第1節 高分子加工における押出機の役割と成形用樹脂の流動性評価
1.押出機の役割とスクリュ−の種類
2.押出理論
2−1.固体輸送過程
2−2.溶融過程
2−3.溶融体輸送領域
3.ダイス
4.成形用樹脂の流動特性評価
4−1.メルトインデックス
4−2.キャピラリ−レオメ−タ−
4−3.コ−ン&プレ−トレオメ−タ−
4−4.ダイスウェル
第2節 押出成形用樹脂の粘度と混練分散との関わり
1.樹脂の粘度
1−1.せん断流れと伸長流れ
1−2.樹脂のせん断粘度と伸長粘度
1−3.粘度の温度および分子量依存性
2.混練分散における粘度の関わり
2−1.Grace curve
2−2.液滴破断と樹脂特性
2−3.Grace curveの問題点および液滴の合一
3.樹脂粘度を考慮した混練分散の事例
第3節 高分子溶融物の粘度と混合・混練・分散機構
1.運動量移動と粘度
2.せん断速度により変化する粘度
2−1.擬塑性流体
2−2.塑性流体
2−3.ダイラタント流体
2−4.流動曲線の数式表現
3.流動履歴により変化する粘度
4.粘弾性流体の粘度および伸張粘度
5.分散系の粘度− サスペンションおよびエマルションの粘度
5−1.剛体粒子分散系の粘度
5−2.エマルションの粘度
6.高分子溶融物の層流混合
6−1.層流せん断
6−2.伸張流
6−3.分配混合
7.分子拡散
7−1.分離のスケールと分離の強さ
7−2.成分間の濃度減少
第4節 押出機における押出し理論の概要とシミュレーション解析
1.押出機と押出し理論の概要
2.固体輸送ゾーン
2−1.理論式
2−2.計算例
3.流体輸送ゾーン
3−1.等温ニュートン流体
3−2.非等温非ニュートン流体
4.ポリマー溶融ゾーン
4−1.各種溶融理論
4−2.Tadmorモデル
4−3.Donovanモデル
4−4.Chungモデル
第5節 スクリュ内樹脂の溶融レオロジーの流動解析とスクリュ特性評価
1.CAEの活用
1−1.二次元スクリュ解析
1−2.三次元スクリュ解析
2.混練メカニズムの把握
3.混練の評価手法
4.スケールアップ手法
第6節 二軸押出機によるポリマーブレンド開発技術
1.ポリマーブレンドの分類と相容化技術
2.ポリマーブレンドの開発と反応押出技術
3.反応押出技術用装置の要求性能
4.反応押出技術によるポリマーブレンド製造の具体例
第1節は著作権の都合上、掲載しておりません
第2節は著作権の都合上、掲載しておりません
第3節 混練・分散に及ぼすフィラーの粒子形の影響と形状制御技術
1.混練・分散のメカニズム
2.フィラー分散に及ぼす粒子径の影響
3.バウンドポリマー
3−1.原料特性及び混練条件の影響
3−2.最高充填率
3−3.Crumbling現象
4.フィラー形状の制御
4−1.フィラーの合成
4−2.フィラーの粉砕・分級
5.フィラーの破損
5−1.繊維状フィラーの折損
5−2.フレーク状フィラーの破損
第4節 トライボロジーで操作するナノフィラーの分散技術
1.レオロジーとトライボロジー
2.多段臼円盤型連続混練押出機の構造
3.粒子の結合
4.ミクロ粒子とナノ粒子の相違点
5. 機械粉砕の限界
6.ナノ粉砕・ナノ分散
7.トライボミル/ナノ分散
8.トライボロジー固相剪断ナノ分散方法
第5節 フィラーの粒子径、表面特性による充填性・流動特性のコントロール
1.フィラー粒子の充填性表現法
1−1.空間率と充填率,見かけ密度
2.充填性に及ぼす粒度分布の影響
