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粘着剤 粘着テープ 書籍
〜半導体、ディスプレイ、光学・電子デバイス用途〜

エレクトロニクス用粘着剤・テープ
機能性向上不良・トラブル対策

Functional improvement and Troubleshooting of Adhesive tapes for electronics
■ 執筆者(敬称略)
地畑 健吉

接着コンサルタント

鎌形 一夫 技術コンサルタント
福井 弘司 積水化学工業(株)
浦濱 圭彬 山形大学
山崎 義弘 早稲田大学
かせ村 知之 岐阜大学
河辺 雅義 日東電工(株)
中村 貞夫 横河アナリティカルシステムズ(株)
竹厚 流 住友化学(株)
神谷 大介 東亞合成(株)
中村 昭宏 東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
杉本 榮一 (株)デンギケン
高橋 和弘 リンテック(株)
才本 芳久 三井化学(株)
大山 康彦 積水化学工業(株)
加納 義久 古河電気工業(株)
山田 昭洋 大日本インキ化学工業(株)
田邊 弘介 大日本インキ化学工業(株)
小田 純久 サイデン化学(株)
山本 明広 (株)サンエー化研
今 和弘 リンテック(株)
永元 公市 リンテック(株)
高森 公二郎 東洋インキ製造(株)
■ 目  次
 

第1章 粘着剤の物性と硬化・剥離メカニズム

第1節 粘着剤の概要
 1.粘着剤とは
 2.粘着剤の性質
  2-1 粘着剤が付く理由と剥がすことができる理由
  2-2 粘着剤にはどのような特性があるのか
  2-3 粘着剤の特性はどのようなものに影響をうけるか
   2-3-1 特性に及ぼすいろいろな条件
   2-3-2 界面化学から見た影響
   2-3-3 粘弾性体としての影響
 3.粘着財の種類
  3-1 粘着剤はどのような構成からできているか
   3-1-1 構成しいる高分子からの分類
   3-1-2 形態による分類
   3-1-3 用途による分類
  3-2 どのような粘着剤があって、どのような特徴を持っているのか
   3-2-1 溶剤型粘着剤
   3-2-2 水性型粘着剤
   3-2-3 ホットメルト型粘着剤
   3-2-4 液状硬化型粘着剤

第2節 粘着剤の設計
 1.粘着剤の設計と粘着製品
 2.粘着剤の基礎原料と設計の実際
  2-1 粘着剤の必須原料はなにか
   2-1-1 高分子弾性体
   2-1-2 粘着付与剤
   2-1-3 粘着調整剤 〜架橋剤〜
   2-1-4 粘着改良剤
   2-1-5 充填剤、その他添加剤
  2-2 粘着剤のいろいろな配合例
   2-2-1 アクリル系溶剤型粘着剤
   2-2-2 ゴム系溶剤型粘着剤
   2-2-3 シリコーン系溶剤型粘着剤
   2-2-4 アクリル系エマルジョン型粘着剤
   2-2-5 水溶性粘着剤
   2-2-6 ホットメルト型粘着剤
   2-2-7 液状硬化型粘着剤

第3節 架橋反応・架橋剤

 1.粘着剤の架橋反応
  1-1 粘着剤の種類
  1-2 物理的架橋
   1-2-1 ゴム系粘着剤の場合
   1-2-2 アクリル系粘着剤の場合
  1-3 化学的架橋と架橋剤
   1-3-1 ゴム系粘着剤の場合
   1-3-2 アクリル系粘着剤の場合
   1-3-3 その他の粘着剤の場合
 2.架橋と物性
 3.架橋型粘着剤
 4.架橋剤の特許
  4-1 出題傾向
  4-2 古くて新しい特許

第4節 レオロジー

 1.粘着剤の粘弾性挙動
 2.粘着剤物性の測定法
 3.タック
  3-1 測定
   3-1-1 ボールタック測定法
   3-1-2 プローブタック測定法
   3-1-3 その他の測定法
  3-2 保持力

第5節 (無溶剤)UV後硬化形粘接着剤の硬化挙動と特性

 1.光硬化形粘接着剤の材料構成
 2.硬化挙動
  2-1 光カチオン硬化前後の粘弾性変化
  2-2 光カチオン硬化の暗反応速度
 3.接着特性
  3-1 貼り合わせ方法
  3-2 接合力

