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技術情報協会:コスメティックステージ

2008年 10月号 「COSMETICSTAGE」 


 

■大特集■  化粧品『使用感・色・香り』の設計/評価と品質保証

@ 粉体化粧品の使用感のin vitro試験法と製品開発/日本ロレアル(株)

1 粉体製品の官能評価と機器測定
1.1 原料と製品の物性値、および製品官能値
1.2 製品物性から官能応答の予測モデル
1.3 原料物性から製品物性の予測
1.4 開発支援型予測モデル
1.5 使用動作と官能項目、機器測定項目
1.6 粉体の形状と物性、官能評価

A スキンケア、ヘアケア製品の事例を中心とした化粧品使用感評価/大阪大学大学院

1 スキンケア製品の塗布速度の測定¥
1.1 スキンケア製品の粘性率による塗布速度の変化
1.2 塗布速度と官能評価結果の相関
2 毛髪ブラッシング速度と反力の同時測定
2.1 ヘアケア製品によるブラッシング速度・反力の変化
2.2 ブラッシング速度・反力と官能評価結果との相関
3 毛髪ブラッシング動作とスキンケア製品塗布動作の特
B 化粧品原料の使用感評価〜摩擦特性評価と使用感触改善〜/花王(株)

1 単繊維摺動式摩擦試験機の開発
2 一般的な化粧品原料の摩擦特性
3 使用感触の改善<複合粒子の作製方法
C 化粧品“色”の官能評価法/日本カラーデザイン

1 化粧品容器の与える印象
2 化粧品容器のイメージ評価方法
3 『高級』を表現する4つの主要なパターン
D 化粧品における色の品質検査と高級感の保証/(財)日本色彩研究所

1 色の定義
2 色の認識されるまでの過程
3 色の数量化の方法
4 標準光源
5 色に対する目の感度
6 CIEの表色方法<
7 均等色空間(UCS)への変換
E 分析化学からみた、香りの解析法/香川大学

1 分析化学的アプローチの限界
2 複合香に関する分析化学的アプローチの必要性
3 Cumulative法の開発
F 化粧品開発における官能評価の手法と各事例

1 分析型パネル(専門パネル)の役割
2 分析型パネル(専門パネル)に求められる能力
3 評価パネルの育成法
3.1 嗅覚能力が正常であることの確認
3.2 香りの質の識別能力を養成する
3.3 香りの感覚強度を識別する能力を養成する
3.4 分析的な香りの識別能力を養成する
3.5 香料化合物の香り特性を体得する
3.6 香りの記憶力を強化する
3.7 香りに対する感受性を高める<
3.8 香りに対する審美感を磨く
3.9 香りを嗅ぐ意欲を強化する
G オプティカルイメージングを用いた香料の評価/長谷川香料(株)

1 脳活動測定
1.1 脳活動イメージング法
1.2 NIRSとは
2 オプティカルイメージングによる風味評価
2.1 大脳前頭外側部における順応現象
2.2 オプティカルイメージングを用いた香料の評価
H 保存効力試験の実務と防腐剤設定/(株)マンダム

1 防腐力の評価法
2 化粧品で使用される防腐剤
3 製品の防腐力を助ける成分
3.1 エタノール
3.2 多価アルコール
3.3 陽イオン性界面活性剤
3.4 その他
■トピックス記事

@スティック化粧品の品質トラブルとその発生機構/東京工科大学

1 オイルワックス複合体と口紅の組成
1.1 オイルワックス複合体の内部構造
1.2 口紅の組成
2 スティック化粧品の品質課題
2.1 ゲル化剤との併用によるスティックの軟化現象
2.2 顔料の添加によるスティックの軟化現象
2.3 ブルーミング(発粉)現象
2.4 発汗(オイルの分離)現象
Aブリーチとパーマ処理によるダメージヘアの生成機構と機器分析/群馬大学

1 毛髪の階層構造
2 カラーリングとパーマ処理による毛髪の化学構造変化
2.1 カラーリング(ブリーチ・染毛)処理
2.2 パーマ処理
3 ブリーチとパーマ処理した毛髪の機器分析
3.1 ブリーチとパーマ処理した毛髪の調製
3.2 ブリーチとパーマ処理した毛髪のSEM観察
3.3 ブリーチとパーマ処理した毛髪のFT-IR分析
3.4 B&P処理毛髪のXPSスペクトル
3.5 B&P処理毛髪の微細構造
4 ブリーチとパーマ処理によるダメージヘアの生成機構
B化粧品関連分野における特許出願・活用のポイント構/三枝国際特許事務所

1 「明確性要件」(特許法36条6項2号)
2 「サポート要件」(特許法36条6項1号)
2.1 趣旨 
2.2 判決例から 
2.3 薬理効果を訴求した発明のサポート要件
2.4 機能的表現による発明・パラメータ発明のサポート要件
2.5 出願後に提出した実験データの取り扱い
3 「実施可能要件」(特許法36条4項)
3.1 趣旨 
3.2 判決例から
3.3 薬理効果を訴求した発明の実施可能要件
3.4 実施可能要件とサポート要件との関係
3.5 出願後に提出した実験データの取り扱い
4 出願に必要な実験データ
4.1 薬理試験はどの程度求められるか
4.2 Paper Exampleについて
4.3 安全性データの必要性
5 出願時に実験データが不足している場合の対処方法

■連 載

○ 日本企業の十の課題(第4回目)〜課題4ブランド・マネジメント体制の課題−その1〜
                               /立命館大学大学院 杉山 慎策

1 ブランドマネジメント体制
2 マーケットリサーチ
3 マーケティング・インテリジェンス
4 マーケティング・リサーチ
○ 化粧品申請・表示に関するQ&A(第1回目)/吉田法務事務所 代表 吉田 武史

1 化粧品、医薬部外品の【製造前】のQ&A
2 化粧品、医薬部外品の【製造】のQ&A
3 化粧品、医薬部外品の【製造販売】のQ&A
○ 相図の読み方描き方と乳化系・可溶化系への応用(第4回目)
                                       花王(株) 鈴木 敏幸

  1 相図を理解するための基本知識
  1.1 相図の読み方,作成のための基本ルール(Gibbsの相律)
  1.2 相図の読み方の実践:
  2 相図で理解する界面活性剤の溶解挙動
  2.1 界面活性剤/水2成分系の相図:特異な溶解挙動とその理由“ミセル形成とクラフト点”

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