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皮膚の測定・評価マニュアル集
シワ、くすみ、皮脂、肌色、粘弾性、みずみずしさ、アトピー、ストレスなど

The manuals for the measurement and evaluation of the skin

 
【執筆者紹介】
花王(株)
(元)資生堂
花王(株)
(株)ファンケル
岩手医科大学
ポーラ化成工業(株)
ポーラ化成工業(株)
福井工業大学
赤崎 秀一
塚田 弘行
永嶋 義直
宇田 正紀
赤坂 俊英
野村 浩一
見城 勝
八田 一郎
(株)ファンケル
ポーラ化成工業(株)
ポーラ化成工業(株)
再春館製作所
和歌山県立医大
日東電工(株)
(株)コーセー
沼津市立病院
花王(株)
日本メナード化粧品(株)
久光製薬(株)
久光製薬(株)
ライオン(株)

桜井 哲人
橿淵 暢夫
石川 克律
相生 章博
古川 福実
丸尾 浩樹
妹尾 正巳
秦 まき
矢田 幸博
小島 肇夫
安達 博敏
肥後 成人
田中 良昌

 
【目  次】

 


第1章は著作権の都合上、掲載しておりません


第2章 皮膚色の測定と評価を行いたい


1. 皮膚色の測定
 1・1 視覚のメカニズムと測色計
 1・2 色の数値化
 1・3 測定装置と測定方法
 1・4 測定時の留意点
2.皮膚の色
 2・1 皮膚色の分光特性
 2・2 皮膚色の構成要素
 2・3 皮膚色と血液
 2・4 皮膚色とメラニン
 2・5 皮膚色分布
3.測定結果の解析と評価法


第3章 美白剤の効果も実証できる顔面のしみ・そばかすの測定が行いたい


1.しみ・そばかす
2.メラニンによる色素沈着の試験法
3.評価法
 3・1 目視判定
 3・2 測定機器
  3・2・1 測色機 
  3・2・2 メラニン・エリスマインデックスメーター
  3・2・3 画像解析
4. 美白剤の評価結果
5.しみ・そばかすに対するツボ・マッサージの評価結果


第4章 皮膚の血流測定を行いたい

     
1.皮膚微小循環研究の意義
2.皮膚微小循環系の役割
3.測定条件
4.皮膚血流測定法
 4.1 熱拡散法(thermal diffusion method)
  4.1.1 概要
  4.1.2 原理
  4.1.3 方法
  4.1.4 計測上の注意
  4.1.5 特徴
 4.2 近赤外分光法(near infrared spectroscopy)
  4.2.1 概要
  4.2.2 原理及び理論式
  4.2.3 方法
  4.2.4 計測上の注意
  4.2.5 特徴
 4.3 レーザードップラー法(laser Doppler flowmetry)
  4.3.1 概要
  4.3.2 原理
  4.3.3 方法
  4.3.4 計測上の注意
  4.3.5 特徴


第5章は著作権の都合上、掲載しておりません


第6章は著作権の都合上、掲載しておりません


第7章 表皮のはり・柔軟性(粘弾性)を測定したい


1.皮膚の構造
2.皮膚のはりや柔軟性、弾力性の測定装置と解析方法
 2.1 圧力法
  2.1.1 原理
  2.1.2 解析方法
 2.2 吸引法
  2.2.1 原理
  2.2.2 解析方法
 2.3 回転変位法
  2.3.1 原理
  2.3.2 解析方法
 2.4 固有振動法
  2.4.1 原理
  2.4.2 解析方法
3.測定する際に特に留意しなければならないこと
4.測定時によくおこるミス
5. 最新情報


第8章 皮膚厚、表皮厚、角層厚の計測したい


1.採取皮膚を用いた皮膚厚の測定
 1-1.採取皮膚の処理方法
 1-2.測定時の注意事項
 1-3.計測値の解釈
2.ME機器を用いた皮膚厚の計測
 2-1.皮膚超音波診断装置の原理
 2-2.高周波超音波診断
3.皮膚厚測定ME機器の実際
 3-1.超音波診断装置
 3-2.皮膚光コヒーレンス断層撮影装置
 3-3.共焦点レーザー生体顕微鏡
 3-4.皮膚厚の測定機器の選定と留意点
  1)測定機器の選定と使い方
  2)測定する際に特に留意しなければいけないことおよびよくおこるミス(人的、装置的)
  3)測定結果の評価方法、および評価するためのデータの解析方法とその信頼性


