第1章 液晶ポリマーのグレードとその特徴
第1節 ポリプラスチックス(株) LCP樹脂 Vectra(ベクトラ)
1.液晶ポリマー(LCP)の特徴と分子設計
2.電子部品市場の材料ニーズおよびベクトラの材料開発
3. 精密コネクタ向け材料 ベクトラ高耐熱低そりシリーズ
4.光ピックアップ部品向け材料
5.高周波部品向け材料
第2節 東レ(株) 液晶ポリエステル樹脂“シベラス”
1.Lシリーズ
2.LXシリーズ
第3節 上野製薬(株) UENO LCP
1.LCPの設計
1−1 分子設計
1−2 LCPの配合設計
1−2−1 LCPの特徴と欠点
1−2−2 配合成分と配合目的
2.各種LCPグレードの特性
2−1 LCPのグレード設計とその特性
2−1−1 流動性の改良
2−1−2 ソリの改良(低ソリグレード)
2−1−3 成形性(計量安定性)の改良
2−1−4 機械物性・成形性とトータルコストダウン
2−1−5 耐熱性の改良と成形性
2−1−6 ガスバリア性と低温加工性
2−2 LCPの応用特性
2−2−1耐熱性
2−2−2 電気特性
2−2−3機械的性質
(1) 厚み依存性
(2) 異方性
2−2−4耐薬品性
2−3各社LCPグレードの特性
3.LCPの用途と今後の展開
第4節
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第5節 住友化学(株) スミカスーパーLCP
1.LCPの構造
2.スミカスーパーLCPの特徴
3.スミカスーパーLCPのグレード選定
4.今後の応用展開
第2章 液晶ポリマーの改質技術
第1節 LCP/LCP,LCP/PEEK,LCP/PEI
1.ポリマーアロイ化による液晶ポリマーの改質
2.LCP/LCP系アロイにおける相乗効果
2−1 全芳香族液晶性ポリエステル/半芳香族液晶性ポリエステル系アロイ
2−2 全芳香族液晶性ポリエステル/全芳香族液晶性ポリエステルアミド系アロイ
2−3 全芳香族液晶性ポリエステル/全芳香族液晶性ポリエステル系アロイ
3.LCP/PEEK系アロイ
3−1 相乗効果を示す系
3−2 成形加工性の改善とTg以上の物性の向上
4.LCP/PEI系アロイ
4−1 相乗効果を示す系
4−2 相溶化剤の添加効果と相溶性
第2節 LCP/PCアロイ
1.液晶ポリマー(LCP)によるポリカーボネート樹脂(PC)の改良
2.LCP/PCアロイの構造形成
3. LCP/PCアロイによるトータルコスト削減
第3節 繊維充填LCP
1.繊維充填液晶ポリマーのレオロジー的性質
1−1 低せん断速度域での定常せん断流動特性
1−2 定常せん断流動性と動的粘弾性の比較
1−3 高せん断速度域でのせん断流動特性
1−4 非線形粘弾性
1−5 過渡流動特性
2.繊維充填サーモトロピック液晶ポリマーの成形と物性
2−1 市販繊維充填LCPの特性
2−1−1 耐熱性の低いタイプ
2−1−2 中耐熱性タイプ
2−1−3 高耐熱性タイプ
2−2 射出成形と繊維配向観察
3.繊維充填液晶ポリマーの分子、繊維配向制御のための成形法
3−1 繊維充填LCPの成形加工にSCORIM法を応用する方法
3−2 プッシュ・プル成形法
4.繊維充填液晶ポリマーの物性
4−1 力学的性質
4−2 液晶ポリマー中の繊維配向と熱特性(熱膨張特性、ガラス転移挙動等)
4−3 繊維充填LCPの固体粘弾性に及ぼす成形条件の影響
5.繊維等フィラー充填液晶ポリマーの製品への応用
第4節 UV表面処理
1.UVとUV表面処理で使われる光源
2.UVオゾンによる表面処理メカニズム
2−1 UVと分子結合の反応とオゾン
2−2 富酸素官能基と改質
3.接着力の向上
3−1 改質の効果と接着形態による改質効果の差
4.高精細製品の表面平滑化ソリューション
第3章 液晶ポリマーの成形技術
第1節 液晶ポリエステル樹脂の射出成形
1.成形品表面の「膨れ」の発生メカニズムと対策
2.軽量安定性の改良
3.液晶ポリエステル樹脂用CAE/3D TIMON−SuperThin
第2節 押出成形
1.液晶ポリマーのレオロジー
2.サーモトロピック液晶ポリマーの成形時の構造形成
3.押出特性と構造制御
3−1 フィルム・シート成形
3−2 押出プロセスと紡糸
3−3 LCP複合材料(自己強化型)の押出成形
第4章 液晶ポリマーのフレキシブル回路基板への応用
第1節 液晶ポリマーのフィルム化技術
1.液晶ポリマー市場・用途
2.液晶ポリマーのフィルム化
3.液晶ポリマーフィルムの新製法(溶剤キャスト法によるフィルム化)
第2節 LCP-CCLの特性と応用
1.高周波電気特性
1−1 誘電特性
1−2 伝送特性評価
2.回路基板一般特性
2−1 低吸湿性
2−2 低粗度銅箔との高い接着力
2−3 耐屈曲性
2−4 鉛フリーはんだ耐熱性
2−5 放熱特性
3.ビアホール・スルーホール加工性
第3節 液晶ポリマーを用いたフレキシブル回路部品とそのプロセス
−製造技術・特性・特徴・その用途−
1.材料特性をオリジンとしたYFLEXの優位性
