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エマルション 安定化 書籍 1234

エマルションの新しい高安定化手法
★粒径制御  ★相図の読み方/活用法  ★安定性評価  ★乳化剤の最適選定法
High stabilizer technique of emulsion

■ 執筆者(敬称略)

監修:花王(株) ヘルスケア第2研究所 所長  鈴木 敏幸 氏
新潟大学           田中 眞人
(株)資生堂          岡本 亨
花王(株)           鈴木 敏幸
明治薬科大学        石井 文由
富士写真フイルム(株)    西見 大成
横浜国立大学大学院     ロドリゲス カルロス
東京理科大学         阿部 正彦
東京理科大学          酒井 秀樹
東京理科大学         鍋嶋 紹平
岩手大学            三浦 靖
香川大学            合谷 祥一
神奈川大学(元ライオン)    堀内 照夫
■ 目  次
     【第1章 エマルション粒径の調整法への課題克服
                
〜ねらいどおりのサイズ(粒径)を作成するには〜】

第1節 微細エマルションレベルでの粒径調整
1.滴径調整の考え方
 1.1分裂支配下で決まる滴径分布
 1.2液滴の分散挙動により決まる滴径分布
2.粒径制御の実施例
 2.1分裂支配で決まる粒径分布
 2.2液滴の分散挙動により決まる粒径分布

第2節 超微細エマルションレベルでの粒径調整
はじめに
1. 凝集法による超微細エマルションの粒径調整
 1.1 凝集法による超微細エマルションの調製
 1.2 凝集法による超微細エマルションの粒径コントロール
 1.3 エマルションの最小粒径
2. 分散法による超微細エマルションの粒径調整

第3節は著作権の都合上、掲載しておりません

【第2章 製造過程・可溶化条件の最適化への課題とその克服】


第1節 転相温度乳化
1. HLBとHLB数
2. 転相温度(PIT)と転相温度(HLB温度)乳化
3. 転相温度乳化によるエマルションの粒子径と安定性
4. PITの測定法と乳化剤の選定

第2節は著作権の都合上、掲載しておりません

第3節 液晶乳化
1.リオトロピック液晶の種類と乳化に用いられる液晶
・液晶の種類と構造
2.乳化における液晶相の関与
3.ラメラ液晶を用いた液晶乳化
3-1 O/W型3相エマルションの生成
3-2 液晶乳化における分子局所状態の解析
4.逆ヘキサゴナル液晶を用いたW/Oエマルション
5.キュービック液晶を用いた高内相比エマルション

第4節 可溶化法
はじめに
1.凝集法による超微細エマルションの調製
1.1 界面活性剤−油−水系の可溶化相図
1.2 超微細エマルションの安定性
1.2.1 界面活性剤の構造による影響
1.2.2 油の構造による影響
2.ワックスディスパージョン
おわりに

第5節 機械的乳化法
1. はじめに
2. 機械的乳化法に用いられる装置
2.1 低速攪拌機
2.2 高速せん断攪拌機
2.3 コロイドミル
2.4 高圧ホモジナイザー
3 エマルション調製のための最適装置の選択
4 乳化装置に関する研究例
4.1 マイクロフルイダイザーと高速ホモジナイザーによって調製されたO/W型エマルションの比較
4.2 エマルション粒径におよぼす鎮静薬濃度とホモジナイザー処理回数の影響
4.3 ホスファチジルコリン-界面活性剤混合物を用いたドラッグキャリヤーエマルションの調製

第6節は著作権の都合上、掲載しておりません

第7節 自発的乳化システム
1.自発的乳化システム開発の意義
2.界面化学的乳化法の基礎
3.拡散を利用した自発的乳化システム
4.化学反応を利用した自発的乳化システム
5.今後の展望

第8節は著作権の都合上、掲載しておりません

第9節 界面活性剤を用いない乳化法

1. 乳化剤を一切用いずにエマルションをどこまで安定化できるか?
1.1 油相の選択
1.2 エマルションを安定化させる超音波照射方法
2. 第2の油の添加が油滴を安定化する
3. 固体微粒子によるエマルションの安定化
4.結言

第10節 電気を利用した乳化法(電気毛管乳化法)