第9章は著作権の都合上、掲載しておりません


第10章は著作権の都合上、掲載しておりません


第11章 皮表脂質を測定したい


1 採取方法と分析方法の選択
 1.1 皮脂分泌のメカニズム
  1.1.1 皮脂腺の構造と分布
  1.1.2 皮表脂質の分泌量
 1.2 計測技術とその評価
  1.2.1 採取法
  1.2.2 分析法
   1.2.2.1 直接法
   1.2.2.2 間接法
   1.2.2.3 クロマトグラフ法
 1.3 皮脂分析の注意点
  1.3.1測定時期の選択
  1.3.2測定環境の統一
2 皮脂のメークアップへの影響と評価法
 2.1 メークアップ品における皮脂の影響
  2.1.1 メークアップ膜の成り立ち
  2.1.2 メークアップ膜に対する皮脂の挙動
 2.2 皮脂の影響の評価法
  2.2.1 色変化と光沢値変化
  2.2.2 最近のトピックス


第12章 角層細胞間脂質を測定したい


 第1節 角層の細胞間脂質がつくるミクロ構造の評価 X線構造解析編
 1.脂質分子集合体がつくるラメラ構造と炭化水素鎖の充てん構造
 2.ラメラ構造と炭化水素鎖の充てん構造のX線構造解析
 3.角質層中の細胞間脂質のX線構造解析
 4.細胞間脂質再構成膜のラメラ構造
 5.細胞間脂質X線構造解析の最近の研究から


 第2節 角層の細胞間脂質がつくるミクロ構造の評価
 1.測定装置の選定と使い方
  1.1 測定装置
  1.2 光源
  1.3 CCDカメラ
  1.4 観察の手順
 2.測定に際して特に留意しなければいけないこと
  2.1 原理
  2.2 角層剥離の留意点
  2.3 撮影時の留意点
 3.測定結果の評価法
 3.1 細胞間脂質の観察像
 3.2 バリア機能の指標として
 3.3 水分保持機能の指標として
 4.評価するためのデータの解析方法と信頼性
  4.1 細胞間脂質の確認
  4.2 主観的評価と客観的評価
  4.3 観察視野によるばらつき
 5.よくおこるミス
 6.最新情報

第13章は著作権の都合上、掲載しておりません


第14章 剥離角質細胞面積を測定した


1. サンプル調整方法と注意点
 1.1 細胞剥離方法
  1.1.1 Scrub technique
  1.1.2.Tape strip法
    1)直接法
    2)転写法
    3)その他の直接法
 1.2 細胞染色方法と封入
  1.2.1 染色法
    1) クリスタルバイオレット−塩基性フクシン染色
    2) ゲンチアナバイオレット(C25H30CIN3:メチルロザニリン)染色
    3)ローダミンB―メチレンブルー染色
    4)May-Grunward-Gimsa染色
2. 面積測定方法
 2.1 画像解析
3.測定された細胞面積の解析 〜どんな事がわかるか〜
 3.1 ターンオーバー
 3.2 敏感肌、アトピー、ドライスキン
 3.3 炎症部位
 3.4 季節や年齢、性別、部位差、人種
4.解析における留意点

第15章 ストレスが及ぼす皮膚への影響を測定したい


 
第1節 モデルマウス

 1.心理的ストレスの負荷方法
  1.1拘束ストレス
  1.2過密ストレス
 2.心理的ストレスの皮膚バリア機能および水分保持機能に対する影響を検討する
  2.1ストレス負荷方法の選択
  2.2皮膚バリア機能の測定
  2.3水分保持機能の測定
  2.4過密ストレス負荷による皮膚機能の変化
 3.心理的ストレスの皮膚炎に対する影響を検討する
  3.1ストレス負荷方法の選択
  3.2接触過敏症
  3.3拘束ストレスによる接触過敏症の変化            

 第2節は著作権の都合上、掲載しておりません


第16章 外部刺激(物理刺激)に対する肌のダメージの評価したい


1.表皮肥厚の形態計測
 1.1標本の作製
 1.2表皮の厚みの測定
  (1)画像解析システムの一例
  (2)実施例
  (3)評価
  (4)留意点
 1.3リンタングステン酸ヘマトキシリン染色
  (1)実施例
  (2)結果
  (3)留意点
2.表皮肥厚の免疫学的染色による評価
 2.1増殖細胞の計数
  (1)意義
  (2) 主な使用機器と材料の一例
  (3)染色例
  (4)評価
  (5)留意点
 2.2ケラチン染色
  (1)意義
  (2) 主な使用機器と材料の一例
  (3)実施例
  (4)評価と留意点
3.粘着剤応用製品における評価
3.1動物試験の方法
  (1)主な使用機器と材料の一例
  (2)実施例(図3)
  (3)評価
  (4)留意点


第17章 スキンケア製剤の使用感を評価したい


1.使用感とは何なのか?
2. 絶対判断法 (method of absolute judgment)
3. マグニチュード推定法 (method of magnitude estimation)
4.SD法(Semantic Differential method)−@
5. SD法−A “オノマトペ(onomatopoeia)”
6.SD法−B “時系列変化”
7. プロトコル分析 (protocol analysis )
 7.1 プロトコル分析−@ “発話思考法”
 7.2 プロトコル分析−A “日記法”
8.観察法
9.スキンケア製剤の使用感を評価する際の留意点


