【本セミナーで学べること】
・導電性高分子のドーピング方法
・導電性高分子薄膜の電気伝導機構
・導電性高分子の高導電化の方法
・導電性高分子の熱電素子応用
【講座概要】
導電性高分子は、軽量で安価、フレキシブルな電子材料としてIoT社会での活躍が期待されています。しかし、高分子薄膜は、高分子が配向した結晶領域と配向が乱れた境界領域が複雑に絡み合っており、この構造のため電気伝導モデルの構築が難しく、性能向上はまだ試行錯誤の段階にあります。
本セミナーでは、まずドーピング時に現れる電荷キャリア、ドーピング方法の基礎について説明します。その後、ドーピング濃度の増加がキャリア伝導機構に与える変化を解説し、導電特性向上のための取り組みを紹介します。また、電極材料や熱電素子への応用についても最新の研究と今後の展望を述べます。
1.導電性高分子とは
2.ドーピングによって発生する電荷キャリア
3.ドーピングの方法
3.1 化学ドーピング
3.2 電気化学ドーピング
3.3 ドーパント量の決定
4.導電性高分子薄膜の構造
5.キャリア伝導機構
5.1 電気伝導の基礎
5.2 最近接ホッピング
5.3 可変領域ホッピング
5.4 金属的伝導
5.5 弱局在伝導
6.導電特性向上への取り組み
7.応用技術
7.1 半導体材料
7.2 透明電極
7.3 熱電素子
【質疑応答】
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