2011年1月号目次 MATERIALSTAGE
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●巻頭
高度数百kmの低高度宇宙環境に耐えるポリイミドについて
【宇宙航空研究開発機構 宮崎 英治】
1.はじめに
2.低高度宇宙環境について
3.AOが宇宙用材料に及ぼす影響
4.シロキサン変性ポリイミドフィルムのAO耐性
5.宇宙環境曝露実験、今後の展開
●マテリアルの芽
〜抗体医療研究の技術を工業材料開発へ〜
抗体分子の「ナノ糊(のり)」としての利用
【産業技術総合研究所 渡邊
秀樹】
1.はじめに
2.ファージディスプレイによる抗体の試験管内選択
3.生分解性プラスチック認識抗体
4.金表面認識抗体
5.おわりに
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マテリアルニュース&トピックス
○印刷・塗布法で作るエレクトロクロミック素子の応用
【産業技術総合研究所 田中 寿】
1.はじめに
2.印刷によるECDの開発
3.省エネ型表示素子としての応用
○洗浄度評価・異物検査に用いられるマーカー用発色粒子について
【語り手: (株)モリテックス 三木 崇】
【聞き手:(株)技術情報協会 編集部】
●洗浄評価,異物検査において,着色粒子が用いられる背景やその必要性をお教えいただけますか?
●御社でお取り扱いの発色粒子について,ご説明いただけますか?
●実際に,どんな用途で用いられているのでしょうか?どんな分野の方からのご相談が多いのですか?
〜暗所は湿分で硬化する〜新しいデュアルUV硬化樹脂
【カネカ(株) 河野 良行】
1.『KANEKA XMAP』の特徴
2.UV/湿分デュアルキュア系の設計
2-1 配合設計の考え方
2-2 UV/湿分デュアルキュアの硬化性
2-3 耐熱性
2-4 絶縁性
3.その他の可能性
○遺伝子組換え微生物による軟質系バイオプラスチックの効率的生合成
【東京工業大学 福居 俊昭】
1.はじめに
2.ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)
3.遺伝子組換え微生物による植物油を原料としたP(3HB-co-3HHx)の生合成
4.今後の展望
○〜自動車や家電への採用指標に〜
植物度(バイオマス度)の判定法
【(財)バイオインダストリー協会 大島 一史】
1.バイオマス由来度( "BM度" )の考え方
2.バイオマス度測定法の現状
3.バイオマス度の算出方法
4.バイオ燃料のバイオマス由来度測定事例
5.バイオマスプラスチック等固体系資材のバイオマス由来度測定事例
6.標準化/規格化に向けた試み及び論点
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研究者の視点
家電や自動車におけるレアメタル資源の需給動向
【(財)石油天然ガス・金属鉱物資源機構 阿部
幸紀】
●うちの製品に使いたい,有ればいいな?と思うマテリアル
【特別編】
〜世界のCMFが集まる〜 ミラノサローネレビュー(前篇)
【語り手:KDDI(株) 砂原
哲】
【聞き手:(株)技術情報協会 編集部】
●「ミラノサローネ」とはどのようなイベントなのかを、簡単にご説明いただいてもよろしいでしょうか。
●家具以外では,どのような分野や製品が多いのでしょうか?
●韓国、中国からの参加者も多いのでしょうか?
●今回お尋ねしたいCMFという視点では,何か特徴的なものはございましたか?
●エポキシで焦げた物を全部固めてしまうとなると,デザイン的だけではなく、機能付与的な意味合いを持ってくるのでしょうか?