第18章 アトピー性皮膚炎における皮膚状態の評価を行いたい


1. 経表皮水分喪失量(transepidermal water loss, TEWL)
2. 角質水分量
3. 光音響分析法(photoacoustic spectrometry : PAS)
 3-1 アトピー性皮膚炎患者の無疹部における脂溶性色素・水溶性色素の信号強度
 3-2 重症度別にみたアトピー性皮膚炎患者の無疹部における脂溶性色素・水溶性色素の信号強度
 3-3 アトピー性皮膚炎患者重症群における水溶性色素の信号強度と血清IgE値


第19章は著作権の都合上、掲載しておりません

 

第20章 最新の皮膚トピックス


 
第1節 「くすみ」測定への試み


 1.日本人女性の肌色特性
 2.「くすみ」の分光学的特性
 3.皮膚色を決定する因子(メラニン、ヘモグロビン)の光学特性
 4.発光ダイオード(LED)を利用した皮膚測色法
 5.レーザー組織血流量計の「くすみ」解析への応用
 6.サーモグラフィーの「くすみ」解析への応用
 7.くすみ解析のための生理学的測定法と心理学的調査表の応用
  7.1中枢系の評価
   7.1.1) 脳波(Electroencephalogram ; EEG)の計測
   7.1.2) CNVの計測
  7.2. 対光反射による瞳孔の縮瞳率計測
  7.3. POMS(Profile of Mood States) 気分プロフィール検査
  7.4. CMI (Cornell Medical Index) 健康調査表

 第2節 皮膚障害をできるだけ少なくする予知パッチテストの実施

 1.安全性評価と予知パッチテスト
 2.予知パッチテストの種類と特長
  2.1 接触性皮膚炎評価−開放塗布試験(オープンテスト15))
  2.2 接触性皮膚炎評価−閉塞貼付試験(クローズドパッチテスト20))
  2.3 接触性皮膚炎評価−スクラッチテスト1,17)
  2.4 接触性皮膚炎評価−乱切りパッチテスト22)
  2.5 ソープチャンバー法25)
  2.6 スンプ法28)
  2.7 刺激性接触性皮膚炎−繰り返しオープンテスト(ROAT32,33))
  2.8 アレルギー性接触皮膚炎−繰り返し閉塞貼付試験(RIPT)39)
  2.9 アレルギー性接触皮膚炎−Maximization test39)
  2.10 光パッチテスト1,48,49)
  2.11 その他
 3.ガイドラインの扱い
  3.1 医薬部外品
  3.2 日本
  3.3 CTFA(米国化粧品工業会)60)
  3.4 SCCNF(化粧品・非食品に関する科学委員会)12)およびCOLIPA(ヨーロッパ化粧品・香料協会)63)
  3.5 OECDガイドライン案
 4.予知パッチテスト試験手法に関する注意事項
  4.1 ボランティアの問題
   4.1.1倫理的な問題
   4.1.2個体差
  4.2閉塞貼付の問題
   4.2.1パッチユニット
   4.2.2試料の貼付
   4.2.3対照物質
  4.3判定
   4.3.1判定法
   4.3.2判定時間
   4.3.3判定者の教育
   4.3.4客観的評価
  4.4評価

 第3節は著作権の都合上、掲載しておりません

 第4節 経皮吸収製剤における吸収促進方法およびその評価方法

 1.経皮吸収促進法について
  1.1化学的経皮吸収促進法の開発
  1.2 物理的経皮吸収促進方法
   1.2.1 イオントフォレーシス
   1.2.2 ソノフォレーシス(超音波法)
   1.2.3 エレクトロポレーション
   1.2.4 マイクロニードル
   1.2.5 その他の方法
 2.経皮吸収製剤の評価及び試験方法
  2.1 In vitro試験による経皮吸収製剤の評価
   2.1.1 放出試験法
   2.1.2 皮膚透過試験法
   2.1.3 In vitro/in vivo相関
  2.2 In vivo試験による経皮吸収製剤の評価
   2.2.1 残存法
   2.2.2 全反射型 FT-IR による薬物の角質層内分布試験
   2.2.3 テープストリッピング法
   2.2.4 スキンフラップ法
   2.2.5 マイクロダイアリシス法
   2.2.6 その他
  2.3 経皮吸収メカニズム解明のための評価方法
   2.3.1 皮膚透過経路の評価
   2.3.2 角質層機能及びメカニズムの評価

 第5節は著作権の都合上、掲載しておりません

 
第6節 美白における有用性評価試験手法

 1.測定装置の選定と使い方
  1.1 目視もしくは写真による評価
  1.2 皮膚色素に注目した測定機器
  1.3 一般的な測色機器
  1.4 評価部位の一部を採取して測定する方法
 2.測定する際に留意しなければならないこと
 3.測定結果の評価方法
 4.評価するためのデータの解析方法とその信憑性
 5.よくおこるミス(人的、装置的)
 6.最新情報
 補足:色素沈着の作成方法