撥水/撥油性の付与とぬれ性評価
        
有機ケイ素化合物の合成、構造制御とその応用
非フッ素系撥水・撥油技術の開発動向と性能評価
 

<セミナー No 602215>

【Live配信のみ】 アーカイブ配信はありません

★ 動的ぬれ性の考え方から測定のポイント、PFAS規制に対応した処理法まで詳説!

材料表面への撥水/撥油性付与とぬれ性評価


■ 講師

1.

(国研)産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 上級主任研究員 博士(工学) 穂積 篤 氏

2.

協和界面科学(株) 技術部 エキスパート 平野 大輔 氏
■ 開催要領
日 時

2026年2月20日(金) 10:30〜16:15

会 場 Zoomを利用したLive配信 ※会場での講義は行いません
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聴講料

1名につき 60,500円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき
55,000円

〔大学、公的機関、医療機関の方には割引制度があります。詳しくは上部の「アカデミック価格」をご覧下さい〕

■ プログラム

【10:30-12:00、13:00-14:30】

1.動的ぬれ性の考え方と撥水/撥油表面の設計指針

(国研)産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 上級主任研究員 博士(工学) 穂積 篤 氏
 

【講演ポイント】
 本セミナーでは、まず最初に、固体表面のぬれ性(撥水・撥油性、親水性)をどのように評価し、いかに制御するかについての基礎知識や、応用・実用上ポイントとなる動的ぬれ性についての理解と取得を目指します。次いで、ぬれ性を制御するための各種表面処理・改質技術について、国内外の最新の研究開発動向を紹介します。
 さらに、PFOA・PFOS等の長鎖有機フッ素化合(PFAS)への法規制を鑑み、講師らが開発している各種機能性薄膜を用いた脱フッ素・フッ素代替表面処理・改質技術について、例を挙げて分かりやすく解説します。

1.ぬれの基礎とこれまでの評価法の問題点
 1.1 Youngの式
 1.2 表面張力の定義と測定方法
 1.3 表面自由エネルギーとは?
 1.4 Cassieの式(凹凸表面におけるぬれ)
 1.5 Wenzelの式(複合表面におけるぬれ)
 1.6 CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
 1.7 既存理論を否定する研究事例
 1.8 3相接触線の重要性
 1.9 これまでのぬれ性評価法とその問題点
 1.10 静的接触角とぬれ性との関係

2.動的ぬれ性の考え方と測定・制御方法
 2.1 動的ぬれ性とは?
 2.2 動的ぬれ性制御の重要性
 2.3 動的接触角の定義と近年の役割
 2.4 動的接触角の測定方法
  2.4.1 Wilhelmy法とその特徴
  2.4.2 滑落/転落法とその特徴
  2.4.3 拡張収縮法とその特徴
 2.5 接触角ヒステリシスの定義と発生原因
 2.6 自然界における高/低接触角ヒステリシス表面
 2.7 接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
 2.8 接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
 2.9 接触角ヒステリシスと滑落性の関係(Kawasaki/Furmidgeの式)
 2.10 低接触角ヒステリシス表面の応用事例

3.撥水/撥油処理の最新研究動向
 3.1 バイオミメティクス(生物模倣技術)とは?
 3.2 超撥水/撥油性を得るための表面設計指針
 3.3 これまでの超撥水/撥油性表面の問題点・課題
 3.4 耐久性アップ/長寿命化のためのコンセプトと研究事例
 3.5 最近の超撥水/撥油性の定義
 3.6 超撥水/撥油処理の最新研究開発動向
 3.7 SLIPS(Slippery Liquid-Infused Porous Surfaces)の特徴・設計・課題

4.長鎖有機フッ素化合物に依存しない各種撥水/撥油/難付着性処理技術
〜PFAS(PFOS/PFOA)規制への対応として〜
 4.1 フッ素フリー撥水/撥油処理の最新研究開発動向
 4.2 有機-無機ハイブリッド皮膜やポリマー皮膜による撥水/撥油性表面の作製方法とその特徴
  
【質疑応答】


【14:45-16:15】

2.表面張力・接触角測定によるぬれ性評価

協和界面科学(株) 技術部 エキスパート 平野 大輔 氏
 

【修得できる知識】
・接触角、表面張力に関する基礎知識
・接触角、表面張力の測定や解析に関するノウハウ/注意点

【講座の趣旨】
 研究開発から品質保証の現場まで簡便な表面分析の代表例として接触角があげられる。本講座では表面・界面張力、接触角に関する基礎事項の理解を深め、測定時の注意点やノウハウについて、測定例を交えながら述べる予定である。

1.表面張力・界面張力
 1.1 表面張力とは
 1.2 表面張力とぬれ性のイメージ
 1.3 表面張力の測定方法
 1.4 Wilhelmy法
  (1)プレート法
  (2)垂直板法
 1.5 du Nouy法
  (1)リング法
  (2)輪環法
 1.6 懸滴法
  (1)ペンダント・ドロップ法
 1.7 最大泡圧法

2.接触角
 2.1 接触角とは
 2.2 接触角の表面感度
 2.3 接触角の測定・解析方法
 2.4 静的接触角測定
  (1)液滴法
 2.5 動的接触角測定
  (1)拡張・収縮法
  (2)滑落法
  (3)Wilhelmy法
 2.6 特殊な接触角測定
  (1)極小領域
  (2)三態系
  (3)粉体

3.表面自由エネルギー
 3.1 表面自由エネルギーとは
 3.2表面自由エネルギー解析
 3.3表面自由エネルギーの成分分け
 3.4静摩擦係数と表面自由エネルギーとの関係

【質疑応答】