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最新 動 物 実 験 代 替 法

〜日米欧関連法規への対応/各種試験手順〜

Latest alternative methods to animal experiment

監 修: 小野 宏 氏 ((財)食品薬品安全センター 秦野研究所 研究顧問)

■ 執筆者(敬称略)
監修:小野 宏 氏((財)食品薬品安全センター)
花王(株)
(財)食品薬品安全センター
国立医薬品食品衛生研究所
国立医薬品食品衛生研究所
(財)食品薬品安全センター
花王(株)
花王(株)
住友化学(株)
鈴木 尋之
小野 宏
小島 肇夫
大野 泰雄
金澤 由基子
坂口 斉
伊藤 勇一
中村 洋介
(財)食品薬品安全センター
(財)食品薬品安全センター
城西大学
城西大学
城西大学
東京農工大学
東京農工大学
鎌倉女子大学
山影 康次
川上 久美子
島村 剛史
夏目 秀視
森本 雍憲
三森 国敏
金 美蘭
秋田 正治
■ 目  次
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関連法規への対応/ 皮膚刺激性試験/ 皮膚腐食性試験/ 眼刺激性試験
皮膚感作性試験/ 光毒性試験/ 急性毒性試験/ 長期毒性試験/ 遺伝毒性試験
経皮吸収性試験/ 癌原性試験/ 生殖発生毒性試験/ バリデーション


序章は著作権の都合上、掲載しておりません

◆ 第1章 動物実験代替法への対応(日米欧) 

第1節は著作権の都合上、掲載しておりません


第2節 動物実験代替法関連法規に対して望まれる企業対応
      規制を踏まえ、どう試験法を選択すればよいのか
       −化粧品・医薬部外品
初めに
 1. 化粧品の安全性をめぐる各国規制動向
   1.1 日本における法規制等の動向
   1.2 EUにおける法規制動向
    1.2.1 EU化粧品指令7次改正
    1.2.2 REACH
   1.3 米国における規制
   1.4 各国法規制等動向のまとめ
 2. 化粧品の安全性評価の基本的な考え方
 3. 動物実験代替法の開発状況
 4. 規制を踏まえて動物実験代替法をいかに選ぶか
終わりに

第3節 各種承認申請に必要な安全性試験と代替法の受理
 1. 医薬品の安全性試験 (日本/米国/欧州連合 その他)
 2. 公定基準書に記載された医薬品規格試験法(日本/ 米国/欧州連合)
 3. 化粧品・医薬部外品の安全性試験
 4. 医療機器の安全性試験
 5. 動物用医薬品の安全性試験
 6. 農薬の安全性試験
 7. 食品添加物・残留農薬の安全性試験
 8. 一般化学物質(新規物質・既存化学物質)の安全性試験
 9. 産業化学物質の安全性試験

◆ 第2章 皮膚刺激性試験について

 1. 試験の進め方、決定樹
 2. 定量的構造活性相関 QSAR
 3. 再構築皮膚モデルを用いる方法
 4. 摘出皮膚を用いる方法

◆ 第3章 皮膚腐食性試験について

 1. 評価スキームおよびQSAR
 2. 摘出皮膚を用いる方法
 3. 再構築培養皮膚モデルによる方法
 4. 非生物試験モデル
 5. モデルの比較結果 1)
  5.1 日本のバリデーションから得られた培養皮膚の結果
  5.2 ICCVAMによる比較
  5.3 コスト、時間からの妥当性

◆ 第4章 培養細胞を用いた眼刺激性試験代替法について

1. 序
2. 培養細胞を用いた眼刺激性試験代替法
3. 細胞毒性試験結果に基づく眼刺激性の判定基準
4. HeLaおよびCHL細胞を用いた眼刺激性試験代替法のプロトコール
 4.1 主な試薬および溶液
 4.2 被験物質の調製および培養液への添加
 4.3 細胞の取り扱い
 4.4 CHL細胞を用いた細胞毒性試験と
    クリスタルバイオレット染色による生細胞率の測定
 4.5 HeLa細胞を用いた細胞毒性試験とMTT法による生細胞率の測定

