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2016年8月号目次 MATERIALSTAGE

■巻頭

□ 「車載カメラ」用レンズの要求特性と樹脂化技術
共創企画 中條 博則

1.ADASの普及により急増するカメラモジュール
2.車載カメラの製品分類
3.主な車載カメラの搭載個所と課題
4.車載カメラ用レンズに要求される特性
5.高耐熱性、小型、高生産性、低コストが実現できるWLO採用リフローカメラモジュールの車載への転用
6.本格普及の兆し、WLO採用低価格FIRカメラ



■特集1

『車載カメラ』用レンズの要求特性とその材料技術
 

□ 車載用カメラ市場動向とレンズ技術の動向
(株)テクノ・システム・リサーチ 駒田 隆彦

1.はじめに
2.車載用カメラ市場の動向
 2.1 車載用カメラの概要と全体市場動向
 2.2 製品タイプ別市場動向
  2.2.1 ビューカメラ
  2.2.2 ドライブレコーダカメラ
  2.2.3 センシングカメラ
  2.2.4 ワンモジュールフュージョンカメラ
 2.3 今後の動向
 2.4 主要部材の動向
  2.4.1 ビューカメラの主要部材の動向
  2.4.2 センシングカメラの主要部材の動向
  2.4.3 レンズモジュールの動向
  2.4.4 レンズモジュールの課題点
3.まとめ

□ 環状オレフィン系樹脂「アペル」の特徴と車載レンズ用途への展開
三井化学(株) 木津 巧一

1.アペルの特徴
2.アペルの用途
 2.1 光学銘柄
 2.2 ピックアップレンズ
 2.3 イメージセンサーレンズ
 2.4 車載カメラレンズ
  2.4.1 車載カメラレンズ市場
  2.4.2 車載カメラレンズ材料の開発
  2.4.3 APL5015AL の特徴
 2.5 その他光学用途への展開

□ レンズ接合用光硬化型接着剤の車載カメラへの応用
MS アーデル(株) 澤本 健之、松本 浩一

1.レンズ接合用光硬化型接着剤の要求性能
2.レンズ接合用光硬化型接着剤の技術課題
 2.1 接着外周の剥離欠陥
 2.2 光硬化型接着剤の耐熱特性
 2.3 耐光性



■ 特集2

『CFRTP』のコストダウンを実現する成形加工技術
 

□ FRTP プレス成形によるトランスバースメンバーの開発
広島県立総合技術研究所 松永 尚徳

1.CFRP 製品の設計
 1.1 CFRP の特性と開発対象の選定
 1.2 開発品の構造
 1.3 CFRP の異方性非線形の取扱い
 1.4 接着構造のモデル化
 1.5 積層構成による3 種類の剛性特性の実現
2.CFRTP のプレス成形
 2.1 成形プロセス
 2.2 成形材料および成形条件
 2.3 軽量化効果
 2.4 積層構成のしわ発生状況への影響
3.機能評価
 3.1 引張・圧縮剛性試験
 3.2 ねじり剛性試験
 3.3 実車走行試験

□ 連続繊維熱可塑性複合材料(CFRTP・GFRTP) のハイブリッド成形と採用事例
サンワトレーディング(株) 馬場 俊一

1.連続繊維熱可塑性複合材料
 1.1 連続性熱可塑性複合材料とは
 1.2 Tepex の選び方
2.成形法
 3.1 一般的な成形
 3.2 成形条件
3.ハイブリッド成形
 3.1 ハイブリッド成形とは
 3.2 ハイブリッド成形の自動車採用事例
 3.3 自動車以外へのハイブリッド成形
4.予備加熱用ヒーター
 4.1 クリロス赤外線ヒーター(スイス)
5.今後の展開

□ 3D プリンタによる炭素繊維熱可塑性樹脂複合材料の 立体造形
東京理科大学 松崎 亮介

1.連続炭素繊維複合材料3D プリンターの概要
2.新3D プリンターによる成形物の評価・特性


■ 特集3

生物模倣による超撥水・親水表面の作製,応用事例

□ 自己組織化プロセスによる生物に見られる撥水性表面の作製
名古屋工業大学 石井 大佑

1.自己組織化ハニカム状高分子多孔質膜
2.有機表面の無電解めっきによる 金属複合化
 3.1 ハニカム構造の濡れ性を利用した無電解めっ きによる金属複合化
 3.2 ハニカム構造の濡れ性を制御した無電解めっ きによる金属複合化
3.超撥水表面を利用した水滴操作
 3.1 吸着性の異なる超撥水表面を用いた微小水滴 輸送
 3.2 吸着性の勾配をもつ超撥水表面を用いた微小 水滴センシング

□ 生物の分泌による自己修復機能に倣ったバイオミメティクス材料の開発 〜“表面機能の持続”を目指して〜
(国研)産業技術総合研究所 穂積 篤

1.Self-lubricating organoge( l SLUG)
2.まとめ

□ コーティングによる素材表面へのハスの葉状の凹凸構造形成と撥水性付与
(株)SNT 堀田 芳生

1.超撥水現象に対する応用へのアプローチ
 1.1 水は液体のひとつにすぎない
 1.2 超撥水現象の原理
2.水以外の液体に対する開発
 2.1 缶容器への応用(内面コート)
 2.2 超撥水フィルムの開発


■ マテリアルニュース&トピックス

□ 燃焼時にCO2 を削減するナノベシクルカプセル
サトーグリーンエンジニアリング(株) 山室 博巳

1.燃焼時にCO2 を削減する新技術 「エコナノ開発」までの経緯
2.エコナノとは?
3.ナノベシクルカプセルとは?
4.CO2 削減の原理
5.採用事例
6.今後の展開

□ セルロースナノファイバーを多官能架橋剤として用いた高伸縮ハイドロゲルの創製
岐阜大学 寺本 好邦

1.シランカップリングによる修飾CNF
2.重合能・良分散性を両立する表面修飾と複合ゲルの物性制御


■ 連載

未来の自動車材料−その要求,課題,材料メーカーへの期待

□ 最終回 燃料電池自動車の開発状況と 次世代水素タンク
山根健オフィス 山根 健

1 水素の研究,製造とその価格
 1.1 武蔵工業大学/東京都市大学における水素自動車研究
 1.2 BMW における水素自動車研究
  1.2.1 BMW の水素自動車プロジェクトの背景
  1.2.2 第5 世代水素自動車
  1.2.3 BMW Hydrogen 7
  1.2.4 次世代水素自動車システムの開発課題
 1.3 日本における産官学の水素プロジェクト
  1.3.1 通産省/経産省
  1.3.2 大学,研究機関
 1.4 最近のトヨタ,ホンダ,日産における燃料電
2.水素燃料自動車供給用水素貯蔵システム
 2.1 工業的水素製造
 2.2 水素輸送
3.水素燃料自動車車載用水素貯蔵システム
 3.1 高圧水素容器
 3.2 液体水素容器
 3.3 今後の車載水素容器