第6節 界面とバルク

 1.粘着テープ
 2.接着と粘着
  2-1 接着剤
  2-2 接着と粘着
 3.界面とバルク
  3-1寄与因子
  3-2 粘着剤バルク
  3-3 接着界面
 4.実用特性

第7節 剥離メカニズム

 1.粘着剤の力学物性・粘着テープの力学特性
  1-1 粘着剤の力学物性
  1-2 剥離における力学特性とその評価
   1-2-1 タック(瞬間接着力)
   1-2-2 保持力(せん断力に対する流動特性)
   1-2-3 粘着力(剥離力)
 2.粘着テープ剥離過程の物理的メカニズム
  2-1 剥離時の応力分布
  2-2 弾性論・流体力学に基づく理論
 3.剥離中に変形した粘着剤による形態形成の重要性
  3-1 タック測定における形態形成
  3-2 粘着力測定における形態形成


第2章 粘着剤の各種評価と試験法

第1節 評価・試験方法
 1.粘着剤と粘着製品の試験方法 〜どのような試験をすればよいか〜
  1-1 粘着力の評価
  1-1 タックの評価
  1-1 保持力の評価
  1-1 巻き戻し力
  1-1 はく離性およびはく離力
 2.粘着製品の実用評価 〜粘着製品の評価は実用評価が最善か〜
 3.代用特性試験の実例
  3-1 反発性試験
   3-1-1 局面保持力
   3-1-2 折り曲げ試験
  3-2 耐久性試験
   3-2-1 捻り保持力
   3-2-2 定荷重保持力
   3-2-3 水平保持力

第2節 ぬれ性評価

 1.ぬれの熱力学
 2.表面張力と界面張力
 3.ぬれの臨界表面張力
 4.固体の表面張力の評価法
  4-1 接触角測定による評価法
  4-2 液体表面張力の外挿による評価法
 5.粘着カヘぬれ性の影響

第3節 粘着メカニズムと表面・界面の分析

 1.粘着特性と粘着力発現過程
  1-1 第1ステップ:貼り合わせ過程
  1-2 第2ステップ:界面科学過程
  1-3 第3ステップ:剥離過程
 2.粘着理論の歴史と現状
 3.表面・界面分析による粘着メカニズムの考察
  3-1 相互作用と拡散の検証:金属被着体界面とポリマー界面
  3-2 界面接着力因子の検証:プラズマにて表面改質した粘着剤の粘着特性と表面・界面分析

第4節 昇温熱分解GC/MSおよびGC/AEDによる粘着剤の分析

 1.昇温プログラム可能な熱分解装置
 2.原子発光検出器
 3.粘着剤分析への応用


第5節は著作権の都合上、掲載しておりません


第3章 粘着剤の材料・種類と応用展開

第1節 粘着剤用アクリル樹脂
 1.ポリマー組成
 2.分子量、分子量分布
 3.ポリマーブレンド

第2節 (高耐水性)アクリル系エマルション型粘着剤

第3節
は著作権の都合上、掲載しておりません

第4節は著作権の都合上、掲載しておりません


第5節 付加型シリコーン粘着剤

 1.付加型シリコーン粘着剤の構成
 2.付加型シリコーン粘着剤の硬化メカニズム
 3.付加型シリコーン粘着剤の特性
 4.付加型シリコーン粘着剤の関連製品
  4-1 シリコーン粘着剤用剥離剤
  4-2 カラーペースト
  4-3 プライマー
  4-4 ポットライフ延長剤
 5.付加型シリコーン粘着剤の最近の動向

第6節 UV硬化型マレイミド系粘着剤

 1.マレイミドの光反応
 2.マレイミドを利用したUV硬化型粘着剤

第7節 液晶ポリマーフィルム粘着テープの電子機器・デバイスへの応用


第4章 半導体用粘着剤・テープの開発と評価

第1節 電子デバイス・半導体用粘・接着テープ
 1.ICパッケージ生産プロセスと粘着テープ
 2.半導体用粘着テープ
  2-1 半導体用粘着テープの形態
  2-2 半導体用粘着テープの粘着剤
 3.BGテープ
  3-1 UV硬化型BGテープ
  3-2 応力緩和型BGテープ
  3-3 耐熱BGテープ
  3-4 DBG(Dicing Before Grinding)プロセス
   3-4-1 DBGプロセス
   3-4-2 DBG用BGテープ
 4.ダイシングテープ
  4-1 UV硬化型ダイシングテープ
  4-2 薄型ウェハ用ダイシングテープ
  4-3 パッケージ用ダイシングテープ
 5.半導体製造プロセス用粘接着テープ