●添付 「代替法を用いて化粧品原料の眼刺激性を評価するにあたっての指針」
1. 序
2. 化粧品原料の眼刺激性評価における特質
3. 眼刺激性試験代替法を用いた評価における考え方
4. 代替法として使用できる試験法及び留意点
5. 評価スキーム

◆ 第5章 アレルギー性(感作性)試験について

第1節 動物を用いる感作性試験
1. Local Lymph Node Assay (LLNA)
 1.1 in vivo LLNA法
 1.2 ex vivo LLNA法
2. Non RI-Local Lymph Node Assay
 2.1 In vivo LLNA-BrdU 法
 2.2 ex vivo LLNA-BrdU法
 2.3 LLNA-DA法
3. Mouse Ear Swelling Test (MEST)

第2節 培養細胞を用いる方法
はじめに
1. ケラチノサイトからのサイトカイン産生に着目した試験法
2. ランゲルハンス細胞の活性化に着目した試験法
3. 末梢血由来樹状細胞を用いた試験法
4. ヒト細胞株を用いた試験法
5. THP-1細胞を用いたh-CLAT
おわりに

第3節 ヒト再構築皮膚モデル、
     ヒト初代培養皮膚モデルによる方法
はじめに
1. ヒト再構築皮膚モデルを用いた方法
2. ヒト初代培養皮膚モデルを用いた方法
おわりに

第4節 非細胞系試験 −タンパク結合性評価法(Peptide-binding assay)
1. 手法に関する背景
2. 試験法の原理
3. 手順・操作方法等(使用装置/材料等)
4. 結果・評価・考察

◆ 第6章 光毒性試験について

第1節は著作権の都合上、掲載しておりません


第2節 光遺伝毒性・光変異原性の試験
1. 光遺伝毒性試験の必要性と試験法ガイドライン
2. 光源と線量測定
 2.1 光照射装置
3. 試験方法
 3.1 UVAの照射線量
 3.2 照射時の処理溶液  
 3.3 被験物質の溶媒
 3.4 照射時の容器
 3.5 群構成
 3.6 処理条件とその実際  
4. 判定

◆ 第7章 急性毒性試験について

はじめに
1. 急性毒性試験の目的と要求
 1.1 「従来法」LD50は何が悪いか
 1.2 急性毒性試験の目的
 1.3 急性毒性試験の要求
2.動物を用いる急性全身毒性試験法
 2.1 固定用量法(Fixed dose procedure, FDP):OECD TG420 2)
 2.2 急性毒性等級法(Acute Toxic Class Method, ATC):OECD TG423 3)
 2.3 上げ下げ法(Up-and-down Procedure, UDP):OECD TG425 4)
 2.4 公定3試験法の効用と限界
3.動物を用いない急性毒性試験法
 3.1 構造活性関係(SAR),定量的構造活性関係(QSAR)
 3.2 培養細胞を用いる細胞毒性試験
4.非動物試験による急性毒性評価の効用と限界

◆ 第8章 長期反復投与毒性試験について

はじめに
1. 反復投与毒性試験の目的
2. 反復投与毒性試験の必要性
3. 反復投与毒性試験の観察事項
4. 反復投与毒性試験の代替としてのin vitro試験系による検査
 4.1 In vitro試験系の難点
 4.2 長期毒性の評価
 4.3 標的器官毒性の評価
 4.4 反復投与毒性を評価するためのin vitro試験系の改良

◆ 第9章 遺伝毒性試験について

第1節 培養細胞を用いる遺伝毒性試験
はじめに
1. 試験法の意義
2. 材料
 2.1 細胞
 2.2 機器および試薬類
3. 試験方法
 3.1 試験条件
 3.2 溶媒の決定
 3.3 細胞増殖抑制試験(用量設定試験)
  3.3.1 細胞増殖抑制の指標
 3.4 染色体異常試験
 3.4.1 染色体異常試験の用量設定と群構成
 3.4.2 染色体標本作製法
 3.4.3 観察対象群の決定
 3.4.4 染色体標本の観察
4. 結果および判定