2−1.大小2成分混合粒子層の充填性に及ぼす混合分率の影響
2−2.多成分粒子層の充填性に及ぼす粒度分布の影響
2−3.充填性に及ぼす粒度分布の影響
3.充填性、流動性に及ぼす粒子表面特性の影響
3−1.フラクタル次元による粒子表面凹凸状態の定量化
3−2.流動性に及ぼす粒子表面凹凸状態の影響
3−3.粒子表面の疎水化処理
3−4.充填性に及ぼす粒子表面疎水化の影響
3−5.流動性に及ぼす粒子表面疎水化の影響
第6節 せん断流動、伸長流動分散技術と一次粒子スラリー分散技術
1.凝集粒子の破壊
2.均一分散装置
3.不均一分散装置
4.粒子破砕の比較
5.一次粒子スラリー分散技術
第7節 コンパウンド製造時の混練・分散効果と国内・海外における先端技術の今
1.各種コンパウンド配合に適した混練装置
2.特種コンパウンド配合と混練・分散法
3.国内外における最先端技術コンパウンド
第1節 混練機を用いたポリマーの混練メカニズムとVCMTの混練装置への応用
1.ポリマー混練のメカニズム
1−1.ロータによるせん断作用
1−2.ポリマー混練に及ぼすロータ形状・寸法の影響
2.新しいポリマー混練技術(VCMT)の開発と混練装置への応用
2−1.VCMT( Various Clearance Mixing Technology
)の概念
2−2.インターナルミキサーロータへの応用
2−3.連続式混練機への応用
2−4.2軸押出機への応用
第2節 同方向回転二軸押出機のスクリュ構成の最適化と混練条件の設定
1.同方向回転二軸押出機の装置概要と開発の歴史
1−1.高機能同方向回転二軸押出機の例
1−2.同方向回転二軸押出機の開発の歴史
2.同方向回転二軸押出機の混練要素について
2−1.スクリュの充満率
2−2.スクリュの圧力特性
2−3.温度計算
2−4.スクリュの混・練
2−5.押出機のシミュレーションの計算例
3.押出機の操作条件による混練条件
4.応用事例
4−1.パウダー状樹脂のスクリュ構成による押出量の比較
4−2.スクリュ構成を改良して、溶融粘度比が大きな樹脂同士の分散性改良
4−3.混練ゾーンとベントポートの距離が短いためベントアップする適用例
4−4.ベントインサートの改良によるベントアップ防止の実用例
4−5.液状添加剤と溶融樹脂のスクリュエレメントによる混合効果
4−6.高速回転・高トルク押出機のダイ部の設計
4−7.押出機シミュレーションソフトの活用
第3節 同方向二軸押出機における混練押出性能の向上
1.同方向二軸押出機の機械的特徴
1−1.機械構造
1−2.律則条件
1−3.運転特性
1−4.運転条件が能力,物性に与える影響
1−5.混練特性
1−6.律則条件の改善技術
2.同方向二軸押出機の最近の傾向
2−1.高トルク・高速型同方向二軸押出機
2−2.高トルク・高速化
2−3.高トルク・高速による成形特性
第4節 二軸押出機のスクリュ設計とフィラー混練技術
1.二軸スクリュ押出機の種類と構造
2.同方向回転型二軸スクリュ押出機のスクリュ設計
3.CAEによるスクリュ開発設計
4.フィラー混練技術
第5節 押出機におけるスクリュ形状の制御と性能向上
1.スクリュの種類と選定
2.スクリュの形状制御
3.ミキシング機構採用による効果例
第6節 二軸押出機における混練・脱揮・造粒技術の最適化
1.乾燥・脱揮プロセスの背景
2.乾燥・脱揮の基本的考え方
2−1.ポリマー溶液の気液平衡
2−2.ポリマー溶液および溶融ポリマーの粘弾性
2−3.ポリマー溶液中の揮発分の拡散
3.応用例