第2節 半導体ウェハ面保護用粘着テープ

 1.半導体ウェハ面保護用粘着テープの構成
  1-1 基材フィルム
  1-2 粘着剤
  1-3 セパレータ
 2.半導体ウェハ面保護用粘着テープの使用方法
 3.半導体ウェハ面保護用粘着テープの使用工程での諸特性
  3-1 半導体ウェハ面保護用粘着テープの貼り付け工程
  3-2 半導体ウェハの研削工程
  3-3 半導体ウェハ面保護用粘着テープの剥離工程
 4.ウェハ表面保護テープからの転写物について
 5.新規プロセスに対応したウェハ表面保護テープ
  5-1 耐熱粘着剤の開発
  5-2 その他の耐熱プロセス

第3節 極薄半導体ウェハ加工用自己剥離型粘着テープ

 1.自己剥離粘着剤
 2.半導体ウェハ極薄化プロセスへの応用
  2-1 半導体ウェハ極薄研削用テープ
  2-2 ガラス板によるウェハサポートシステム
 3.ダイシング・ボンディングプロセスへの応用
  3-1 極薄ウェハ用ダイシングテープ
  3-2 UVニードルレスピックアップシステム

第4節 半導体製造用UV硬化型粘着テープの評価・解析法

 1.半導体製造プロセスと使用される粘着テープの経緯
 2.UV硬化型粘着剤の組成、配合と塗工・乾燥時の注意点
 3.UV硬化型粘着剤における粘着特性の制御と評価・解析法

第5章 ディスプレイ(FPD)関連粘着剤・テープの開発と高機能化

第1節 LCD周辺部材用両面粘着テープ
 1.携帯電話に使用される粘着テープ
 2.携帯電話用両面粘着テープの要求特性と品揃え
 3.スクリーンパネル接合用両面粘着テープの開発技術
  3-1 固有振動数の測定と粘弾性解析による粘着剤の設計
  3-2 スクリーンパネル接合用両面粘着テープ
  3-3 評価技術 
 4.バックライト接合用両面粘着テープの開発技術
  4-1 透明性と遮光性
  4-2 反射性
  4-3 ガラス割れ対策とリワーク性
  4-4 信頼性評価
  4-5 加工適性

第2節 偏光板・位相差板用粘着剤

 1.偏光板用粘着剤の要求性能
  1-1 耐久性
  1-2 光学適正
  1-3 加工性
  1-4 リワーク性
 2.粘着剤の設計
  2-1 分子量
  2-2 組成
  2-3 架橋剤
  2-4 シランカップリング剤
 3.偏光板の加工
  3-1 水分の影響
  3-2 偏光板の影響
 4.ムラの改善
  4-1 ムラの評価方法
  4-2 偏光板の収縮とムラ
  4-3 粘着剤の流動性とムラ
   4-3-1 架橋密度
   4-3-2 架橋剤の柔軟性
   4-3-3 シランカップリング剤の選択
   4-3-4 低分子量物質の添加
 5.複屈折とムラ
 6.機能性材料への対応
  6-1 ワイドビューフィルム(WV)
  6-2 シクロオレフィン系フィルム

第3節 FPD光学フィルム用表面保護フィルム

 1.「PACタイプ」
 2.「サニテクトタイプ」
 3.「SATタイプ」

第4節 LCD関連粘着テープ

 1.LCDの表示モード
 2.偏光フィルムの特徴
  2-1 偏光フィルムの構成
  2-2 偏光フィルム用粘着剤
  2-3 偏光フィルム用リリースライナー
 3.偏光フィルム用粘着剤の設計要因
  3-1 アクリル共重合体
  3-2 架橋剤および添加剤
 4.偏光フィルム用粘着剤の特性
  4-1 耐久性能
  4-2 光漏れ性の抑制
  4-3 リワーク性
  4-4 新規粘着剤の開発
 5.今後の展望

第5節 帯電防止粘着剤

 1.帯電防止粘着剤が必要とされる理由について
 2.剥離帯電とは?
 3.出願特許から見た技術トレンド
 4.帯電防止粘着剤の帯電防止性能
  4-1 帯電防止の機構
  4-2 イオン化合物と帯電防止性能
  4-3 湿度依存性と帯電防止性能
  4-4 プロテクト用粘着剤の一般物性
 5.今後の展開