1.はじめに
2.電気的分散法
3.電気毛管乳化法
4.おわりに

【第3章 高安定化への課題と克服ならびに安定性評価】


第1節 高安定化への課題とその克服

1.エマルションの崩壊パターン
2.エマルションの安定化理論と実際
 2-1 クリーミングとその抑制
 2-2 凝集に対するエマルションの安定化
 2-3 合一に対するエマルションの安定化
 2-4 オストワルドライプニングとその抑制
 2-5 高次構造体形成よる界面膜の強化と安定性向上

第2節は著作権の都合上、掲載しておりません


第3節 乳化破壊機構の解明

1.乳化破壊とは
 1.1 乳化破壊と解乳化
 1.2 乳化破壊の過程
 1.2.1 クリーミング
 1.2.2 凝集
 1.2.3 合一
2.乳化破壊の機構
 2.1 解乳化方法の原理
 2.2 乳化の不安定化機構
 2.2.1 分散相の物性
 2.2.2 連続相の物性
 2.2.3 分散相/連続相界面の物性
 2.2.4 相転移・相変化

第4節
は著作権の都合上、掲載しておりません

第5節 レオロジー挙動と測定

1.弾性,粘性,粘弾性
2.レオロジー特性の評価
3.界面活性剤系の粘弾性
4.エマルション系の粘性

                【第4章 相図の書き方と読み方】

1.相図の基本知識(相図の読み方、描き方)
 1-1 相と相律
 1-2 界面活性剤/水2成分系の相図
  ・イオン性界面活性剤/水系の相図
  ・非イオン性界面活性剤/水系の相図
 1-3 界面活性剤/水/油3成分系の相図
2.乳化における相図の利用
 2-1 相図を用いた乳化プロセスの解析
 2-2 エマルションの生成における相図の利用
  ・転相温度(HLB温度)乳化 ・D相乳化
  ・液晶乳化 ・可溶化法(凝集法)
3 実用系での相図の応用例
  ・クレンジングジェルの調製と洗浄機構
 

【第5章 乳化剤の化学構造と特性およびその最適選定法】

1.はじめに
2.乳化製剤の製造要素と乳化剤との関わり
3.乳化技術動向
4.界面活性剤(乳化剤)の化学構造と界面化学的性質
 4.1 界面活性剤の溶解挙動
 4.2 乳化剤(界面活性剤)の界面張力低下作用
 4.3 界面活性剤水溶液の分子集合状態
5.乳化剤
 5.1 乳化剤(界面活性剤)
  5.1.1 リン酸エステル系界面活性剤
  5.1.2 ハイブリッド型界面活性剤
  5.1.3 グリセリン脂肪酸エステル(モノグリセリド)誘導体
  5.1.4 糖質系界面活性剤
  5.1.5 ブロック・コポリマ−型非イオン界面活性剤
  5.1.6 有機ケイ素系界面活性剤
  5.1.7 半極性有機ホウ素系界面活性剤
 5.2 バイオサ−ファクタント
 5.3 ワックス類
  5.3.1 ラノリン誘導体
  5.3.2 ラノリン・ラノリン誘導体の界面張力低下作用
  5.3.3 ステロ−ル誘導体の界面張力低下作用
 5.4 高分子化合物
  5.4.1 水溶性高分子
  5.4.2 酵素修飾ゼラチン(EMG)
  5.4.3 Perfluoropolyether
 5.5 無機系乳化剤
 3・2・6 ベシクル形成界面活性剤
 4・6 乳化剤の安全性
6.乳化剤の選定
 6.1 エマルションの型と判別法
 6.2 エマルションの型に関する理論的考察
  6.2.1 Ostwaldの"simple volume theory"
  6.2.2 Bancroftの規則
  6.2.3 エマルションの「型」に関する動力学的展開
 6.3 乳化剤の選択
 6.4 HLB法
  6.4.1 HLB値の算出方式
   (1)多価アルコ−ル脂肪酸エステル
   (2)ト−ル油、ラノリン多価アルコ−ルエステル誘導体
   (3)ポリオキシエチレンアルキルエ−テル誘導体
   (4)混合HLB
   (5)油の所要HLB
   (6)川上式
   (7)Daviesの式
   (8)有機概念図法
   (4)HLB値の温度に対する影響
  6.4.3 3次元HLB(3D−HLB)
 6.5 相転移温度法(PIT)
 6.6 転相滴定法(EIP)
7.乳化剤の最適使用方法
 7.1 エマルションの生成法
 7.2 乳化剤の添加法
8.低エネルギ−乳化法
9.おわりに