1−1 LCPの誘電特性
1−2 LCPの低吸湿性
1−3 LCPのガスバリアー性
2.プロセス・構造をオリジンとしたYFLEXの優位性
2−1 YFLEXの層間接続―B2it技術
2−2 YFLEXの層間接続信頼性
2−3 YFLEXの設計上の優位性
2−4 YFLEXの層構成
3.YFLEXの用途
第4節 液晶ポリマーフィルムの回路基板材料への応用
1.回路基板材料への適用
2.均一な分子配向制御技術
3.LCPフィルムの特性
3−1 寸法安定性
3−2 吸水特性
3−3 電気絶縁性
3−4 高周波特性
3−4−1 周波数特性
3−4−2 温度依存性
3−4−3 吸湿環境下での比誘電率、誘電正接の変化
3−5 熱特性
3−6 機械特性
4.薄膜フィルム”BIAC”のFPC、リジッド基板への適用
4−1 一括多層基板”PALAP”
4−2 PALAPの製造工程
4−3 PALAP基板の信頼性
4−4 PALAPの特長
5.厚膜フィルム”STABIAX”のFPC補強板への適用
5−1 STABIAXの特長と特性
5−2 製品仕様・生産能力
5−3 補強板適用分野
第5章 液晶ポリマーのディスプレイ材料への応用
第1節 LCP/非晶性ポリマーのブレンドと偏光板への応用
1.偏光板の原理
1−1 吸収型偏光板
1−2 散乱型偏光板
1−2−1 構造と特徴
1−2−2 散乱型偏光板の報告例
2.LCP/非晶性ポリマーによる散乱型偏光板
2−1 ポリマーブレンドによる偏光板の事例
2−2 LCPとブレンドするポリマーに必要とされる条件
2−3 LCP/SAN19ブレンドの配向制御と偏光特性
2−3−1 ラビング基盤による配向制御
2−3−2 せん断流動による配向制御
2−3−3 磁場による配向制御
第2節 棒状液晶高分子の位相差フィルム/視野角拡大フィルムへの応用
1.液晶高分子の光学用途への適用
1−1 光学フィルム用液晶高分子
1−2 光学用液晶高分子フィルムの製造法
2.棒状液晶高分子によって実現できる位相差フィルムの種類
2−1 ポジティブAプレート
2−2 ポジティブCプレート
2−3 ネガティブCプレート
2−4 ねじれ位相差フィルム
2−5 ハイブリッドネマチックフィルム
3.液晶高分子フィルム「日石LCフィルム」シリーズ
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第4節 著作権の都合上、掲載しておりません
第6章 その他の技術・トピックス
第1節 繊維
1.高分子液晶の繊維への展開
2.リオトロピック液晶ポリマーの繊維化
2−1 PPTA繊維
2−2 PBO繊維
3.サーモトロピツク液晶とその繊維化
3−1 柔軟基導入型繊維
3−2 剛直分子の共重合型繊維
3−3 核置換型液晶繊維
4.サーモトロピック液晶繊維(ポリアリレート繊維)
4−1 原料ポリマーの重合
4−2 溶融紡糸と分子配向
4−3 紡出糸の性能と熱処理の効果
5.高弾性率タイプ
6.ポリアリレート繊維の性能と用途
6−1 一般繊維性能
6−2 電気・電子部品に関する特性と用途
7.液晶ポリマーの複合紡糸による新展開
7−1 ハイブリッド型複合紡糸繊維
7−2 スクリーン紗用モノフィラメントの性能比較
7−3 VECRYスクリーン紗の特徴と用途展開
第2節 液晶エラストマーの基礎と展望
―配向制御に基づく可逆的機能発現―
1.液晶から液晶エラストマーへ
2.ネマチックエラストマーにおける可逆変形
3.1次元結晶・2次元液体としてのスメクチックA(SmA)エラストマー
4.キラルなメソゲン基からなるスメクチックC(SmC*)エラストマー
4−1 液晶エラストマーのSmA- SmC*相転移
4−2 モノドメインSmC*エラストマー(単結晶SmC*エラストマー)の作成
4−3 SmC*エラストマーにおける物性と機能
4−3−1 SmC*エラストマーにおける自発的かつ可逆的な変形
4−3−2 強誘電性を利用した光バルブの研究
4−3−3 圧電性の検討
5.その他の興味ある液晶エラストマーの研究
5−1 ライオトロピック液晶エラストマー
5−2 フォトニクス材料としての液晶エラストマー
5−3 光応答性液晶エラストマー
第3節 粘・接着テープ
1.粘・接着技術を構成する主要技術
2.新時代の電子機器・電子デバイス用粘・接着テープの機能
3.LCPフィルムの開発動向
4.高機能液晶ポリマーフィルムの粘・接着テープへの応用
第4節 光応答性を有する液晶性共役系高分子の合成と性質
1.液晶性を有する光応答性共役系高分子の合成
2.液晶性を有する光応答性共役系高分子の性質
第5節 光アドレスカラー電子ペーパー
1.光アドレス方式の概要
1−1 基本原理
1−2 カラー表示のアイデア
2.カラー表示の検証実験
2−1 プロトタイプ電子ペーパーの構造
2−2 表示層の構成
2−3 OPC層の構成とアドレス光波長との関係
2−4 書込み特性
2−5 表示特性
2−6 外観と書込み例
第6節 著作権の都合上、掲載しておりません