第2節 細菌を用いる遺伝毒性試験
1. 手法に関する背景
2. 試験法の原理
3. 装置/材料等
 3.1 装置
 3.2 材料,試薬等
  3.2.1 菌株
  3.2.2 ニュートリエント・ブロス(NB)
  3.2.3 最少グルコース寒天平板培地
  3.2.4 トップアガー
  3.2.5 S9mix(S9)
  3.2.6 陰性および陽性対照物質
4. 手順・操作方法
 4.1 濃度の設定
 4.2 溶媒の選定
 4.3 試験方法の選択
 4.4 使用するプレート数
 4.5 具体的手法
5. 結果・評価・考察

◆ 第10章 経皮吸収性試験について

第1節 動物を用いる方法
1. 基本的考え方     
2. 試験の原則
3. 試験方法
 3.1 試験動物種の選択
 3.2 動物の数量と性別
 3.3 飼育の環境条件
 3.4 試験開始前の準備
 3.5 試験物質
 3.6 試験製剤
 3.7 試験物質の皮膚適用
 3.8 暴露およびサンプリングの期間
 3.9 試験終了時の操作
 3.10 試料分析
4. データと報告
 4.1 測定結果
 4.2 試験報告

第2節 In vitro 皮膚吸収性・透過性試験(OECD TG428)
1. 基本的考え方  
2. 試験の原則
3. 試験方法 
 3.1 拡散セル
 3.2 レセプター溶液
 3.3 皮膚標品の調製
 3.4 皮膚の完全性の確保
 3.5 試験物質
 3.6 試験製剤
 3.7 試験物質の濃度と処方
 3.8 試験物質の皮膚適用
 3.9 温度と湿度
 3.10 暴露およびサンプリングの期間
 3.11 試験終了時の操作
 3.12 試料分析
4. データと報告
 4.1 測定結果
 4.2 試験報告

◆ 第11章 癌原性試験について −遺伝子改変マウスを用いる方法−

初めに
1. 手法に関する背景
 1.1 遺伝子改変マウスの生物学的特長
 1.2 遺伝毒性発癌物質に対する遺伝子改変マウスの感受性
 1.3 遺伝毒性発癌物質に対する遺伝子改変マウスの癌原性評価の限界
 1.4 非遺伝毒性発癌物質に対する遺伝子改変マウスの癌原性評価の限界
2. 試験法の原理
3. 手順・操作方法
 3.1 4週間用量設定試験
 3.2 26週間反復投与試験
4. 結果・評価・考察
 4.1 結果、評価および考察のまとめ方
 4.2 遺伝子改変マウスの6ヶ月試験結果からの
    被験物質の癌原性予測における問題点
終わりに

◆ 第12章 生殖発生毒性試験について

はじめに
胎児培養法(WEC)について
1. 血清採取
2. 培養準備
 2.1 血清調整
 2.2 培養装置
 2.3 胚操作準備
3. 培養
4. 評価
5. 化学物質投与
今後の展開

◆ 第13章 バリデーションについて

1. バリデーションとは
2. バリデーションに必要な要素
 2.1 バリデーションマネージメントチーム
 2.2 参加施設
 2.3 コーディネーターおよびスポンサー
 2.4 計画および公式プロトコール
 2.5 SOP(標準操作手順書)
 2.6 プレバリデーション結果
 2.7 適切な被験物質(陽性対照を含む)の選択と既存の毒性情報
 2.8 バリデーションの基準
 2.9 規制受け入れ基準
3. 試験法の確立プロセス
 3.1 バリデーションの種類
 3.2 専門家による評価
4. バリデーションや評価の組織
5. 最後に

■末尾に用語集付き■

 

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