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●特集
〜ジャパンカラー,温かみ感,海外嗜好など〜
売れる,好まれるプラスチック加飾−2010−
○〜温かみのある加飾〜ソフトフィール塗料
【旭化成ケミカルズ(株) 増渕 徹夫】
1.はじめに
2.各種液状ポリカーボネートジオールの特徴
2-1 基本性状および溶解性
2-2 ポリウレタンの基本物性
2-3 耐薬品性
2-4 耐摩耗性
3.おわりに
○環境対応企業が求める「塗装レス」 プラ加飾としての金型転写
【秋元技術士事務所 秋元 英郎】
1.はじめに
2.ウェルドレスから高転写成形技術
3.高転写成形の技術思想
4.高転写成形技術の種類と概要
4-1 熱媒体切替方式
4-2 キャビティ表面直接加熱方式
4-3 断熱金型
4-4 電気ヒーター方式
5.高転写成形技術の産業上の効果
5-1 ウェルドラインが目立たない
5-2 フィラーが露出しない
5-3 微細形状がしっかり転写する
5-4 鏡面の品質が極めて高い
5-5 薄肉の充填がしやすい
6.おわりに
○プラスチック金型へのシボ加工による質感付与技術
【(株)棚澤八光社 渡邊 豊彦】
1.はじめに
2.シボ加工技術
2-1 表面処理および一次マスキング
2-2 レジストパターンの形成
2-3 二次マスキング
2-4 エッチング加工
2-5 仕上げ加工
3.金型表面への質感付与技術の今後
4.おわりに
○HEAT&COOL成形による成形製品外観の向上
【SABICイノベーティブプラスチックスジャパン(合) 山内 将満】
1.HEAT&COOL成形の特徴
2.適用範囲
3.装置構成
3-1加熱用ユニット
3-2冷却用ユニット
3-3切換えバルブユニット
4.成形工程
5.金型設計
6.効果の確認
6-1無機フィラー充填材料の表面外観
6-2成形残留応力歪
6-3ウェルドライン
6-4外観不良
6-5表面硬度
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●特集
〜電池もフィルム,TVもフィルム〜
極薄化するフィルムの「シワ」「タルミ」を防ぐために
フィルムハンドリングの技術トレンド
○極薄化するフィルムの動向とプロセス上の問題点とは?
【中村サブラヒ・テクノロジスト事務所 中村 博昭】
1.はじめに
2.これからのコーティング技術
3.歴史的背景と技術発展の経緯
4.塗工精度とその均一性を支配する要因
4-1 機械的・物理的要因
4-2 工程設計・物性に係る要因
5.耳部形状の安定化技術
○フィルムのシワ発生を防ぐ,新しいローラー素材
【(株)加貫ローラ製作所 石田 俊道】
1.拡張機能を持たせたゴムローラによるシワ発生防止対策
1-1 ゴムローラ表面の特殊溝切加工:「ダブルヘリカル加工」
1-2 ゴムエキスパンダーローラ
2.ゴムローラの機能変更によるシワ発生防止対策
2-1 表面摩擦低減処理ゴムローラ(弊社表記:スベラックス処理)
2-2 低タワミ構造ゴムローラ
2-3 ゴムローラの選択について
○低たわみ,巻きシワ問題を解決するCFRPロール
【三菱樹脂(株) 藤村 通弘】
1.主な特長,特性
2.「カーボリーダー」 低たわみロール が実現させる生産現場からのニーズ
○ロールtoロール搬送におけるフィルムのしわ取り
【(株)三橋製作所 植村 康弘】
1.概要
2.技術内容
2 -1 しわ取りロールの構成
2-1-1 FE形しわ取りロールの構成と展開
2-1-2 MRV形しわ取りロール
○極薄フィルムへの塗布・乾燥・切断・巻取プロセスでのシワ防止
【凸版印刷(株) 平山 正廣】
1 .巻取り加工機の部位
1-1 巻き出し、巻取りロールスタンド
1-2 ロールスタンドのトルクと張力及び紙管
1-3 紙継について
2.巻取り駆動について
3.駆動ローラーについて
4.ガイド装置
○リチウムイオン電池、キャパシタのロール成形技術について
【昭和精工(株) 中村 勇】
1.はじめに
2.ロール成形工法と「シワ」「タルミ」防止の対応
2-1 工法の原理
2-2 工法・技術の特徴
2-3 本工法での 「シワ」」タルミ」を防ぐ技術
3.おわりに
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